「THE裏ご当地 札幌黒醤油ラーメン」を食べてみました。(2024年5月13日発売・エースコック)
この商品は、通のみぞ知る札幌の裏ご当地“黒醤油ラーメン”の味わいをカップ麺に再現したもので、その名も“The裏ご当地”シリーズとして展開、ポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油を利かせた黒い醤油スープに仕上げ、そこに角刃の太麺が相性良くマッチしたやみつき感のある一杯、“THE裏ご当地 札幌黒醤油ラーメン”となっております。(値段:税別271円)
ご覧の通り、パッケージには新シリーズ“The裏ご当地”のロゴが掲載され、ご当地の裏定番をカップ麺に再現するというコンセプトで商品展開していくものと思われます!ただ、札幌の黒醤油ラーメン、そして“たまり醤油”に黒マー油と来ればだいたい予想が付くんですが(恐らく“いそのかづお”です。)、個人的な意見としては“札幌の裏定番”と言って良いのか?若干疑問が残るところ…
一方こちらには“たまり醤油とニンニクの利いた味わい”と記載され、その背景には…ポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油を利かせた文字通り真っ黒な醤油スープに仕立て上げ、さらに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…焼豚・ねぎ・メンマが使用されているようです!
他にも特徴として…麺は角刃仕様の太めのフライ仕様で、もっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持ち、そこにポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油をバランス良く合わせたパンチのある醤油スープが相性良くマッチし、札幌の黒醤油ラーメンがボリューム感たっぷりと楽しめるというわけです!
“たまり醤油”や黒マー油(焦がしにんにく)を使用したことで濃い目でパンチのある仕上がりではありますが、見た目ほど濃厚というより後味すっきりとした印象もあり、別添されている調味油がちょうど良いラードによる脂感・コクをプラス、ただ…どうしてもちょっと濃いめの醤油スープに黒マー油を利かせた程度でインパクトに若干欠ける感じも否めなく、良く言えば万人受けするかのような安定感のある一杯となっていました!
THE裏ご当地 札幌黒醤油ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、通のみぞ知る“裏ご当地ラーメン”の味わいを再現する“The裏ご当地”として登場したもので、札幌の裏ご当地“黒醤油ラーメン”を再現、臭みのないポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油で濃い目・パンチのある味わいに仕上げ、そこにもっちりとした食感のフライ麺が食欲をしっかりと満たす後味すっきりとした一杯、“THE裏ご当地 札幌黒醤油ラーメン”となっています。
※売っている場所:今回はセイコーマートで購入
ご覧の通りフタの上に別添されていた調味料を剥がしてみると…“Theご当地”、“通のみぞ知る札幌の裏定番”など今回新たに登場したシリーズのロゴや特徴、商品名などが記載され、なんと言ってもポークの旨味をベースに“たまり醤油”と黒マー油を利かせた割とシンプルな構成ですから、幅広い層に好まれる味わいに期待できそうです!
ただ、札幌の裏定番と言われましても…最近は実に様々なジャンルのラーメンが混在しているのが現状で、正直“黒醤油ラーメン”が裏定番というのはピンと来ません…
そのため、第2弾・3弾…にはどういった地域のどういったフレーバーが登場するのか?非常に気になるところ!
