「琴平荘 中華そば塩味」を食べてみました。(2024年2月6日発売・東洋水産/ファミリーマート限定)
この商品は、山形県鶴岡市の名店“琴平荘(こんぴらそう)”の月曜から土曜まで提供されている人気メニュー“中華そば(塩)”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現したもので、チキンとポークエキスをベースに“焼あご”などの魚介出汁を品良く利かせたコクのある一杯、“琴平荘 中華そば塩味”となっております。(値段:税別297円)
ご覧の通り、パッケージには“琴平荘”、“中華そば塩味”といった店舗名や今回の商品名が記載され、元々ここ“琴平荘”は旅館だったんですが、宿泊客の少ない冬場の閑散期にラーメンを期間限定で提供(現在はラーメン一本)し、それが今では超人気行列店として知られ、カップ麺としても度々登場しているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
そして、ここ“琴平荘”では特に無化調を謳っているわけではありませんが、下記の通り素材の旨味を存分に活かした味わいが大変好評で、幅広い年代の方に好まれる人気行列店と言えるでしょう!
当店自慢の自家製麺は、健康への配慮のため、保存料などを一切使用せず、かん水は極力抑えております。また、特徴としては、「あっさり」か「こってり(油多め)」が選べる事です。むかし懐かしい鶏がらベースで、魚ダシが入った中華そばを、是非ご賞味下さい。また、薄口の方、麺の硬さにご希望がある方は、注文時にお気軽にお伝え下さい。
引用元:こだわりの味 | 琴平荘 〜中華そば処〜
一方こちらには、“鶏と焼あご等の旨味を利かせた、まろやかでコク深い塩味スープ!”と記載されているように、今回は看板メニューを再現した“中華そば処 琴平荘 中華そば(2022年11月8日リニューアル発売)”や限定メニューを再現した“中華そば処 琴平荘 味噌そば(2023年1月3日リニューアル発売)”に続く“中華そば(塩)”の味わいを再現したフレーバーということで、出汁染みる塩スープに鶏の旨味がコクを引き立てる上品な仕上がりに期待したいところ!
また、フタの背景全体には…実店舗で実際に使用されている“どんぶり”に出汁染みる淡麗系の塩スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…焼豚・ごま・メンマ・“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は東洋水産お馴染みの“生麺ゆでてうまいまま製法”によってつるっと滑らかで生麺さながらの中太麺が採用され、チキンとポークエキスをベースに“焼あご”などの魚介出汁をバランス良く合わせたコク深くキレの良い塩味のスープが絶妙にマッチし、まさに臨場感溢れる“中華そば(塩)”がカップ麺として気軽に楽しめるというわけです!
素材の旨味を品良く利かせた澄んだ塩スープには、“焼あご”などの魚介出汁を鶏の旨味がコク深く引き立て、あっさりしているんですが繊細な深みがあり、万人受けするかのような安定感のある味わいが印象的で、具材に使用された焼豚や“ごま”からも良い旨味が滲み出し、そこに生麺さながらの本格的な中太麺が食欲をしっかりと満たす満足度の高い一杯となっていました!
琴平荘 中華そば塩味
今回ご紹介するカップ麺は、毎年10月1日から翌年5月31日まで期間限定で営業する山形県鶴岡市の僻地にも関わらず行列を作る名店“琴平荘”の人気メニュー“中華そば(塩)”の味わいを再現したもので、チキンとポークエキスをベースに“焼あご”などの魚介出汁を品良く合わせたコク深くも後味すっきりとした味わいに仕上げ、そこに東洋水産お馴染みの“生麺ゆでてうまいまま製法”によるもっちりとした中太麺が絶妙にマッチした安定感のある一杯、“琴平荘 中華そば塩味”となっています。
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
ご覧の通りこちらには“山形県鶴岡市の名店”、“期間限定営業 営業期間10月1日〜5月31日”と記載されているように毎年期間限定でオープンし、そもそも山形県の僻地にも関わらず大行列を作る名店ということもあってカップ麺ながらも本格感のある味わいがじっくりと楽しめそうです!(“琴平荘”の塩味はカップ麺で初でしょうか?)
ちなみに“琴平荘”の創業は2002年(平成14年)で、元々は旅館を運営していたものの…冬季の閑散期に提供していたラーメンが数年で一気に全国から注目されることとなり、今では店主である“掛神 淳(かけがみ あつし)”氏によってメンマ・麺・チャーシューなど…海苔以外の全てを自家製で作り込んだ一杯を求めて時には100人以上の大行列も珍しくないという山形屈指の名店のようです!(“琴平荘”の暖簾分けもあるとのこと。)
※靴を脱いで大広間でラーメンをいただくという点も旅館ならでは。
また、元々旅館だったとは言え…今や「宅麺.com」の“お取り寄せラーメンオブザイヤー”でなんと2013年・2014年と2年連続して連続総合大賞を受賞し、2015年にはラーメン部門で大賞を授賞しているほど人気・実力を兼ね備えた人気ラーメン店であり、その後も毎年“醤油部門”や“塩部門”などで受賞しています!
