「ジンギスカン風焼そば」を食べてみました。(2019年5月27日発売・セコマ)
この商品は、北海道でお馴染みセイコーマートで取り扱うPB商品“セコマ”の新商品ということで、今回はなんとジンギスカンの味わいを再現したもので、ジンギスカンの風味や野菜の旨味を詰め込んだ豚脂ベースの醤油味といった北海道では馴染み深い“ジンギスカン”の味わいを表現した一杯“ジンギスカン風焼そば”となっております。(税込み128円)
ご覧の通り、パッケージには“北海道の味 成吉思汗風”といった文字とともに、今はほとんど見かけなくなってしまった“ジンギスカン鍋”が背景に大きくあしらわれ(昔はうちにもあって、“ジンギスカン”を食べるならこれでした。。)、“ジンギスカン風焼そば”といった文字がインパクトあり、全体的にオレンジを基調としたデザインとなっていますね!
…というのも、北海道で慣れ親しんだ“ジンギスカン”の味と言えば、羊肉ならではの若干クセのある肉の旨味・風味でもあるんですが、やはりこのベル食品の“成吉思汗(ジンギスカン)”のタレの味でもあるわけで、北海道在住の方からしてみるとどうしてもこのパッケージのオレンジをイメージしているのでは?と思えてしまうわけです!
※特にベル食品とのコラボ商品というわけでもないようです。
また、この“ジンギスカン”をテーマにしたフレーバーと言えば…ペヤングからも“ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば”といった商品も発売されていましたが、こちらは本物の羊肉を使用したことによる肉のクセをうまく表現した一杯でしたね!(“ジンギスカン風焼そば”といった商品名が同じのはたまたまでしょうか。。)
それが今回、羊肉ならではのクセはそこまで強調した仕上がりではなく、先ほどのジンギスカンならではのタレの味わいを思わせる焼そばソースに仕上がり、豚脂を利かせた醤油ベースのソースには野菜の旨味がたっぷりと使用され、さらにりんご果汁や香辛料といったアクセントや隠し味にも思える材料が合わさったことで、まるでジンギスカンを食べているかのような気分が楽しめる一杯というわけです!
一方、こちらには“北海道の工場でつくりました!”とさりげなくアピールされていて、商品として先を越された“ペヤング”に対してジンギスカンはあくまで北海道の郷土料理で、再現するならこの味!!と…改めて言い聞かせているようにも見えます。。
そして、こちらには旨味が詰まったジンギスカンならではの風味が香るソースがしっかりと絡む仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これによると具材にはキャベツ、味付挽肉といったシンプルな具材が使用されているようです!
ちなみにパッケージなどには特に羊肉使用といった文字は見当たらないため、やはり今回の一杯は“成吉思汗(ジンギスカン)のタレ”に重みを置いた味付けがされていると思われ、あくまでジンギスカンの風味として肉の香りがほんのりと表現されているのかもしれません!
他にも特徴として…麺はソースが絡みやすいように細麺仕様の油揚げ麺となっていて、すすった時に感じられるジンギスカンのタレ独特の香りが楽しめ、それによってまさにジンギスカンを食べているかのように感じさせる仕上がりというわけです!
また、“セコマ”のラインアップに追加とのことでしたので、特に期間限定の商品というわけではなく常に取り扱いされる商品のようです!
羊肉の良い意味での臭みはほとんどなく、むしろジンギスカンのタレの味わいがほんのり香ばしい風味とともにうまく再現されたことによって、まさにジンギスカンを食べているかのような風味・味わいが非常に心地良く…ここに本物のラム肉を加えて食べたくなるほどのリアルな仕上がりとなっていました!
これは特に、北海道でお馴染みの“ジンギスカン”の味わいをカップ焼そばとして気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
ジンギスカン風焼そば
今回ご紹介するカップ麺は、北海道ではお馴染みセイコーマートが扱うPB“セコマ”シリーズの新商品ということで、北海道の郷土料理のひとつ“ジンギスカン”ならではの風味や野菜の旨味を利かせた焼そばソースに仕上げ、ジンギスカンを食べているかのような臨場感溢れる味わいが表現された一杯“ジンギスカン風焼そば”となっています。
ちなみに先日ご紹介した同じく“セコマ”の人気商品のひとつ“山わさび塩ラーメン”の製造は明星食品でしたが、今回は東洋水産となっていて、取り扱いは当然セイコーマートとなっているため北海道以外では茨城・埼玉での店舗でも購入することができるのかもしれません!(その他では“セイコーマートオンライン”でも取り扱いされています。)
この“セコマ”のカップ麺をまとめた記事は、ぜひこちらもご覧ください!
