「さっぽろ純連監修 濃厚味噌ラーメン」を食べてみました。(2024年11月5日発売・サンヨー食品/ファミリーマート限定)
この商品は、札幌の名店“さっぽろ 純連(じゅんれん)”の看板メニューをカップ麺に再現したもので、濃厚でコク深い味わいと表面を覆うラードの油感に拘ったスープに仕上げ、札幌ラーメンらしい黄色みがかった中太縮れ麺が絶妙にマッチした一杯、“さっぽろ純連監修 濃厚味噌ラーメン”となっております。(値段:税別258円)
ご覧の通りパッケージには…“さっぽろ純連”、“昭和39年創業”と記載されているように、ここ“純連”の歴史は意外と古く、“純連”と深い関係のある名店“すみれ”と合わせて“純すみ系”、さらに創業者である“村中”氏が作り出した濃厚なラーメンを意味する“村中系”とも呼ばれていて、“札幌ラーメン”を語るには外せない名店です!
一方こちらには“濃厚味噌”と記載され、その背景にはポークをベースにした濃厚な味噌スープに香味野菜や各種スパイスを加えたことで、ちょうど良いアクセントがクセになる仕上がりイメージなんかも掲載されており、これを見る限り具材には…鶏・豚味付肉そぼろ、メンマ、“ねぎ”が使用されているようです!
その他にも特徴として…麺は“札幌ラーメン”らしいプリッとしたコシと“ちぢれ”を付けた中太フライ仕様で、しっかりとした味噌のコクとポークの旨味に食欲そそる香味野菜や香辛料などを合わせた濃厚な味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
何度もリニューアルを繰り返す“サッポロ一番 名店の味 純連 札幌濃厚味噌 大口径”と比較してしまうわけですが…縦型ビッグサイズとして登場した今回の一杯も液体スープと調味油のWパック仕様によって思ったよりコク深い味わいを再現し、表面を覆うラードの油感に拘った“純連”らしい濃厚ながらも後味の良い仕上がりとなっていました!
「さっぽろ純連監修 濃厚味噌ラーメン」とは?
今回ご紹介するカップ麺は、“純すみ系”や“村中系”の起源として今もなお大きな影響を与える札幌の名店“さっぽろ純連”の看板メニューを再現しもので、しっかりとした味噌のコクとポークの旨味に香味野菜や香辛料で味を調えたことで濃厚でメリハリのある味わいに仕上げ、札幌ラーメンらしいプリシコで黄色みがかった中太フライ麺が食欲を満たす一杯、“さっぽろ純連監修 濃厚味噌ラーメン”となっています。
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
ちなみにここ“さっぽろ純連”の創業は昭和39年、“村中 明子(あけこ)”氏が「純連」をオープンさせたのがはじまり。その頃は姓名判断によって“純連”を“すみれ”と呼んでいて、やがて人気店となり順調だったものの、昭和57年に店主の脚の痛みを理由に突然店を閉店、しかし次の年の昭和58年に店を復活させ、その時期から“純連”の読み方もそのままの“じゅんれん”に変更されました。
その後、長男の“村中 教愛(のりよし)”氏に店を譲ることになり、さらにその後、“さっぽろ純連”で10年以上の修行経験を持つ“山岸 敬典”氏が2011年に純連3代目として就任されています。(“教愛”氏は道外の店舗を見ているそうです。)
そしてこの“さっぽろ純連”と言えば…札幌のみならず全国的に知名度が高く、“札幌ラーメン”に大きく影響を与えた名店で、濃厚な“味噌ラーメン”が一番人気なんですが、単純に濃厚なだけでなく香味野菜の旨味や山椒などのスパイシーさが心地良く、さらにスープ表面に浮かぶラードの層によって最後まで熱々のまま楽しめるとあって、味噌好き・こってり好きにはたまらないラーメン店です!
それでは、今回の“さっぽろ純連監修 濃厚味噌ラーメン”がどれほどしっかりとした味噌のコクやポークの旨味に香味野菜を利かせた濃厚な仕上がりとなっているのか?こってり感をうまく調和させる各種香辛料との兼ね合いはもちろん、なんといっても“札幌ラーメン”ならではの歯切れの良い黄色みがかった中太フライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り492kcal(めん・かやく357kcal / スープ135kcal)となっております。(塩分は6.6g)
カロリーは、濃厚こってりな仕上がりの割に思ったほど高い数値ではないようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり108g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと135kcalと高めの数値を占め、やはりしっかりとした味噌やポークの旨味、ラードなどを合わせた本格感のある仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”や植物油脂をはじめ…
- 調味油脂
- ポーク調味料
- 豚脂
- 食塩
- 香辛料
- ポークエキス
- 油脂加工品
- オニオンペースト
- 粉末ソース
といった、“さっぽろ純連”らしいしっかりとした味噌のコクとポークの旨味に食欲そそる香味野菜を利かせ、香辛料で味を調えたことによってスープ表面を覆うラードのコクと相性良く馴染み、濃厚ながらも最後まで飽きの来ないやみつき感のある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:太平食品工業株式会社 本社工場(群馬県)
JANコード | 4901734056867 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末卵)、スープ(みそ、糖類、植物油脂、調味油脂、ポーク調味料、豚脂、食塩、香辛料、ポークエキス、油脂加工品、酵母エキス、発酵調味料、たん白加水分解物、オニオンペースト、粉末ソース)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、メンマ、ねぎ)/加工でん粉、酒精、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、カラメル色素、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、香辛料抽出物、パプリカ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (108g) 当たり]
熱量 | 492kcal |
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たんぱく質 | 9.9g |
脂質 | 23.0g |
炭水化物 | 61.3g |
食塩相当量 | 6.6g めん・かやく: 2.0g スープ: 4.9g |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープや“かやく”などがすでに入っていて、他に液体スープ、調味油といった2つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの2パックとなっていて、濃厚な味噌スープというだけあって液体スープは若干トロッとした状態でしたので、調理中はフタの上で調味油とともに軽く温めておくと良いでしょう!
