「日清の辛(から)どん兵衛 特盛きつねうどん」を食べてみました。(2024年6月3日発売・日清食品)
この商品は、豚の旨味に醤油を合わせ、複数の魚粉と唐辛子をブレンドした“特製辛鰹粉(とくせいからかつおこ)”で仕上げることによって後引く旨味・辛さが際立ち、そこにシリーズらしい太くもっちりとした“うどん”が絡むことで旨辛な味わいがじっくりと楽しめる一杯、“日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん”となっております。(値段:税別285円)
ご覧の通りパッケージには炎のイラストを基調に“特製辛鰹粉入り”といった文言や大きな“おあげ”の上に盛り付けられた“特製辛鰹粉”のイメージ写真が掲載されていて、特にこの魚粉には宗太鰹・鰹・鯖が含まれているようで、メーカーらしいというか何というか…とにかく豚の旨味や魚介出汁を活かした旨辛なフレーバーに間違いありません!
一方こちらには、“かつお×豚 コク旨だし”といった文言が記載され、その背景には豚の旨味に醤油を合わせ、別添されている“特製辛鰹粉”で仕上げたパンチのあるスープが太い“うどん”に絡むリフト写真が印象的で、具材には…“ふっくらジューシィ”な“おあげ”のみ使用されています!…というかパッケージの“辛”という文字や“特製辛鰹粉”の盛り付け方を見るとどうしてもあのカップ麺をイメージしてしまいます…(ちなみに辛さは5段階中「4」です。)
他にも特徴として…麺は上記の通りつるっと滑らかな食感やもっちりとした弾力を合わせ持つ太い“うどん”が採用されており、豚の旨味に醤油を合わせ、“特製辛鰹粉”で仕上げることによってクセになる旨辛なアクセントが際立ち、まさに後引く旨味・辛さが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
複数の魚粉に加え豚の旨味が利いた醤油ベースのスープは、イメージ通り染み渡る出汁感とコク、そして後引く辛さがクセになるキレの良い仕上がりで、具材に使用された“おあげ”から滲み出す甘みが若干気になるところではありますが、シリーズらしいつるっと滑らかな食感やもっちりとした弾力の太い“うどん”が相性良く馴染み、素材の旨味を存分に活かしたやみつき感のある一杯となっていました!
日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん
今回ご紹介するカップ麺は、お馴染み“日清のどん兵衛”シリーズの新商品ということで、豚の旨味に醤油を合わせ、別添されている“特製辛鰹粉”で仕上げることによって魚粉の旨味やガツンとしたアクセントが際立ち、そこにもっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持ったシリーズらしい“うどん”が相性良く馴染んだことで最後まで飽きの来ない旨辛な味わいがじっくりと楽しめる一杯、“日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん”となっています。
※売っている場所:今回はセイコーマートで購入
ちなみにこの“日清のどん兵衛”とは…1976年の発売以来、超人気のロングセラー商品として幅広い層に愛され続けている“和風カップ麺”のトップブランドです!
というか…通常の“日清のどん兵衛 きつねうどん”には豚の旨味が使用されていないのに対し、今回の“日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん”には豚の旨味を使用し、さらに複数の魚粉を唐辛子とブレンドした“特製辛鰹粉”を盛り付けていますから、それぞれの名称は異なるものの、あの人気の激辛カップ麺をここまでオマージュして良いものなのか個人的には微妙です…(いや、何度見てもこのフォルムはダメだと思う…)
また、この“日清のどん兵衛”シリーズの“どんぶり型”としては、以前ご紹介した“日清のどん兵衛 琉球そば(2024年4月22日発売)”や“日清のどん兵衛 重ねわさびが香る鶏塩うどん(2024年5月27日発売)”以来の新フレーバーとなっており、最近では2023年11月20日に同時発売された“日清のどん兵衛 スンドゥブチゲうどん”や“日清のどん兵衛 ソルロンタン風うどん”といった一風変わったフレーバーも登場しています!