それでは、今回の“ジンギスカン風焼そば”がどれほどの旨味を凝縮され、“ジンギスカン”の味わいをどのように表現しているのか?羊肉の香りや細麺との相性・バランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り515kcalとなっております。(塩分は4.6g)
カロリーは、カップ焼そば(汁なしカップ麺)の割に思ったほど高い数値ではないようで、塩分もまた同じくやや低めにも感じられる数値のようですね!
ちなみに1食当たり120g、麺の量は90gとのこと。
原材料について
では原材料も見てみます。
ソースには、“しょうゆ”や野菜エキスをはじめ…
- 豚脂
- 香味油脂
- りんご酢
- 香辛料
- ポークエキス
- りんご果汁
といった、ポークをベースに野菜の旨味を加え、さらにりんご果汁などのアクセントによってまるで“ジンギスカン”を食べているかのようなリアルな味わいを想像させる材料が並びます。
実際の“成吉思汗(ジンギスカン)のタレ”にも玉ねぎをはじめ香味野菜の旨味などがしっかりと使用されていますからね!そこに香辛料が加わったことでうまく味が締まり、ジンギスカン風の味わいが表現されているのでしょう!
また、パッケージにも記載されていたように今回の一杯は東洋水産が製造し、小樽市銭函にある北海道工場にて作られているようです!
原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、精製ラード、食塩、卵白)、添付調味料(しょうゆ、野菜エキス、砂糖、豚脂、発酵調味料、香味油脂、たん白加水分解物、りんご酢、香辛料、食塩、ポークエキス、酵母エキス、りんご果汁)、かやく(キャベツ、味付挽肉)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、香料、ビタミンB2、ビタミンB1(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
栄養成分表示 [1食 (120g) 当たり]
熱量 | 515kcal |
---|---|
たん白質 | 10.1g |
脂質 | 22.9g |
炭水化物 | 67.1g |
食塩相当量 | 4.6g |
ビタミンB1 | 0.39mg |
ビタミンB2 | 0.43mg |
カルシウム | 204mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体ソース、かやくといった2つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料など2パックとなっているんですが、液体ソースの方には何やら…豚脂を思わせる若干固まりとなった油分が確認できますね!
また、具材に使用されている味付挽肉が羊肉仕様なのかどうか…こちらも気になるところではあります。。
【追記】後日お問い合わせしたところ、使用されている挽肉は羊肉ではなく、鶏・豚を使用した挽肉とのことで、やはり羊肉の香りを主張した商品というよりも“ジンギスカン”を思わせる風味や、特にタレの味わいに際立った一杯のようです!
一方、麺はご覧の通り細麺仕様の油揚げ麺となっていて、原材料を確認してみると…“精製ラード”と記載されていたように、ラードを使用した油で揚げているのでしょうか?ラードによる香ばしい風味なんかにも期待したいところ!
調理してみた
ではまず、かやくを入れてみます。
かやくには、
- キャベツ
- 味付挽肉
が入っています。
熱湯を注ぎ3分待ちます。
そして出来上がりにしっかりと湯切りをしたところがこちら!
精製ラードでしょうか?ほんのりと香ばしい風味なんかも感じられ、細麺ながらもほどよい弾力が楽しめる“ジンギスカン”の味わいとともに思った以上にしっかりとした食べ応えが楽しめる一杯…といった印象の出来上がりです。
では、ここに先ほどの液体ソースを注いでいきいます!
すると…やはり豚脂のような油分なんかもしっかりと含まれていたようでしたので、調理中はフタの上でしっかりと温めておくと良いでしょう!
そして、この液体ソースを加えることで、“ジンギスカン”ならではの濃いめに仕上がった甘辛い風味が一気に広がっていき、羊肉のようなクセのある風味は一切感じられませんね!そのため、やはり今回の商品は羊肉の味=ジンギスカンの味というわけではなく、ジンギスカンのタレの味そのものを美味しく再現しているようです!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
ご覧の通り液体ソースの量そのものも多く、調理中にフタの上でしっかりと温めておいたおかげで細麺仕様の麺にもすんなりと濃いめに仕上がったソースが馴染んでいきます!
そしてソースが全体に馴染むと…風味はまさに“ジンギスカン”といった甘辛い香りが漂い、ほんのりと香ばしくもあり、野菜の旨味が利いた慣れ親しんだ味がうまく表現されているようにも感じられます!
ジンギスカンのタレの味って…さらっとした仕上がりではありますが、こういう甘辛く濃いめの味が特徴とも言え、これがまたご飯にも合うんですよね。。今回も追い飯してみても良いかもしれません!