また、かやくには…
- 鶏・豚味付肉そぼろ
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は、ご覧の通り“札幌ラーメン”ならではのプリッとしたコシの強い…いわゆる“プリシコ”な食感が特徴的な森住製麺らしい中太フライ仕様で、ほどよく“ちぢれ”を付けたことで濃厚なスープとの絡みも非常に良く、想像以上にクオリティの高い食感が楽しめそうです!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
そして出来上がりがこちら!
ではここに、先ほどの液体スープを加えていきます!
するとこちらは…トロッとした味噌スープが少量ながらも出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、特にクセのある風味などはありません!
続いて調味油も加えていきます!
こちらには、濃厚感やコクを引き立てる油分が含まれているようで、やはりスープだけで135kcalもの数値を占めますから、名店“さっぽろ純連”らしい濃厚で香辛料の利いた味わいに期待できそうです!
では、よーくかき混ぜてみます。
そして、スープが全体に馴染むと、濃厚ながらも比較的サラッとした状態で、スープ表面に浮かぶラードの層が想像以上に臨場感高く感じられ、何となく縦型ビッグサイズでの登場だったので若干心配だったんですが、物足りなさといった感じは一切ありません!(実は“どんぶり型”より10円安い程度なので、もしかすると容器代でコストを調整しているのかもしれません。)
「さっぽろ純連監修 濃厚味噌ラーメン」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…濃厚でコク深い味噌スープですが、香味野菜や香辛料に関してはやや控えめで、しっかりとした仕上がりでありながらも“さっぽろ純連”らしい花椒などのスパイス感がもったいなく感じられます!
この辺りに関してはカップ麺なので多少はしょうがないところではありますが、札幌の名店ですから…“ファミマル”ではなく、もっと高価格帯で本格的な味わいを再現した方が良かったのでは?というのが個人的な印象です!
ただ、表面に広がるラードの層が熱々のスープを閉じ込めている点は良いですね!このラードが良い意味でのこってり感を引き立て、味噌も変なクセなどなく、安定感のある濃厚味噌スープでしたので、香味野菜や香辛料で味を調整してみると良いでしょう!
麺について
麺は、ご覧の通りほどよい弾力と強いコシを併せ持つ中太フライ仕様で、実店舗でも使用している森住製麺らしいプリッとした食感をうまく再現し、卵麺と呼ばれる黄色みがかった仕上がりとなっており、麺量も70gと申し分ありません!
そんな麺には、しっかりとした味噌のコクとポークの旨味に香味野菜や香辛料で味を調えた濃厚な味噌スープがよく絡み、深みのある味噌の旨味やコクなどが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香るスパイシーな風味や芳醇な味噌の香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、やや小ぶりな“鶏・豚味付肉そぼろ”が入っていて、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、最初のうちは実店舗のように容器底に沈めておき、後ほどもっちりとした中太フライ麺と絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマは、やや小ぶりながらもコリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けや素材本来の味わいなんかも感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントをプラスしているようです!
他にも細かくカットされた“ねぎ”が使用されていて、シャキシャキ感こそ期待できませんが、ちょうど良い薬味となったことで、今回の濃厚な味噌スープを美味しく引き立てています!
スープについて
スープは、味噌のコクとポークの旨味をベースに食欲そそる香味野菜や香辛料で味を調え、表面に広がるラードを合わせたことで濃厚な味わいが際立ち、良い意味でのこってり感や味噌の旨味・風味をうまく引き立て、非常に安定感のある仕上がりとなっています!
この辺りに関しては“どんぶり型”にも引けを取らない味わいではありますが、香味野菜や香辛料がやや落ち着いた印象でしたので、お好みによっては“おろしにんにく”や“おろし生姜”、唐辛子や花椒などで味を調整してみると良いでしょう!
また、原材料を見てみると“どんぶり型”の商品よりも若干シンプルな構成になっているものの、ほぼほぼ変わらない材料が並んでおり、製造工場も同じですから…微調整もしくはブラッシュアップされた味わいがじっくりと楽しめるかと思われます!
ただ、“サッポロ一番 名店の味 純連 札幌濃厚味噌 大口径”はスーパーなどで安売りされていますから、“ファミマル”はその辺での価格帯が不利と言えます!
まとめ
今回「さっぽろ純連監修 濃厚味噌ラーメン」を食べてみて、札幌の名店“さっぽろ純連”の看板メニューをカップ麺に再現した一杯には…しっかりとした味噌のコクとポークの旨味に香味野菜や香辛料で味を調え、表面に浮かぶラードの層が臨場感溢れるこってり感を引き立て、そこにコシの強い中太縮れ麺が食欲を満たす最後まで飽きの来ない濃厚な一品となっていました!
ただ、思ったより良い出来だったものの…“さっぽろ純連”の味をカップ麺に再現した一杯と言われるとやはり雰囲気程度かな?とハードルが高くなってしまいますので、お好みで味を調整してみるとカップ麺でそれなりに楽しめるのではないでしょうか?
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