「謹製 山椒香る塩そば」を食べてみました。(2019年4月15日発売・東洋水産)
この商品は、スープの美味しさにこだわったマルちゃんの“謹製(きんせい)”シリーズの新商品ということで、透き通った上品な仕上がりの淡麗系スープにチキンやポークによって魚介の旨味を引き立て、さらにアクセントとして鶏油(チーユ)と山椒の華やかな風味を利かせたことで、あっさりとした見た目以上にコク深い味わいに仕上がった一杯“謹製 山椒香る塩そば”となっております。(税抜き205円)
ご覧の通り、パッケージには“謹製”といったシリーズ名らしい手の込んだ丁寧な仕上がりを思わせるシンプルながらも上品さが伝わってくる白を基調としたデザインがあしらわれていますね!
その特徴としては…煮干しやアサリ、昆布といった魚介系のダシを動物系の旨味によってコク深く際立たせたことで、魚介ならではの出汁の美味しさを十二分に堪能することができ、そこに華やかな風味として山椒ならではの香りがプラスされたことで、あっさりとした中にもしっかりと出汁の味わいを上品な風味とともに楽しむことのできる仕上がりのようです!
一方、こちらにはそういった今回の特徴である“華やかな山椒の風味を利かせた、コクのある淡麗塩ラーメン!”と記載され、塩スープだからこそ出汁の旨味をストレートに楽しむことができる一杯というわけですね!
また、こちらには魚介出汁をはじめ旨味が凝縮されたコク深い塩ベースの淡麗スープといった仕上がりイメージなんかも掲載されていて、このスープ表面に浮かぶ上質な脂からは鶏油らしいが風味が香り、さらに山椒による後味すっきりとしたことで、まさに「食べて“クセになる”淡麗系」といった“謹製”シリーズのコンセプト通りあっさりとした中にもコク深い味わいが楽しめるようです!
他にも特徴として…麺にはやや細めの角刃仕様による歯切れの良い油揚げ麺が採用され、コシの強いしっかりとした食べ応えなんかもあり、さらに“赤穂のましお”を使用したとのことで、塩にもこだわった一杯のようで、“謹製”の名にふさわしい心を込めて作られたような仕上がりには期待できそうです!
塩スープならではのキレのある口当たりのすぐ後からは、チキンなどによって魚介の出汁が引き立った味わいが想像以上にコク深く、透き通った淡麗スープの見た目以上に旨味溢れる味わいが楽しめる仕上がりとなり、鶏油・山椒の風味はあくまでほのかに香ることで上品さを思わせるクセになる一杯となっていました!
これは特に、あっさり系が好みの女性層はもちろん、出汁の利いたコク深い淡麗スープを気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
【追記】2019年10月7日には、“あっさり・すっきり”といったクセになる味わいをコンセプトにした“和”山椒の風味が香る上品な一杯“謹製 山椒香る塩焼そば”が発売となっています!詳細レビューについてはぜひこちらの記事もご覧ください!
謹製 山椒香る塩そば
今回ご紹介するカップ麺は、マルちゃんの“謹製”シリーズの新商品ということで、魚介の出汁をチキンやポークによってコク深く仕上げ、そこに別添された特製油を加えることで、鶏油と山椒による風味が香り立ち、あっさりとした中にもしっかりとした旨味や心地良い風味が楽しめる一杯“謹製 山椒香る塩そば”となっています。
ちなみにこの“謹製”シリーズとは、今までも“謹製 辛ダレ 鶏しお”や“謹製 鶏白湯ラーメン”なんかが発売されていたようで、シリーズとしてはかなり久しぶりの登場のようですね!
それでは、今回の“謹製 山椒香る塩そば”がどれほど出汁の旨味を表現しているのか?鶏油・山椒による上品な香りとの兼ね合いやコク深さなどなど…じっくりと確認していきたいと思います。
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り420kcal(めん・かやく314kcal / スープ106kcal)となっております。(塩分は6.4g)
あっさりとした仕上がりの割にカロリーは平均的といった数値のようで、塩分は若干高めにも感じられる数値となっています。
ちなみに1食当たり89g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープに占める割合がやや高めとなっているようなので、あっさりとした塩スープにもかかわらず魚介の出汁をチキンやポークでしっかりと引き立てるコク深い仕上がりを思わせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、植物油脂やチキンエキスをはじめ…
- 鶏脂
- 魚介エキス
- ポークエキス
- こんぶエキス
- 香辛料(こしょう、山椒)
といった、塩ベースのあっさりとしたスープの中に、魚介の出汁をチキンやポークによってコク深い味わいに引き立て、さらに山椒や鶏油による風味によって上品さに際立った仕上がりを想像させる材料が並びます。
JANコード 4901990363006 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、卵白)、添付調味料(植物油、チキンエキス、食塩、ゼラチン、鶏脂、魚介エキス、ポークエキス、こんぶエキス、酵母エキス、香辛料(こしょう、山椒))、かやく(味付鶏肉だんご、メンマ、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香料、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (89g) 当たり]
熱量 420kcal
めん・かやく: 314kcal
スープ: 106kcalたん白質 9.4g 脂質 21.7g 炭水化物 46.7g 食塩相当量 6.4g
めん・かやく: 1.7g
スープ: 4.7gビタミンB1 0.36mg ビタミンB2 0.39mg カルシウム 151mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“特製油”と記載された後入れ用の調味料が別添されています。
そして、具材には…
- 味付鶏肉だんご
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
この“味付鶏肉だんご”は、あっさりとした塩スープにもぴったりな具材と思われますが、やや数的には少ないようですね。。
また、麺はご覧の通りやや細めにも感じられる油揚げ麺が採用され、よーく見てみるとしっかりとした歯切れを思わせる角刃仕様のようです!
