「沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン」を食べてみました。(2024年5月20日発売・東洋水産)
この商品は、一点の特徴を際立たせたことでハマる美味しさ・ご当地の味わいをコンセプトにした新ブランド“沼る(ぬまる)”第3弾として登場したもので、ポークとチキンの旨味を利かせた醤油スープに仕上げ、“京都背脂醤油”らしく“背脂”を豊富に使用したことによって沼る美味しさがレギュラーサイズといったちょうど良いボリュームで楽しむことができ、そこに食べ応えのある太めのフライ麺が絡む“背脂”に特化した一杯、“沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン”となっております。(値段:税別160円)
ご覧の通りパッケージには、“沼(ぬま)るセアブラ”といった今回のシリーズ名や商品名が大きく掲載され、コンセプトとしては上記の通り一点の特徴を際立たせたハマる美味しさのご当地タテ型カップ麺ということで、第3弾として登場したのがこの“沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン“となっており、今回は“唐辛子”を強く利かせた沼る一杯、“沼るトウガラシ 宮崎風辛麺”も同時発売されています!
一方こちら容器側面には…“背脂のやみつきになる味わいが沼級に美味しい”と記載されているように、このシリーズは素材の旨味をとことん追求したご当地カップ麺とのことで、東洋水産には他にもそういったシリーズがあったと思うんですが…改めて新ブランド“沼る”として2品同時発売、そして具材としての“背脂”を豊富に使用した“京都風背脂醤油ラーメン”は、ポークやチキンをベースに別添されている特製油を加えることでコクのある旨味が引き立っているようで、どれほど“背脂”が突出しているのか?非常に気になるところ!
また、こちらにはポークやチキンの旨味をベースにした醤油スープに別添されている特製油で旨味・コクをプラスし、各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…背脂加工品・“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は上記の通り食べ応えのある太めの仕様となっていて、それによってポークやチキンの旨味をベースにした醤油スープに特製油を加えることで旨味やコクが際立ち、さらに具材に使用された“背脂”が相性良くマッチし、素材に特化した味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
ポークやチキンの旨味をベースにした醤油スープに特製油でコクを引き立て、“京都背脂醤油ラーメン”らしくたっぷりと“背脂”を使用したことで…確かに素材本来のまろやかさなんかも滲み出す仕上がりとなっているんですが、スープは動物系の旨味を合わせた非常にシンプルなテイストで、そもそも“背脂”で沼るほどのものではなく、単純に“京都背脂醤油ラーメン”の再現カップ麺に“背脂”を具材として豊富に使用しただけのフレーバーであり、第3弾にしてすでにネタが尽きた感のある一杯となっていました!
沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、“一点の特徴を立たせたハマる美味しさのご当地縦型カップ麺”をコンセプトにした“沼(ぬま)る”シリーズ第3弾として登場したもので、ポークやチキンの旨味をベースにした醤油スープに別添されている特製油を加えることでコクのある旨味が際立ち、沼る“背脂”の美味しさということでクセになる味わいかと思いきや…安定感のあるスープに仕上がり、そこに食べ応えのある太めのフライ麺が絶妙にマッチした“背脂”引き立つ一杯、“沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン”となっています。
※売っている場所:今回はヨドバシの通販で購入
ちなみに第1弾・2弾としては以下の商品が発売されています!
- 沼るニンニク 熊本風とんこつラーメン(2023年5月29日発売)
- 沼るニボシ 青森風煮干し醤油ラーメン(2023年5月29日発売)
- 沼るコショウ 長崎風ちゃんぽん(2024年2月12日発売)
- 沼るタマネギ 八王子風醤油ラーメン(2024年2月12日発売)
ご覧の通りフタの上に別添されている調味料を剥がしてみると…こちらには仕上がりイメージが掲載されていないものの、容器側面と同じく明るめの黄褐色を基調に“沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン”といった今回の商品名やシリーズロゴなどがシンプルに配置され、背脂に拘った沼る味わいに期待できそうです!