それでは、今回の“THE裏ご当地 札幌黒醤油ラーメン”がどれほどポークの旨味に“たまり醤油”や黒マー油を利かせた色の濃い醤油味のスープに仕上がっているのか?食欲そそる“焦がしにんにく”やラードのコクとの兼ね合いはもちろん、なんと言っても角刃で切り出した太めのフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り389kcal(めん・かやく312kcal / スープ77kcal)となっております。(塩分は6.4g)
カロリーは、ポークの旨味やラードのコクなどを利かせた黒い醤油スープですが、実際には後味すっきりとしたパンチのあるテイストということもあって若干低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮すると若干高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり94g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと77kcalとやはりポークの旨味やラードのコクを利かせたことで濃厚とまではいかないものの、喉越しの良い優しい醤油スープで、素材の旨味をうまく活かしたパンチのある仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”や食塩をはじめ…
- 植物油脂
- 豚脂
- ポークエキス
- 香味油
- ポーク調味料
- オニオンペースト
- 香味調味料
- ガーリックパウダー
- オニオン調味料
- 粉末しょうゆ
- しょうゆ加工品
- ニボシパウダー
- 魚醤
- ジンジャーパウダー
といった、ポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油を利かせ、他にも香味野菜や香辛料で味を調えたことで真っ黒な見た目ながらも後味すっきり・コク深くも飽きの来ない安定感のある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:エースコック株式会社 東京工場(埼玉県)
JANコード 4901071404390 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(しょうゆ、食塩、植物油脂、豚脂、ポークエキス、香味油、ポーク調味料、でん粉、オニオンペースト、香味調味料、砂糖、ガーリックペースト、たん白加水分解物、胡椒、ガーリックパウダー、オニオン調味料、粉末しょうゆ、しょうゆ加工品、酵母エキス、ニボシパウダー、魚醤、ジンジャーパウダー)、かやく(焼豚、ねぎ、メンマ)/加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、酒精、香料、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(カンゾウ)、フラボノイド色素、微粒二酸化ケイ素、増粘多糖類、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (94g) 当たり]
熱量 389kcal たんぱく質 8.1g 脂質 14.9g 炭水化物 55.6g 食塩相当量 6.4g
(めん・かやく1.5g/スープ4.9g)ビタミンB1 0.53mg ビタミンB2 0.43mg カルシウム 274mg
開封してみた
フタを開けてみると、すでに具材などが入っていて、他には液体スープが入っていて、フタの上には“調味油”と記載された調味料が別添されています。
そしてこちらが今回使用されている調味料などの2パックとなっていて、特に液体スープにはポークをベースに“たまり醤油”などを凝縮されたことで若干“とろみ”が付いた仕様でしたので、調理中は調味油とともにフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、具材には…
- 焼豚
- ねぎ
- メンマ
が入っています。
さらに麺は、ご覧の通り角刃で切り出した太めのフライ麺(油揚げ麺)で、醤油や食塩でほんのり味付けされ、湯戻りする以前からすでにもっちりとした弾力とほどよいコシをイメージさせる食べ応え抜群な仕様となっています!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:460ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで先ほどまでの麺や具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはほどよい弾力とコシが加わり、まだ別添されている液体スープや調味油を加える前の状態ではありますが、ポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油などを利かせ、アクセントに香辛料を合わせたパンチのある味わいがじっくりと楽しめる風味豊かな一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの液体スープを加えていきます!
すると…黒醤油ラーメンというだけあって“たまり醤油”などを含む色の濃いスープがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、黒マー油に関してはこちらには含まれいないのでしょうか?思ったほど“焦がしにんにく”特有の風味は控えめといった状態です!
続いて調味油も加えていきます!
こちらも色は黒く、恐らくこちらに黒マー油が凝縮されているようで、ほんのりと“にんにく”の風味が広がっていきますが、肝心の焦がし風味に関してはやや弱いようです!とは言え、“にんにく”の風味もやや弱いので、お好みに合わせて“おろしにんにく”や“おろし生姜”などを加えてみても良いでしょう!
では、よーくかき混ぜてみます。
そして液体スープや調味油が全体に馴染むと…札幌黒醤油ラーメンということで色味は非常に黒く濃いめの仕上がりが印象的で、“とろみ”といった感じは一切なくサラッとしたテイストとなっており、やはりしっかりと混ぜ合わせても黒マー油の風味はそこまで強調しているわけではなく、シンプルながらも幅広い層に好まれる一杯と言えるでしょう!
ただ、公式ページには…「普遍的な人気を誇る“表”の有名ご当地ラーメンではなく、通のみぞ知る“裏ご当地ラーメン”に着目」と記載されていた通り、看板メニュー“札幌ブラック”を提供する人気店“いそのかづお”の営業時間は22:00〜6:00ですから…そういった意味では通のみぞ知るというのも納得です!裏定番は若干微妙ですが…
また、具材に使用された焼豚からも良い旨味が滲み出しているようにも感じられたため、液体スープや調味油なども全体に馴染ませるように容器底から混ぜながらいただくと良さそうです!そしてそもそも“たまり醤油”や黒マー油を利かせた後味の良いテイストなので、最後まで飽きることもなく、パンチのある味わいがボリューム感たっぷりと楽しめそうです!
