「名店ジャンク すみれ味噌ヌードル」を食べてみました。(2023年12月5日発売/2024年10月8日再発売・日清食品)
この商品は、名店の味を敢えて“雑うま”にした“名店ジャンク”シリーズ第1弾として登場したもので、全国区の人気を誇る札幌の名店“すみれ”監修によって看板メニューの味わいをヌードルタイプにアレンジ、ポークや味噌をベースに香味野菜や山椒などをバランス良く合わせ、幅広なフライ麺が絶妙にマッチしたジャンク感溢れる一杯、“名店ジャンク すみれ味噌ヌードル”となっております。(値段:税別198円)
ご覧の通り、パッケージには札幌の名店“すみれ”のロゴが大きく記載され、他にも今回シリーズ第1弾となる“名店ジャンク”といった文言が印象的で、個人的には名店“すみれ”の味をジャンクにアレンジして良いものなのか?微妙なところではありますが、そもそも“すみれ”と言えば…こってりとした豚骨ベースの味噌スープ、焼いたラードの層や食欲そそる香ばしさ、そして山椒のスパイス感などが特徴なので、この時点では“名店ジャンク”や“雑うま”の文字通り割とチープな仕上がりをイメージさせますね!
一方こちらパッケージ側面には、“ラードのコクと山椒の香り引き立つ”といった今回の特徴が記載されているように、このラードのコクと山椒のスパイス感を活かしたことで名店“すみれ”らしさを再現しつつもジャンク感を際立たせ、“味噌ラーメン”ではなく“味噌ヌードル”というだけあって幅広な仕様が印象的といったところ!
また、その背景にはポークや味噌をベースにしたコク深い味噌スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…味付肉そぼろ・フライドガーリック・ねぎ・生姜が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は上記の通り幅の広いヌードルタイプのフライ仕様で、“すみれ”ならではのプリシコな食感とは打って変わってジャンク感が強く、ポークや味噌をベースに香味野菜やラードのコク、そして山椒のスパイス感などを合わせた“雑うま”な味わいがレギュラーサイズで気軽に楽しめるというわけです!
“すみれ”ならではの豚骨の旨味やラードなど…こってりとした濃厚感とは全く異なり(雰囲気すら皆無…)、単純にポークや味噌をベースにラードや香味野菜、山椒で味を調えたジャンク感溢れるテイストが印象的で、店主“村中 伸宣”氏もよくこの味でOK出したな。。と思うほど名店の味をジャンクにアレンジするには無理があり、良い意味での“雑うま”かと思っていましたが、実際は本当の意味での雑な仕上がりとなっていました!
【追記】この商品は、2024年10月8日に再発売されています!
名店ジャンク すみれ味噌ヌードル
今回ご紹介するカップ麺は、有名店の味をジャンクにアレンジする新シリーズ“名店ジャンク”第1弾として登場したもので、札幌の名店“すみれ”の味わいらしくポークや味噌をベースにラードのコクや香味野菜、山椒のスパイスなどで味を調えた味噌スープに仕上げ、そこに食感滑らかで幅広なフライ麺がしっかりと絡み、香ばしくもジャンク感溢れる味わいがレギュラーサイズで楽しめる“雑うま”な一杯、“名店ジャンク すみれ味噌ヌードル”となっています。
※売っている場所:今回はセブン-イレブンで購入
ちなみに“すみれ”と言えば…セブンプレミアム ゴールドから発売されている“すみれ 札幌濃厚味噌(2021年2月8日リニューアル発売)”や以前セブンプレミアムから発売されていた“最高に面倒で、最高にうまいラーメン。すみれ 特濃芳醇みそ(2023年2月7日発売)”といった本格感のあるフレーバーもあり、今回のような敢えて雑な味噌ヌードルにアレンジした一杯は初かと思われ、個人的にはかなり賛否あるような気もします。。
また、この“すみれ”本店についての詳しいレビューは、ぜひこちらの記事もご覧ください!“すみれ”はカップ麺やカップスープも非常にクオリティが良いんですが、やはり実店舗にはかないませんからね!ぜひ札幌に足を運んだ際は味わっていただきたいものです!
それでは、今回の“名店ジャンク すみれ味噌ヌードル”がどれほどポークや味噌をベースにラードのコクや香味野菜、そして山椒のスパイス感を合わせた“雑うま”な仕上がりとなっているのか?具材に使用された“味付肉そぼろ”やフライドガーリックから滲み出す旨味との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもヌードルならではの香ばしく幅広なフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り365kcal(めん・かやく299kcal / スープ66kcal)となっております。(塩分は4.3g)
カロリーは、“すみれ”らしくポークや味噌をベースにラードのコクを利かせたテイストながらもちょっと少なめ・レギュラーサイズということもあって低めな数値のようで、塩分も同じく低めな数値となっているようです!