一方こちらには“京都風背脂醤油ラーメン”と記載されており、この“京都背脂醤油ラーメン”というのは基本的に動物系の旨味を利かせた王道とも言える醤油スープなんですが、具材として“背脂”を豊富に使用されている点が特徴で、沼る“セアブラ”の美味しさというのも…そもそも具材として表現されていますから、“背脂”の旨味をがっつり利かせたフレーバーではなさそうです!
それでは、今回の“沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン”がどれほどポークやチキンの旨味を利かせた醤油スープに仕上がっているのか?具材に使用されたたっぷりの“背脂”との兼ね合いはもちろん、なんと言っても食べ応えのある太めのフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り325kcal(めん・かやく245kcal / スープ80kcal)となっております。(塩分は4.1g)
カロリーは、後味すっきりとした“京都風背脂醤油ラーメン”・レギュラーサイズということもあって低めな数値のようで、塩分も同じく低めな数値となっています。
ちなみに1食当たり70g、麺の量は52gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと80kcalとレギュラーサイズとは言えそこまで低い数値ではなく、ポークやチキンの旨味を利かせた醤油スープに背脂を加えたことでコク深さが際立ち、最後まで飽きの来ない仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、植物油や“しょうゆ”をはじめ…
- 豚脂
- 食塩
- ポークエキス
- チキンエキス
- 香辛料
といった、ポークやチキンをベースにした醤油スープに別添されている特製油を加えることでコクのある旨味が引き立ち、そこにたっぷりと“背脂”を使用、それによって“京都風背脂醤油ラーメン”といったコク深くも後味さっぱりしていて、“背脂”の美味しさを活かした飽きの来ない味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:株式会社酒悦 房総工場(千葉県)
JANコード 4901990377935 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白)、添付調味料(植物油、しょうゆ、豚脂、食塩、ポークエキス、乳糖、チキンエキス、砂糖、香辛料、たん白加水分解物、発酵調味料)、かやく(背脂加工品、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、カラメル色素、増粘多糖類、かんすい、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (70g) 当たり]
熱量 325kcal
めん・かやく:245kcal
スープ:80kcalたんぱく質 7.4g 脂質 15.4g 炭水化物 39.2g 食塩相当量 4.1g
めん・かやく: 0.9g
スープ: 3.2gビタミンB1 0.33mg ビタミンB2 0.29mg カルシウム 119mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“特製油”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみた感じからすると…コクのある旨味を引き立てる油分らしく非常にサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温める程度で良いでしょう!
そして具材には…
- 背脂加工品
- ねぎ
が入っています。
さらに、麺は特別味付けされているわけではありませんが、食べ応えのある太めのフライ麺が採用されていて、湯戻りする以前からすでにもっちりとした弾力とほどよいコシを兼ね備えたことでしっかりとした食感を表現、麺量52gながらも物足りなさを感じさせない食べ応えなんかも楽しめそうです!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:330ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に太めのフライ麺にはほどよい弾力やコシが加わり、まだ別添されている特製油を加える前の状態ではありますが…ポークやチキンの旨味を利かせた“京都背脂醤油ラーメン”ならではのスープに具材として“背脂”を豊富に使用したコク深く甘みのある一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの特製油を加えていきます!
すると…ほぼ無色透明な油分が出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!こちらは特にクセのある風味などは感じられませんが、恐らく調理感のある旨味を引き立てるものと思われます!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…後味すっきりとした“京都背脂醤油ラーメン”らしく非常にサラッとした深みのあるテイストで、具材に使用した“背脂”が沼る美味しさというだけあって素材本来のコクや甘みが広がっていき、スープ表面には動物系の旨味エキスが浮かび、“ご当地ラーメン”の特徴を活かした安定感のある一杯といったところ!
