「カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ」を食べてみました。(2023年12月11日発売・日清食品)
この商品は、焼肉とカレーを組み合わせた間違いない味わいを“カップヌードル“流にアレンジしたもので、豚カルビの風味と旨味を利かせた濃厚なカレースープに仕上げ、コチュジャンや醤油・味噌がベースの甘辛タレを隠し味に加えたことによってコク旨な味わいに際立ち、シリーズらしいつるみのある幅広なフライ麺が絶妙にマッチした一杯、“カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ”となっております。(値段:税別271円)
一方こちらには辛さレベルが記載されており、今回は5段階中「1」ということで豚カルビならではの甘みが加わっているようにも感じられますね!そもそも豚カルビとは若干脂身の多い部位で、今回は豚カルビを焼いた風味や旨味に加え、コチュジャンや醤油・味噌を利かせた甘辛タレが隠し味に加わっていますから、王道の仕上がりをイメージさせますが…若干微妙な気も否めません。。(原材料には甘みを引き立てる“アセスルファムK”が使用されています。)
また、フタの方には香ばしく焼いた豚カルビの風味と旨味を利かせ、コチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレが隠し味に加わった濃厚なカレースープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…大豆たん白加工品・味付豚ミンチ・人参・“ねぎ”が使用されているようです!(大豆たん白加工品は大豆たん白を主原料に豚肉の旨味や食感を再現しています。)
※今回は“豚カルビ味”ということでポテトは使用されておりません。
他にも特徴として…麺はシリーズらしくフレーバーごとに味付け・幅を調整していて、今回は醤油やチキン、ポークや香味調味料などで味付けを施し、通常よりも若干幅広に切り出され、それによって香ばしく焼いた豚カルビの旨味や風味を利かせ、コチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレを隠し味に加えた濃厚なカレースープがビッグサイズらしくボリューム感たっぷりと楽しめるというわけです!
日本で愛される2大メニュー“焼肉”と“カレー”を組み合わせたフレーバーということで、濃厚なカレースープには辛さレベル「1」らしくスパイス感が非常に弱く、豚カルビの旨味や風味は良いんですが…やはり懸念していたクセのある甘みが際立ってしまい、まるで子ども用のカレーといった印象が強く、具材に使用された大豆たん白加工品も豚肉とはほど遠い仕上がりで、全体的に好き嫌いがはっきりと分かれそうな甘辛タレ仕立てのコク旨な一杯となっていました!
カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ
今回ご紹介するカップ麺は、お馴染み“カップヌードル”の新商品ということで、日本人に好まれる“焼肉”と“カレー”を組み合わせた味わいをシリーズ流にアレンジ、香ばしく焼いた豚カルビの旨味や風味を利かせ、コチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレを隠し味に加えたことによってコク旨な味わいに仕上がり、そこに通常よりも若干太くしなやかなフライ麺が絶妙にマッチした濃厚な一杯、“カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ”となっています。
※売っている場所:今回はセイコーマートで購入
そしてご存知の通りこの“カップヌードル”シリーズは1971年9月18日に誕生した世界初のカップ麺で今もなお多くの方から支持されているのはもちろん、2021年に発売50周年を迎えたロングセラーブランドでもあり、これからも話題性の高いフレーバーの登場に期待したいところ!(“ビッグ”シリーズは1991年に発売されています。)
また、“カップヌードル”シリーズのカレーで言うと最近だと、“特上 カップヌードル カレー(2023年9月11日発売)”や“カップヌードル カレー 謎肉まみれ(2023年11月27日発売)”が登場していて、どちらもスープが非常にドロッとした仕上がりでしたので、今回の“豚カルビ味カレー”がどういった濃厚なテイストを表現しているのか?気になるところ!(個人的に最近のカレーテイストはドロドロし過ぎているように感じられます。。)
それでは、今回の“カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ”がどれほど焼いた豚カルビの旨味や風味を利かせた濃厚な仕上がりとなっているのか?コチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレを隠し味に加えたコク旨な味わいとの兼ね合いはもちろん、なんと言ってもすすり心地の良い“カップヌードル”ならではの幅広なフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り491kcal(めん・かやく417kcal / スープ74kcal)となっております。(塩分は6.8g)
カロリーは、ビッグサイズ・濃厚なカレースープの割にそこまで高い数値ではありませんが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもかなり高めな数値となっています!