ちなみに1食当たり80g、麺の量は60gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと66kcalとやはりそこまで高い数値ではないことから、濃厚というよりもコクのある後味すっきりとした味噌スープを表現、そこに山椒のアクセントが利いた香ばしくもジャンク感のある仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“粉末みそ”や豚脂をはじめ…
- ポーク調味料
- 香味油
- 香辛料(ガーリック、しょうが、唐辛子、山椒)
- 粒状大豆たん白
- 植物油脂
といった、ポークや味噌をベースに香味野菜を利かせ、“すみれ”らしく山椒などのアクセントやスパイス感をプラス、具材に使用された“味付肉そぼろ”やフライドガーリックからも良い旨味が滲み出し、名店の味を“雑うま”・ジャンク感のあるテイストへアレンジした食欲そそる香ばしい味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:日清食品株式会社 関西工場(茨城県)
JANコード | 4902105280829 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料)、スープ(粉末みそ、豚脂、糖類、ポーク調味料、香味油、でん粉、香辛料(ガーリック、しょうが、唐辛子、山椒)、小麦粉、粒状大豆たん白、植物油脂、酵母エキス)、かやく(味付肉そぼろ、フライドガーリック、ねぎ、しょうが)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、炭酸Ca、かんすい、増粘多糖類、セルロース、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、香辛料抽出物、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (80g) 当たり]
熱量 | 365kcal |
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たんぱく質 | 9.2g |
脂質 | 15.3g |
炭水化物 | 48.8g 糖質 46.3g 食物繊維 2.5g |
食塩相当量 | 4.3g めん・かやく 2.4g スープ 1.9g |
ビタミンB1 | 0.19mg |
ビタミンB2 | 0.25mg |
カルシウム | 106mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“ローストガーリックオイル”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみると…オイルと記載されている通り非常にサラッとした状態のようでしたので、調理中はフタの上で軽く温めておく程度で十分かと思われます。
また、具材には…
- 味付肉そぼろ
- フライドガーリック
- ねぎ
- 生姜
が入っています!
さらに麺は、ご覧の通りヌードルということもあって幅広なフライ仕様となっており、この辺りがジャンク感を演出しているのでしょうか?原材料を見る限り香辛料などで若干味付けされていて、滑らかな食感をイメージさせます!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:290ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで、先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺はほどよい弾力とコシが加わり、まだ別添されているローストガーリックオイルを加える前の状態なんですが、ポークや味噌をベースに食欲そそる香味野菜、そして唐辛子や山椒といったアクセントやスパイス感を利かせたことで、札幌の名店“すみれ”の味をジャンクにアレンジした“雑うま”な一杯…といった印象の出来上がりです!
続いてここに先ほどの“ローストガーリックオイル”を加えていきます!
すると…無色透明のオイルがサラッとした状態で出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!これは文字通り“焦がしにんにく”の香味油でしょうか?ほんのりとガーリックの風味が広がっていきます!(気にするほどのものではありません。)
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして、スープが全体に馴染むと…やはり“名店ジャンク”・“雑うま”な一杯なだけあって名店“すみれ”の面影はなく、ポークや味噌をベースに香味野菜やラードのコク、各種香辛料で味を調えたジャンク感溢れるテイストとなっており、正直“すみれ”の味をジャンクにアレンジするのは無理な気がします。。まるで別物ですね!
また、“すみれ”といえば焼いたラードの層が表面に浮いているんですが、今回の“名店ジャンク すみれ味噌ヌードル”に関してはそういった脂・油分は確認できないようで、まさに香味野菜やラードのコクを際立たせたスープに仕上がり、ちょっと小腹が空いた時にちょうど良く、そもそも税別198円といったリーズナブルな価格設定も納得です!
食べてみた感想
一口食べてみると…やはり“すみれ”の味をジャンクにアレンジするのは無理ですね。。“すみれ”らしさは皆無で、単純にポークベースの味噌スープ、そして香味野菜やラードのコク、香辛料で味を調えた程度で確かにジャンク感はありますが、“すみれ”の名前を出すほどではありません!そのため、“すみれ”を一旦忘れて味わった方が良いんじゃないでしょうか?決して美味しくないわけではありませんので、若干チープなコク旨味噌スープといった味わいが楽しめるかと思われます!