一方で、“琴平荘”の“幻の中華そば”と呼ばれる看板メニュー“中華そば”をカップ麺に再現した詳細については、ぜひ下記の記事もご覧ください!
それでは、今回の“琴平荘 中華そば塩味”がどれほどチキンやポークエキスをベースに“焼あご”などの魚介出汁を合わせた染み渡る淡麗系の塩スープに仕上がっているのか?具材に使用された焼豚や“ごま”との兼ね合いはもちろん、なんと言っても“生麺ゆでてうまいまま製法”による食感滑らかな中太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り349kcal(めん・かやく297kcal / スープ52kcal)となっております。(塩分は6.8g)
カロリーは、チキンやポークエキスをベースに“焼あご”などの魚介出汁を利かせたコク深い仕上がりの割に塩味ということもあって低めの数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり114g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと52kcalとやはり後味すっきりとした塩味ならではのテイストで、素材の旨味を活かしたコク深い味わいをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、チキンエキスや食塩をはじめ…
- 鶏脂
- 植物油
- 魚介エキス
- 豚脂
- 魚醤(魚介類)
- 野菜エキス
- 香辛料
- 粉末さばぶし
- 粉末焼きあご
といった、チキンやポークエキスをベースに“焼あご”などの魚介出汁をバランス良く合わせたことによって出汁染みる塩味のスープが表現され、他にも魚介エキスや鯖節などを加えたことで素材の旨味を存分に活かした風味豊かな味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東洋水産株式会社 関東工場(群馬県)
また、麺の項目を見てみると…こちらも“こんにゃく”や大豆食物繊維、植物油脂といった生麺のようなつるっと滑らかな食感を思わせる材料が含まれているようです!
JANコード | 4901990376969 |
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原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、大豆食物繊維、植物油脂、乳糖)、添付調味料(チキンエキス、たん白加水分解物、食塩、鶏脂、植物油、魚介エキス、豚脂、砂糖、魚醤(魚介類)、酵母エキス、野菜エキス、香辛料、粉末さばぶし、粉末焼きあご)、かやく(焼豚、ごま、メンマ、ねぎ)/酒精、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、増粘多糖類、カラメル色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・魚醤(魚介類)を含む)
栄養成分表示 [1食 (114g) 当たり]
熱量 | 349kcal |
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たん白質 | 11.5g |
脂質 | 7.8g |
炭水化物 | 59.7g 糖質:56.8g 食物繊維:2.9g |
食塩相当量 | 6.8g めん・かやく: 2.1g スープ: 4.7g |
ビタミンB1 | 0.23mg |
ビタミンB2 | 0.31mg |
カルシウム | 148mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、“かやく”といった2つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの2パックとなっていて、特に液体スープは鶏や“焼あご”などの旨味を利かせた染み渡る塩スープということもあって、非上にサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温める程度で十分かと思われます!
また、麺はご覧の通りやや幅の広い中太仕様で、東洋水産の特許技術“生麺ゆでてうまいまま製法”による生麺のようなもっちり感やコシのある食感が表現されたことで、すすり心地の良さとともにしっかりとした食べ応えなんかも期待できそうです!
調理してみた
ではまず、先ほどの“かやく”を加えます。
そして、具材には…
- 焼豚
- ごま
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:410ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで、先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはほどよい弾力とコシが加わり、まだ液体スープを加える前の状態ではありますが、チキンやポークエキスをベースに“焼あご”などの魚介出汁をバランス良く合わせたことで、出汁染みる味わい深い塩スープに仕上がり、本格感のある中太麺とも相性良くマッチした上品な一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの液体スープを加えていきます!
すると…チキンやポークエキスの旨味に“かえし(塩ダレ)”を合わせた濃いめのスープがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!そして魚介出汁ならではの風味は比較的弱く、あっさりとした中にも物足りなさを感じさせないコクのある塩スープといった印象です!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…臭みのない動物系の旨味に魚介出汁をバランス良く合わせたコク深い塩スープで、非常にサラッとした仕上がりな上に脂などの油分は一切なく、まさにキレとコクが絶妙なバランスで再現されたことによって最後まで飽きの来ない“中華そば(塩)”の味わいが気軽に楽しめそうです!
また、透明度の高い淡麗系の塩スープということもあってストレートに素材の旨味が感じられ、チキンやポークエキスがコクをプラスし、どこをとっても飽きる要素がありませんから、万人受けするかのようなテイストに間違いなく、上品で優しい味わいといった印象の仕上がりとなっています!
食べてみた感想
一口食べてみると…高級料亭の出汁にも使用されているという“焼あご”の出汁をうまく活かした塩ベースの淡麗系スープには、荒々しいほどの出汁ではなく魚介エキスや鯖節なども加わったことで品良くまとまり、そこにチキンやポークエキスがコクをプラスし、厚みのある旨味に仕立て上げ、非常にあっさりとした味わいなんですが、奥行きのあるテイストによって物足りなさといった感じはなく、まさに鶏と“焼あご”の旨味を利かせたまろやかな塩スープといったところ!