また、見た目としてはそこまで濃いめな味わいを感じさせない色に仕上がってはいますが、“ジンギスカン”らしい食べ飽きないクセになる味がしっかりと伝わって来る風味がまた食欲そそりますね!
細かいことを言うと…そもそもジンギスカン鍋によって余分な脂が落ちるわけで、本来ジンギスカン自体そこまで脂っこいわけではないんですよね!(その旨味を吸った野菜がまた美味しかったりするわけですが。。)
食べてみた感想
一口食べてみると…香ばしさと甘辛く濃いめな味わいはまさに“ジンギスカン”を食べているかのように感じさせますね!“ジンギスカン”の風味と野菜の旨味を利かせたソースというのも納得です!
ちなみにペヤングの“北海道ジンギスカン風やきそば”と比べると…羊肉のクセがない分、今回の一杯の方が脂っこくもなく食べやすいのでは?と思います!
なるほど…本物の羊肉を使用したわけではなく、ジンギスカンのタレの方をうまく再現したことによって今回の一杯は臨場感溢れる仕上がりとなっているわけですね!これは…お好みの野菜を足したり、それこそジンギスカンそのものを食べたくなる味ですね。。
麺について
麺は、ご覧の通り細麺仕様の油揚げ麺となっていて、精製ラードによる香ばしさも後押ししたことによって“ジンギスカン”の風味をよりリアルに感じさせています!
そんな細麺には、“ジンギスカン”の風味や野菜の旨味を利かせた濃厚とも言える濃いめに仕上がったソースがよく絡み、一口ずつに甘辛く野菜などの旨味がしっかりと豚脂によって引き立った味わいが口いっぱいに広がっていき、油っこさのないすっきりとした後味が最後まで食べ飽きることなく楽しむことができるでしょう!
さらに、この細麺ならではのすすり心地によって“ジンギスカン”の風味が活かされたかのように食欲をかき立て、食べ進めていくに連れて本物のラム肉を追加していただきたくなりますね。。
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付挽肉が入っていて、挽肉らしくかなり小ぶりで、じっくりと噛んで味わってみると…こちらにもしっかりと“ジンギスカン”をイメージしたソースがしっかりと絡み、羊肉ではないせいか…クセのない肉の旨味が“ジンギスカン”らしい味わいとともに楽しめる美味しい具材となっています!
また、こちらのキャベツはシャキシャキとした食感が残る程度の仕上がりとなっていて、こういった野菜は“ジンギスカン”にもぴったりですからね!個人的には“もやし”なんかが欲しかったところではありますが…これによって今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
ソースについて
ソースは、先ほどもお伝えした通り豚脂をベースに醤油味の“ジンギスカン”をイメージさせる味わいに仕上がり、“ジンギスカン”ならではの風味、そして野菜の旨味をしっかりと利かせたことで臨場感溢れる北海道で慣れ親しんだ味が絶妙なバランスとなって仕上がっています!
そして油っこさも少なく、あくまで適度にというところがまた良いですね!もともと“ジンギスカン”はヘルシーさが特徴のひとつでもありますから、羊肉ならではのクセのある風味や油っこさのない“ジンギスカン”の味わいを再現した今回の一杯はなかなか的を射た仕上がりとも言えるでしょう!
また、風味には…“ジンギスカンのタレ”を思わせる甘辛く濃いめの味にもぴったりなスパイシーさや香味野菜の旨味が感じられ、それによって細麺ならではのすすり心地とともに箸が止まらなくなるような…そんなクセになる味が最後までじっくりと楽しめるのではないでしょうか?
このように、今回の“ジンギスカン風焼そば”は、甘辛く濃いめに仕上がり、香ばしさやスパイス感、そしてなにより香味野菜のなどの旨味なんかもバランス良く合わさったことによって油っこさのないリアルな“ジンギスカン”の味わいとなっていたため、後はお好みで“おろしにんにく”などを追加アレンジしてみても良いでしょう!
まとめ
今回「ジンギスカン風焼そば」を食べてみて、豚脂の旨味をベースに“ジンギスカン”の風味や野菜の旨味をぎっしりと詰め込み、“ジンギスカン”ならではの羊肉の良い意味での臭み・油分はないものの…それによって旨味溢れる仕上がりとなり、まさに“ジンギスカン”を食べているかのような美味しさが楽しめる一杯となっていました!
やはり“ジンギスカン”の味は羊肉の味というよりも…こういった慣れ親しんだタレの味の方がイメージにぴったりなのかもしれませんね!まさに他の野菜や追い飯したくなるような“ジンギスカン”ならではの味わいは最後までじっくりと楽しめるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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