※改めて見てみると…“日清のどん兵衛”シリーズはほとんどが“うどん”のようですね。
それでは、今回の“日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん”がどれほど豚の旨味に醤油を合わせたコクのあるスープに仕上がっているのか?具材に使用された“おあげ”や別添されている“特製辛鰹粉”との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもシリーズらしいもっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持った“うどん”との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り601kcal(めん・かやく507kcal / スープ94kcal)となっております。(塩分は6.7g)
カロリーは、特盛仕様・豚の旨味を利かせた醤油ベースの“辛うま”なスープらしく割と高めな数値のようで、塩分も同じくこのボリュームを考慮すると高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり136g、麺の量は96gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと94kcalとやはり高めの数値を占めているため、豚の旨味を活かしたコクのあるテイストながらも別添されている“特製辛鰹粉”を加えることで魚粉の旨味や後引く辛さが引き立つ“辛うま”な仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、植物油脂や“しょうゆ”をはじめ…
- 食塩
- ポークエキス
- 香辛料
- 魚粉(そうだかつお、かつお、さば)
といった、豚の旨味を醤油と合わせ、別添されている“特製辛鰹粉”を少しずつ溶かすことで刺激的な辛さと染み渡る魚粉の旨味が引き立ち、物足りなさを感じさせないコクや食欲そそるアクセントが利いたパンチのある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:日清食品株式会社 静岡工場(静岡県)
JANコード 4902105283547 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、こんぶエキス、大豆食物繊維、糖類)、スープ(植物油脂、しょうゆ、食塩、ポークエキス、糖類、香辛料、魚粉(そうだかつお、かつお、さば)、でん粉)、かやく(味付油揚げ)/加工でん粉、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、ソルビトール、炭酸Ca、リン酸塩(Na)、酒精、香料、カロチノイド色素、酸味料、pH調整剤、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、乳化剤、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、チャ抽出物、(一部に小麦・乳成分・さば・大豆・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (136g) 当たり]
熱量 601kcal
めん・かやく: 507kcal
スープ: 94kcalたんぱく質 12.2g 脂質 29.4g 炭水化物 72.0g 食塩相当量 6.7g
めん・かやく: 2.8g
スープ: 3.9gビタミンB1 0.27mg ビタミンB2 0.37mg カルシウム 253mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、“特製辛鰹粉”といった2種類の調味料などが入っています。
そしてこちらが今回使用されている調味料などの2パックとなっていて、特に液体スープは非常にサラッとした状態でしたが、豚の旨味も含んでいるため、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、具材には…シンプルに“ふっくらジューシィ”で大きな“おあげ”のみがすでに入っています。
さらに麺は、ご覧の通り厚みもあり幅広ないつも通りの太い“うどん”が採用されており、湯戻りする以前からすでにもっちりとした弾力やつるっと滑らかな食感を思わせる仕様となっています!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:490ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの“うどん”や“おあげ”がふっくらとした仕上がりとなり、特に“うどん”にはもっちりとした弾力やほどよいコシが加わり、まだ別添されている液体スープや“特製辛鰹粉”を加える前の状態ではありますが、豚の旨味に醤油を利かせ、複数の魚粉や唐辛子を加えることで後引く旨味・辛さが際立ち、まさに辛くて美味いやみつき感のある一杯…といった印象の出来上がりです。
そしてここに液体スープを加えていきます!
すると…豚の旨味に醤油を合わせ、香辛料なんかも含まれた若干“とろみ”のあるスープがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、特にクセのある風味などはありません!
では、よーくかき混ぜてみます。
そして最後に別添されていた“特製辛鰹粉”を中央に盛り付けて完成です!
ご覧の通り色味は“日清の辛(から)どん兵衛”ということで赤みが強く、サラッとしたテイストに豚のコクが相性良く溶け込んだことで魚粉の旨味も引き立ち、唐辛子特有の辛さと染み渡る魚粉の風味がちょうど良いアクセントとなって最後までじっくりと堪能できそうです!
…というか“日清のどん兵衛”シリーズは出汁に定評あるんですが、豚の旨味を加えたことでひと味違ったスープに仕上がり、そこに“特製辛鰹粉”を加えたことでパンチのある味わいを表現、もはや“つゆ”というよりもスープといった印象で、多くの方が毎年恒例のカップ麺をイメージするのではないでしょうか?
食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…やはり豚の旨味が加わったことで雰囲気はもはや豚骨魚介といった様子で、“特製辛鰹粉”が溶け出すことによって後引く旨味と辛さが際立ち、スープには“とろみ”こそ付いていませんが、特に物足りなさといった感じは一切なく、辛さレベルも5段階中「4」なので激辛というより食欲そそるちょうど良いアクセントといったところ!