食べてみた感想
一口食べてみると…“たまり醤油”を使用したコク深い醤油スープではありますが、思ったより後味さっぱりとした印象で、濃厚というよりも素材の旨味をうまく活かした万人受けしそうな仕上がりで、ベースとなるポークの旨味や調味油に含まれるラードのコクがしっかりと下支えしたことによって物足りなさといった感じも一切ありません!
ただ、黒マー油がガツンと利いているわけではないので、飲んだシメにもちょうど良い醤油スープは若干インパクトに欠けるフレーバーとも言え、やはりお好みで味を若干調整した方が美味しくいただけるかと思われます!ただ、調味油に含まれるラードのコクが調理感を引き立てていたので、単純にあっさりしているわけではない点が好印象といったところ!
そのため、多少“にんにく”が利いたパンチのあるテイストではありますが、そこまで真新しさはなく、特に濃厚・こってり系のスープというわけでもありませんので、ポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油をバランス良く利かせ、さり気なく煮干しなどの魚介を利かせたことで繊細ながらも定番の味わいが楽しめることでしょう!
麺について
麺は、ご覧の通り角刃で太めのフライ仕様で、もっちりとした弾力やほどよいコシを兼ね備え、ほんのり味付けされたボリューム感のある仕上がりとなっていて、麺量70gと食べ応えに関しても申し分ありません!
そんな麺には…ポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油などをバランス良く利かせ、香辛料で味を調えた真っ黒な醤油スープがよく絡み、後味すっきりとした中にもポークやラードのコク、黒マー油らしい“にんにく”の旨味などが口いっぱいに広がっていき、食欲そそる“焦がしにんにく”の風味やフライ麺特有の香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの焼豚が入っていて、やや小さくカットされていて若干チープな感じもしますが、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味がじゅわっと滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした太麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマは、細長くカットされていて若干小ぶりですが、コリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けはもちろん素材本来の味わいなんかも感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、やや小さめにカットされたことでシャキシャキ感こそありませんが…ちょうど良い薬味になったことで今回の黒醤油スープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!とは言え、具材に関してはそこまで期待しない方が良いかもしれません!
スープについて
スープは、ポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油を利かせたことによって真っ黒な見た目ですが、想像よりも意外と優しいテイストで黒マー油も若干控えめなので非常に飲みやすく、飲んだシメにもぴったりな煮干しなどの魚介系もさり気なく使用しており、思いのほか万人受けするとも言える黒醤油スープといった印象が強く、安定感のある味わいが最後までじっくりと楽しめることと思われます!
そして、別添されている調味油に含まれる黒マー油やラードのコクがちょうど良い脂感を引き立てているようで、見た目のインパクトよりも安定感のある味わいでしたので、この辺りに関しては別途“おろしにんにく”や“おろし生姜”辺りで味を調整してみると良いでしょう!特に今回のフレーバーは香味野菜がイマイチでしたので、その辺で賛否分かれるかもしれません!
また、“たまり醤油”に関しては濃厚な旨味や濃い目の色合いなどが際立っていてバランス良く馴染み、醤油本来の美味しさなんかも感じられることと思われます!ただ、黒マー油の利かせ具合が丁寧だったので、万人受けするものの…特徴のないフレーバーに感じられる方もいらっしゃるかもしれません!…なので、決して“まずい”わけではないんですが、もう少し個性というか良い意味でのクセを出してほしかったですね!
まとめ
今回「THE裏ご当地 札幌黒醤油ラーメン」を食べてみて、通のみぞ知る“裏ご当地ラーメン”の味わいをコンセプトにした新シリーズ“THE裏ご当地”第1弾として登場した一杯には…札幌の黒醤油ラーメンをカップ麺に再現、ポークをベースに“たまり醤油”や黒マー油を利かせたパンチのある醤油スープに仕上げ、真っ黒な見た目とは裏腹に意外にも優しい味わいが印象的で、さり気なく使用した煮干しなどの魚介系が繊細な旨味をプラス、そこにもっちりとした弾力の太麺が食欲をしっかりと満たす食べ応え抜群な一杯となっていました!
また、麺に関しても今回のテイストに合うようにほどよく味付けが施され、もっちりとした弾力とほどよいコシ併せ持ち、特に黒マー油ならではの“焦がしにんにく”が品良くまとまり過ぎているように感じられましたので、お好みによっては“おろしにんにく”や“おろし生姜”で味を調整してみると、より一層満足度高く楽しめるのではないでしょうか?
この記事を読んだあなたにおすすめ!