ただ、繊細な味わいなだけあって上品さが際立っていたため、もう少ししっかりとした味を楽しみたいのであれば調理する際の熱湯を若干少なめにしても良いかもしれませんね!デフォルトだと容器底から混ぜながら食べ進め、後半になってようやく出汁染みるコク深いスープが堪能できますから、個人的にはもう少し存在感のある旨味を強調しても良かったような気はします!
とは言え、“焼あご”以外にも魚介エキスや鯖節が使用されたことで申し分のない美味しさが十分味わえるかと思われ、そもそも“焼あご”を含む魚介出汁に関しては上品にまとまり、決して荒々しさといった印象ではなく繊細で品のある味わいとなっており、そこに脂っこさのないチキンやポークエキスを合わせたことによって、コク深くも後味すっきりとした塩スープが楽しめることに間違いなく、幅広い層に好まれるフレーバーと言えるでしょう!
麺について
麺は、ご覧の通り東洋水産の独自製法によるもっちりとした弾力や滑らかな食感が印象的な生麺さながらの中太仕様で、すすり心地なんかも非常に良く、出汁染みる塩スープとの相性抜群な仕上がりとなっていて、密度感の高い重みによって食べ応えも抜群です!
そんな麺には、チキンやポークエキスをベースに“焼あご”をはじめ鯖節や魚介エキスなどの出汁を丁寧に利かせた塩味のスープがよく絡み、じんわりと染み渡るかのような魚介出汁の旨味が口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る出汁の風味や“ごま”の香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの焼豚が入っていて、薄めにカットされているものの、やや大きめな仕様で、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味がじゅわっと滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした中太麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマは使用されている数・サイズともに申し分なく、コリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けや素材本来の味わいなんかも感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントが加えられているようです!
さらにこちらの“ねぎ”は、様々な部位が大きめにカットされたことでシャキシャキとした食感に仕上がり、ちょうど良い薬味にもなったことで、今回の塩スープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、チキンやポークエキスをベースに“焼あご”をはじめ鯖節や魚介エキスなどの出汁をコク深く引き立て、“かえし(塩ダレ)”によるキリッとした口当たりが合わさったことで全体のバランスは非常に良く、あっさりとしていながらも深みやコクがあり、舌触り滑らかな味わいが印象的で、カップ麺で無化調とはいきませんが、素材の旨味を存分に活かした雰囲気ある仕上がりとなっています!
そして、チキンやポークエキスが利いているとは言っても、特に濃厚感を引き立てるものではなく、数種類使用された魚介出汁の旨味をコク深く引き立て、見た目としても透明度が高くサラッとしている割に思いのほか出汁染みる万人受けしそうなテイストとなっており、人によってはあっさりし過ぎ…と思われるかもしれませんが、これはこれで何度食べても飽きの来ないバランスの良さが好印象といったところで、まさに染み渡る出汁の旨味がたまらない…そんな名店“琴平荘”が手掛ける“中華そば(塩)”が気軽に楽しめることでしょう!
また、魚介出汁の旨味は上記のように品良く馴染んでいるんですが、魚介系の臭みや“えぐみ”などは一切なく、野菜の旨味エキスがさり気なく使用されているせいか…繊細さや品の良さが際立ち、食べはじめは若干塩気だけが際立って旨味が感じられないものの、しっかりと全体を馴染ませながら食べ進めていくことによって徐々に出汁の旨味も引き立っていき、後半になってちょうど良いかな?といったところでしたので、やはり調理時に使用する熱湯は若干少なめでも良いかと思われます!
後は、特別香辛料が利いているようには感じられませんでしたので、お好みによっては塩スープと相性の良いペッパー系の香辛料をちょい足ししてちょっとしたアクセントで味を調整してみても良いでしょう!
まとめ
今回「琴平荘 中華そば塩味」を食べてみて、山形県鶴岡市の期間限定でオープンする行列店“琴平荘”の人気メニュー“中華そば(塩)”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現した一杯には…チキンやポークエキスをベースに“焼あご”をはじめ鯖節や魚介エキスなど出汁の旨味をキリッとした“かえし(塩ダレ)”とバランス良く合わせ、そこに東洋水産お馴染みの“生麺ゆでてうまいまま製法”によるもっちりとした生麺さながらの中太麺が絶妙にマッチし、あっさりとした中にも物足りなさを感じさせない上品な淡麗塩スープが最後までじっくりと楽しめるコク深い一杯となっていました!
また、特に無化調を謳っているわけではありませんが、保存料などを使用せずに作られる名店の人気メニューをカップ麺に再現した一杯は、若干あっさりし過ぎているようにも感じられるものの、じっくりと味わってみると素材本来の美味しさがじんわりと染み渡り、この後味すっきりとしたキレの良さと動物系によるコクが相性良く馴染んだ味わいはクセになりますね!舌触り滑らかでまろやかでもあり、キリッとした口当たりが絶妙にマッチしていて特別変なクセもありませんから、幅広い層に好まれるフレーバーと言えるのではないでしょうか?
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