そしてこの液体スープと“特製辛鰹粉”で後味すっきりとした“辛うま”な味わいを表現し、複数の魚粉がじんわりと染み渡る出汁感を引き立て、荒々しいほどの魚粉の旨味がたまらなく…たっぷりの唐辛子とも相性良くマッチしているようで、思っていた以上にコクやメリハリが加わった満足度の高い一杯と言えるでしょう!
そのため、これまでの和風出汁を活かした“日清のどん兵衛”シリーズとしては若干趣の異なるスープではありますが、豚の旨味・“特製辛鰹粉”を合わせたことによって激辛カップ麺で人気のあの味を再現しているようにも感じられます!なので、若干甘みのある“おあげ”から滲み出す甘みはちょっと邪魔ですね…(代わりにチャーシューを使用したら、あからさまなんでしょうけど。)
麺について
麺は、ご覧の通りシリーズらしい厚みのある幅広な“うどん”が採用されており、もっちりとした弾力やほどよいコシを兼ね備え、特盛仕様による96gの麺量ということもあって食べ応えに関して申し分ありません!
そんな“うどん”には…豚の旨味に醤油を合わせ、“特製辛鰹粉”で仕上げた真っ赤なスープがよく絡み、コク深くも魚粉の旨味などが口いっぱいに広がっていき、食欲そそる魚粉の風味や芳醇とも言える醤油の香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、とは言ってもこちらの“おあげ”のみ使用されていて、サイズとしては申し分なく、じっくりと味わってみると…丸大豆を100%使用した“おあげ”特有のジューシーな甘みがじゅわっと滲み出すわけですが、今回の豚の旨味や醤油、魚粉や唐辛子などを合わせた“辛うま”なスープと合っていないような気がしたので、あまりスープに馴染ませないようにした方が良いかと思われます!
また、具材というわけではないんですが、こちらの“特製辛鰹粉”は、数種類の魚粉と唐辛子をブレンドしたことによって旨味・辛みが際立ち、辛そうな見た目とは裏腹に魚粉もたっぷりと含まれているため、そこまで辛く感じられないと思われます!むしろ魚粉の旨味が増しますから、しっかりと馴染ませていただくと良いでしょう!
スープについて
スープは、豚の旨味に醤油を合わせ、別添されている“特製辛鰹粉”で仕上げたことによって後引く辛さと旨味が際立ち、サラッとしているんですが、豚に加え魚粉の旨味なんかもしっかりと利いたことによって物足りなさを感じさせないコク深い味わいを表現し、魚粉を大量に使用した例のカップ麺と同等の雰囲気で、キリッとした口当たりが心地良く感じられます!
そのため、今回のフレーバーはシンプルながらも素材の旨味を存分に活かしたテイストと言え、キレ・コクのある飽きの来ない“辛うま”な味わいが印象的で、ついついスープが止まらなくなってしまいます!そして醤油ベースで味も濃く、豚のコクや魚粉の美味しさ広がる仕上がりなので“ご飯”との相性も抜群でしょう!
また、食べ進めていくに連れて“特製辛鰹粉”が全体に馴染んでいき、醤油×豚×魚粉×唐辛子による“辛うま”な味わいが口いっぱいに広がっていき、原材料を見る限りシンプルな構成なんですが…物足りなさといった感じは一切なく、魚粉を複数使用したことによって思ったより繊細な口当たりで残ったスープに追い飯したくなります!
※“おあげ”の甘みはスープの味を損なうので先に食べました…
これはちょっと“日清の辛どん兵衛”としてシリーズ化するのか?若干気になるところ…
まとめ
今回「日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん」を食べてみて、“日清の辛(から)どん兵衛”として新たに登場した一杯には…豚の旨味に醤油を合わせ、別添されている“特製辛鰹粉”で仕上げることによって後引く旨味と辛さが際立ち、特にこの複数(宗田鰹・鰹・鯖)の魚粉と唐辛子をブレンドしたパックがクセになるスープを表現、そこにシリーズらしいもっちりとした太い“うどん”が食欲を満たす最後まで飽きの来ない一杯となっていました!
このように今回は豚の旨味と魚粉、唐辛子を活かした真っ赤なスープということでいつもの和風出汁とは若干異なる雰囲気ではありましたが、辛さ自体そこまで強烈なものではありませんでしたので、割と幅広い層に好まれるフレーバーと言えるのではないでしょうか?
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