そして別添されている特製油を加えることでさらに旨味・コクが増し、キリッとした“かえし(醤油ダレ)”がちょうど良いメリハリをプラス、さらに具材に使用された“背脂”からも良い旨味が滲み出し、食べ進めていくに連れて満足度が増していく…そんな安定感のある仕上がりのようです!ただ、“京都背脂醤油ラーメン”には“背脂”が必須ですから、無理に理由を付けた感が否めません…
食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…まずポークやチキンの旨味やコクが利いた深みのある醤油スープが広がっていき、シンプルな構成なんですが、素材の美味しさをうまく活かしたことで幅広い層に好まれる仕上がりで、具材として使用された“背脂”からコク・甘みがプラスされ、“背脂”で沼るというよりも単純に“京都背脂醤油ラーメン”を再現した一杯に感じられます!
そのため、商品名やパッケージのイメージに期待していただくと…腑に落ちないもしれませんね!正直“背脂”も驚くほどの量でもありませんし、ポークやチキンをベースにした定番とも言える醤油スープに各種具材を添えているだけなので中途半端な印象が強く、個人的にはどうしても“背脂”で“沼る”というのがしっくり来ません…
また、ポークやチキンの旨味に背脂のコクが加わっていてキレも良いんですが、お好みによってはペッパー系の香辛料で味を調整してみても良いかもしれません!というのもデフォルトで甘すぎるわけではありませんが、背脂を引き立たせるためにももう少しキリッとしたアクセントがあった方が全体のバランスが良いような感じもあり、食べ進めていくのと同時に満足度も増していくものと思われます!
麺について
麺は、ご覧の通り食べ応えのある太めのフライ仕様で、もっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持ち、麺量52gと若干少なめではありますが、食べた感のある仕上がりとなっていて、正直…量産型の素っ気ない麺といった印象です!
そんな麺には、ポークやチキンの旨味をベースに背脂を加えたコク深くもキリッとした醤油スープがよく絡み、醤油の旨味や“背脂”ならではのコクなどが口いっぱいに広がっていき、芳醇とも言える醤油の風味やフライ麺特有の香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“背脂加工品”が使用されていて、粒は大小マチマチですが…豊富に使用されたことによって醤油スープにほどよいコクをプラスしているため、しっかりと混ぜながらいただくと良いでしょう!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、細かくカットされたことでシャキシャキ感こそありませんが、ちょうど良い薬味となったことで今回の醤油スープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、ポークやチキンをベースに別添されている特製油を加えることによってコクのある旨味が際立ち、“沼る”というか…“京都背脂醤油ラーメン”に欠かせない“背脂”を豊富に使用したテイストとなっており、言ってしまえばメリハリの付いた“京都背脂醤油ラーメン”をカップ麺に再現しただけで、デフォルトでも十分な美味しさが感じられるかと思われます!
そのため、沼る美味しさとは言え…“背脂”だけが際立っているわけではなく、やはりベースは素材の旨味を活かした“京都背脂醤油ラーメン”ならではのコク深くも後味すっきりとした醤油スープで、特に“沼るセアブラ”というほどのものではなく、個人的には第1弾・2弾に登場したフレーバーと同様にそこまでのインパクトはありません!
とは言え、食べ進めていくに連れて具材に使用された“背脂”がコクを引き立て、喉越しの良い醤油スープで、決して脂っこさや“くどさ”のある仕様というわけではなく、“かえし(醤油ダレ)”そのものもキレの良さを引き立てていますから、想像よりも繊細な味わいが印象的なテイストとなっています!ただ、どうしても“背脂”を強調したフレーバーとしては普通過ぎて残念です…
まとめ
今回「沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン」を食べてみて、“一点の特徴を立たせたハマる美味しさのご当地縦型カップ麺”をコンセプトとして新たに登場した“沼(ぬま)る”第3弾の一杯には…ポークやチキンをベースにした醤油スープに別添されている特製油がコクのある旨味を引き立て、具材に使用された“背脂”がまろやかさをプラス、そこに食べ応えのある太めのフライ麺が絶妙にマッチした喉越しの良い一杯となっていました!
ただ、“背脂”が欠かせない“京都背脂醤油ラーメン”なので、“沼るセアブラ”とは言ってもイメージ通りの仕上がりで、正直期待していたほどのものではなく、こじつけた一杯でしたので、もし続編が登場するならもう少しひと工夫加えたフレーバーに期待したいところではないでしょうか?
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