あっさりとした塩ベースのスープに、すすり心地の良い麺…これは後味すっきりとしたスープとともにすすった時に香る風味なんかも楽しめそうな一杯ですね!
ちなみに、この時点ですでに煮干しを思わせる魚介系の食欲そそる香りが確認できます!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。
そして出来上がりがこちら!
ほどよくお湯を吸い、旨味が凝縮されたかのような仕上がりとなり、まさにあっさりとした中にもしっかりとコク深い旨みを楽しめる一杯…といった印象の出来上がりです。
そして、ここに先ほどの特製油を注いでいきます!
ちなみにこの特製油は、完全に透き通ったさらっとした油となっていて、少量ではありますが、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう。
また、この特製油には鶏油や山椒による華やかな風味が含まれているとのことで、ほんのりと香り立つ仕上がりはまさに上品そのものといった印象のさりげない程度のものとなっています!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープ全体が馴染むと…塩スープらしい澄んだ淡麗系の仕上がりとなり、表面に浮かぶ上質な脂からは、魚介の出汁がチキンやポークによってしっかりと引き立ったコク深い味わいを思わせます!
また、鶏油と山椒を利かせたという特製油は、先ほどもお伝えした通りそこまで強烈な主張をしているわけではなく、あくまで上品に香ることで“謹製”シリーズにふさわしい手の込んだ仕上がりを思わせる絶妙なバランスとなっているようです!
食べてみた感想
一口食べてみると…塩スープらしいキレのある口当たりには、煮干しをはじめとする魚介の出汁がしっかりと感じられ、そのすぐ後からはチキンやポークによるコク深い旨みとなってじんわりと染みていきます!
そして、もちろん煮干しの旨味以外にもアサリならではの貝の出汁なんかもしっかりと感じられ、全体のバランスとしては特に何かに突出しているわけではないところがまた心地良くも物足りなさを感じさせない仕上がりと言えるのではないでしょうか?
そして、鶏油や山椒の風味がほのかに香ることで、あっさりとした中にも満足度の高い後味をじっくりと楽しむことができます!
麺について
麺は、ご覧の通りやや細めではありますが、角刃仕様による歯切れの良さが心地良く、これによってすすった時に香る鶏油や山椒の風味が引き立つというものです!
そんな麺には、今回煮干しをはじめとする魚介の出汁を動物系の旨味によってコク深く引き立てられた塩スープがよく絡み、一口ずつにあっさりとした中にもじんわりと染み渡るようなキレのある魚介の旨味とコク深い味わいが口いっぱいに広がっていき、後味にほんのりと香る鶏油・山椒が心地良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“味付鶏肉だんご”が入っていて、量はやや少ないものの…仕上がり自体は口に入れると溶けるほどに柔らかい仕上がりとなっていて、崩れていくのと同時に鶏肉ならではのあっさりとした旨味が滲み出てくる美味しい仕上がりとなっています!
そのため、今回のあっさりとした淡麗系の塩スープにもぴったりで、ほどよい旨味を引き立てているようにも感じられます!
また、こちらのメンマはやや小ぶりではありましたが…コリコリとした食感に仕上がったことで、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
他にも“ねぎ”といった塩スープにぴったりな具材も使用され、ちょうど良い薬味にも感じられる食感や爽やかさを楽しむことができます!
スープについて
スープは、この透明度の高い淡麗系スープの割に魚介の出汁がチキン・ポークによって引き立ち、それによって想像以上にコク深い厚みのある仕上がりとなっています!
というのも…このスープ表面に浮かぶ上質な脂からも伝わってくるように、塩スープならではのシャープな飲み口によって“くどさ”といった感じが一切ない油分がバランス良く煮干しなどの出汁に厚みを持たせ、それによって絶妙な味わいとなって“すっきりさ”と“コク深さ”を兼ね備えた淡麗スープを表現しているようです!
また、このスープには胡椒などの香辛料が味に締まりを加えることで口当たりに感じられるキレをさらに引き立て、後味すっきりとした飽きのこないクセになりそうなスープが特徴のようで、まさしく“謹製”シリーズのコンセプト通りの味わいとなり、ついついスープが止まらなくなります。。
また、魚介の旨味は…煮干し以外にもアサリや昆布といった出汁がしっかりと利き、特にアサリならではの貝出汁の旨味が心地良く、どの旨味も互いを引き立てるかのようなバランスによって、あっさりとした淡麗スープにもかかわらず物足りなさを感じさせないコク深い味わいが楽しめるのでしょう!
このように、今回の“謹製 山椒香る塩そば”は、後味すっきりとしたあっさり系の淡麗塩スープに仕上がり、旨味・出汁がしっかりと利いたじんわりと染みる味わいが表現されていたため、このままでも十分出汁の利いた味わいを楽しむことができますが、お好みによってはさらに胡椒を追加してメリハリをより際立たせても良いかもしれません!
まとめ
今回「謹製 山椒香る塩そば」を食べてみて、あっさりとした淡麗系の塩スープには…思っていた以上に煮干しやアサリなどの旨味・出汁が利き、その味わいを引き立てるかのようにチキンやポークがバランス良く上質な脂としてスープ表面に浮き、さらに後味良く鶏油や山椒の香りがプラスされたことで、上品にも感じられる“謹製”シリーズにふさわしいコク深い一杯となっていました!
この後味すっきりとしたスープに表現された満足度の高い旨味はクセになりますね!塩ベースのスープということもあって最後まで全く飽きの来ない味わいは、ついつい止まらなくなってしまうのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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