ちなみに1食当たり103g、麺の量は80gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると、スープだけだと74kcalと高すぎず低すぎずといったところで、香ばしく焼いた豚カルビの旨味や風味を利かせた濃厚なカレースープらしく焼肉とカレーを組み合わせた間違いない仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、豚脂やカレー粉をはじめ…
- 香辛料
- ポーク調味料
- 粉末しょうゆ
- 食塩
- オニオン調味料
- 粉末みそ
- コチュジャン
- 粉末ソース
- トマトパウダー
といった、ポークや野菜の旨味を利かせた濃厚なカレースープに仕上げ、香ばしく焼いた豚カルビの旨味や風味をプラス、さらにコチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレを隠し味に加え、具材に使用された豚肉(味付豚ミンチ)からも良い旨味が滲み出すコク旨な味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:日清食品 関西工場(滋賀県)
また、麺の項目を見てみると…“しょうゆ”やチキンエキス、ポークエキスや香味調味料、ポーク調味料といった材料が確認でき、スープと合うようにしっかりと味付けされていることが伝わってきます!
JANコード 4902105279922 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、香味調味料、ポーク調味料)、スープ(豚脂、カレー粉、小麦粉、でん粉、糖類、香辛料、ポーク調味料、粉末しょうゆ、食塩、オニオン調味料、粉末みそ、コチュジャン、粉末ソース、たん白加水分解物、トマトパウダー、酵母エキス)、かやく(大豆たん白加工品、味付豚ミンチ、にんじん、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、増粘多糖類、炭酸Ca、カラメル色素、かんすい、グリセリン、香料、香辛料抽出物、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、くん液、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (103g) 当たり]
熱量 491kcal
めん・かやく: 417kcal
スープ: 74kcalたんぱく質 10.5g 脂質 23.4g 炭水化物 59.7g 食塩相当量 6.8g
めん・かやく: 3.2g
スープ: 3.6gビタミンB1 0.46mg ビタミンB2 0.30mg カルシウム 145mg
開封してみた
フタを開けてみると、具材には…
- 大豆たん白加工品
- 謎肉(味付豚ミンチ)
- ミンチポーク
- 人参
- ねぎ
が入っています。
今回は大豆を主要原料に豚肉の旨味や風味を再現した大豆たん白加工品が使用されているせいか…お馴染み謎肉は数も少なくサイズもやや小さめとなっているようです!ただ、これが湯戻りすることによってさらにボリューム感がアップし、そこから滲み出る旨味を考慮すると、コク深く濃厚なカレースープに良い意味で影響しそうです!
また、麺はご覧の通り“カップヌードル”シリーズらしく幅広な仕様で、今回は2〜3mm程度の幅で切り出され、滑らかでしなやな食感はもちろん、すすり心地の良さに際立った仕上がりをイメージさせます!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:400ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がり、香ばしく焼いた豚カルビの風味は思っていたよりも弱く、まだ全体を混ぜる前の状態ではありますが、コチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレが隠し味になったことでコク旨な味わいに際立ち、具材に使用された大豆たん白加工品や謎肉からも良い旨味が滲み出し、焼肉とカレーを組み合わせた濃厚な一杯…といった印象の出来上がりです!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…ここ最近のカレーテイストよりもかなりサラッとしていて、焼肉とカレーを組み合わせた濃厚なスープとのことでしたが、決して“くどさ”を感じさせる脂っこさといった印象はなく、むしろ焼いた豚カルビの旨味や風味を活かした味わいが最後までじっくりと楽しめるフレーバーで、コチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレが隠し味として加わったことによるコク深い仕上がりのようです!
食べてみた感想
一口食べてみると…焼肉とカレーは間違いない美味しさかと期待していたんですが、実際にはコチュジャンの甘みだけでなく、原材料にも記載されていた通り“アセスルファムK”による変に甘さが際立つ濃厚なカレースープに仕上がり、具材に使用した大豆たん白加工品や謎肉からも良い旨味が滲み出し、若干賛否ありそうな気配を感じる甘い豚カルビ味がじっくりと楽しめることと思われます!レギュラーサイズでも良かったような気が…
ちなみに、この謎肉はせっかくなので旨味を染み出してもらうためにも、まずは柔らかくなりがちな麺を優先に食べ進め、後ほど麺と一緒に絡めていただくと、より一層“謎肉”の美味しさが楽しめるのはもちろん、そもそも調理後の謎肉はまだ完全に湯戻りしていないようでしたので、容器底からしっかりと混ぜながら食べ進めていくと良いでしょう!(この手のフレーバーは容器底に粉末が溜まっていますから。)
ただ、今回の“豚カルビ味カレー”は焼肉(豚カルビの旨味や風味)とカレーを組み合わせたことで、特に豚カルビの美味しさを強調したかったんでしょうか?若干スパイス感に欠け、味付け豚カルビような脂の旨味・甘みをコチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレで表現しているようにも感じられ、どちらにしてもこの甘さだけは賛否分かれるところではないでしょうか?