そして気になる唐辛子や山椒のスパイス感・辛さは、ほんの僅かに感じられる程度で、ちょうど良いアクセントがメリハリを付け、後味の良さを引き立てる香辛料となっているようです!ただ、この辺りに関してはお好みで調整してみてください!個人的には“にんにく”も弱く感じられたので、“おろしにんにく”も予め用意しておくと良いかもしれません!
また、上記の通りベースは一応“すみれ”らしくポークベースの味噌スープとなっており、そこに香味野菜やラードのコク、各種香辛料を合わせたことでジャンク感はあるんですが、不思議と“すみれ”らしさが一切感じられませんでしたので、恐らく第2弾・3弾くらいは登場してシリーズ自体フェードアウトするような気がします。。個人的にはかなり不評のような気がしますね!“まずい…”と思う方も多いのではないでしょうか?
麺について
麺は、ご覧の通り“すみれ味噌ヌードル”ということもあって幅広なフライ仕様で、ほどよい弾力とコシを併せ持つ食感滑らかな仕上がりとなっていて、こちらもやはり“すみれ”らしいプリシコな食感とはまるで異なり、まさに“名店ジャンク”シリーズらしく香ばしさが際立っているようです!
そんな麺には、ポークをベースにガーリックなど香味野菜やラードのコク、唐辛子や山椒の辛さやスパイス感を合わせたジャンク感溢れる味噌スープがよく絡み、味噌や香味野菜の旨味をはじめ後引く山椒のスパイス感などが口いっぱいに広がっていき、“名店ジャンク”シリーズらしくスナック感のような香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“味付肉そぼろ”が入っていて、若干小ぶりながらも使用されている数に関しては申し分なく、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープと混ぜ合わせながら食べ進め、後ほどジャンク感のある香ばしいフライ麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのフライドガーリックは、やや細かくカットされているものの、じっくりと味わってみると…食感は非常に柔らかく、特に香ばしい“にんにく”の旨味が広がっていくため、やはり全体をよく馴染ませながら味わってみると良いでしょう!
さらにこちらの生姜は上記の“にんにく”と似通っているんですが、シャリシャリとした食感やサイズの違いがあり、香味野菜としての旨味が際立っていくため、スープを美味しく引き立てる具材として相性良くマッチしているようです!
他にもこちらの細かくカットされた“ねぎ”が使用されていて、シャキシャキ感こそありませんが、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の“すみれ味噌ヌードル”を美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、ポークをベースに香味野菜やラードのコク、唐辛子や山椒などの香辛料を利かせ、札幌の名店“すみれ”らしさをジャンクにアレンジしたテイストとなっているんですが、そもそも“すみれ”っぽさがなく、若干チープにも感じられる仕上がりが印象的といったところ!そして麺に変なクセ・臭みがあり、それがスープに滲み出すことで余計ジャンク感を際立たせているのかもしれません!何度味を確かめてみても微妙です。。
とは言え、容器底からしっかりと混ぜながら食べ進めていくと…具材に使用された“味付肉そぼろ”やフライドガーリックからも旨味が滲み出し、ジャンク感のある味噌スープがコク深く引き立っていき、山椒のスパイス感も後押ししたことで、これはこれで“すみれ”とは別物として味わってみると良いかな?といったリーズナブルかつジャンク感のある一杯と言えるでしょう!
まとめ
今回「名店ジャンク すみれ味噌ヌードル」を食べてみて、新たに登場したシリーズ“名店ジャンク”第1弾として札幌の名店“すみれ”の看板メニューを敢えてジャンクにアレンジした一杯には…ポークや味噌をベースに香味野菜やラードのコク、山椒のスパイス感を合わせたことでジャンク感のあるテイストを表現、“すみれ”らしいラードの層は見当たりませんでしたが、香味野菜や香辛料、香ばしさなどを活かした“雑うま”な感じが印象的で、そこにヌードルタイプの幅広なフライ麺が相性良くマッチしたジャンク感のある一杯となっていました!
ただ、名店“すみれ”の味わいをジャンクにアレンジしたとは言え、どうしても“すみれ”らしさが霞んでしまい、全くの別物となっていたのでシリーズとしてはどうなんでしょう。。ただただ“すみれ”の評価を落としているようにも感じられますし、どうせやるなら“すみれ”の味をちゃんと残した上でジャンク感を出してほしかったですね!そのため、好き嫌いがはっきりと分かれるフレーバーと言えるのではないでしょうか?
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