麺について
麺は、ご覧の通りシリーズとしてはやや幅の広い仕様で、若干厚みもあり2〜3mm程度で切り出されたことですすり心地も非常に良く、“カップヌードル”らしいつるっと滑らか・つるみのあるしなやかな食感ではありますが、どうしても柔らかくなるのが早いような気もするので、先述した通りまずは麺を優先に食べ進めて行くと良いでしょう!
そんな麺には、香ばしく焼いた豚カルビの旨味や風味を利かせた濃厚なカレースープがよく絡み、コチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレを隠し味に加えたことによるコク旨な味わいなどが口いっぱいに広がっていき、フライ麺特有の香ばしさやほんのり香るスパイシーな風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの大豆たん白加工品が入っていて、豚肉の旨味や食感を再現しているようですが、やはり大豆を主原料にしたことで若干頼りなく、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほど食感滑らかな麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの謎肉(味付豚ミンチ)もさり気なく使用されていて、上記の大豆たん白加工品が使用されているせいか若干小ぶりではありますが、柔らかな食感で肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていましたから、やはりこちらも全体をしっかりと混ぜながらいただくと良いでしょう!
さらに、こちらの人参は小さめにカットされているものの、コリコリとした硬めな食感が心地良く、素材本来の味も感じられ、今回のフレーバーにぴったりな具材となっているようです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、かなり細かくカットされたことでシャキシャキとした食感とまではいかないものの、ちょうど良い薬味となったことで今回の濃厚なカレースープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!ただ、ここまで小さくカットするなら使用しなくても良かったような気がします。。
スープについて
スープは、原材料にも記載されていたようにポークや野菜の旨味を利かせたカレースープに焼いた豚カルビの旨味や風味を活かし、コチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレを隠し味に加えたことによってコク旨なテイストとなっており、しっかりと混ぜながら食べ進めていくと、味付けされたフライ麺からもチキンやポークの旨味も際立っていき、何より豚肉の旨味を再現した大豆たん白加工品や謎肉からも良い旨味が滲み出しますから、物足りなさといった感じは一切なく、甘みだけが気にかかる濃厚な味わいが表現されています!
そして、焼肉とカレーを組み合わせた間違いない味わいということで、一番の特徴はやはり豚カルビの旨味や風味を強調する甘辛タレと言え、単純に豚カルビの旨味を合わせたポークカレーというわけでもなく、味付きの甘辛な豚カルビを彷彿とさせる味わいが突出しており、焼肉とカレーのバランスが若干悪いような気もしますね。。その辺はまさに“豚カルビ味”ということで、甘辛で濃厚なテイストが好みの方にはハマる一杯と言えるでしょう!
また、後半にもなると…豊富に使用された謎肉から旨味が滲み出すことでコクや濃厚感も際立っていき、それと同時に満足度も増していきます!ただ、この“謎肉”自体、豚肉をはじめ大豆や野菜などを混ぜて作られているため、ほどよい肉の旨味は増していくものの…変な脂っこさといった“くどさ”もなく、カレーならではの香辛料を利かせたことによって最後まで飽きることなく堪能できることと思われます!
ただ、辛さレベル「1」ということで個人的にはもう少し後引く辛さが際立っていれば今回の甘みもうまく調和されていたような気もしますね!そのため、この甘みだけがもったいなく、普通に焼肉の味わいをスパイシーなカレースープと組み合わせていれば非常に美味しいフレーバーだったのでは?と思いながらしっかりと混ぜながら何度も味を確かめていました。。
まとめ
今回「カップヌードル 豚カルビ味カレー ビッグ」を食べてみて、日本人に愛される2大メニュー“焼肉”と“カレー”を組み合わせた味わいを“カップヌードル”流にアレンジした一杯には…焼いた豚カルビの旨味や風味を利かせた濃厚なカレースープに仕上げ、コチュジャンや醤油・味噌を合わせた甘辛タレを隠し味に加えたことによってコク旨なテイストが際立ち、具材に使用された大豆たん白加工品や謎肉からも良い旨味が滲み出し、コチュジャンの甘み以外にも独特な甘さが気になりましたが、シリーズらしいつるみもあり若干太めのしなやかなフライ麺が食欲を満たす食べ応えのある一杯となっていました!
また、焼肉とカレーを組み合わせた味わいとは言っても、実際には豚カルビの旨味や風味、そして甘みを際立たせたフレーバーでしたので、お好みによってはガラムマサラなどで辛さを調整してみたり、イメージ通り白飯とも間違いなく合うと思いますので、余裕のある方は別途白飯を用意して一緒に味わってみると、より一層満足度高く楽しめるのではないでしょうか?
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