「極麺処(きわみめんどころ)横浜 家系豚骨醤油」を食べてみました。(2022年10月31日発売・ヤマダイ/セブン-イレブン限定)
この商品は神奈川県・横浜市のご当地ラーメン“横浜家系ラーメン”の味わいをカップ麺に再現したもので、ポークをベースに醤油ダレを合わせた濃厚な豚骨醤油スープに仕立て上げ、“にんにく”や香辛料を加えることによってコク深さ・まろやかさが際立ち、そこにお店さながらの厚みもあり若干幅広な太麺が絶妙にマッチした臨場感抜群な一杯が登場です!
それも…別添されている液体スープ・粉末スープといったWパック仕様によって家系ならではの濃厚感や白飯必須の濃いめな豚骨醤油を再現、濃いめの醤油ダレやコク深さを引き立てることで喉越し抜群な家系独特のテイストが楽しめるのはもちろん、そこにノンフライ仕様のもっちりとした太麺が絡む食べ応え抜群な一杯、“極麺処 横浜 家系豚骨醤油”となっております。(値段:税別358円)
ご覧の通り、パッケージには“ご当地麺の旨さ”、“極麺処(きわみめんどころ)”といった今回の特徴やシリーズ名が記載され、今回はヤマダイが商品展開するニュータッチシリーズから新たに登場したシリーズで、その中でも様々なシリーズに細分化されており、また新たな商品展開のようで、今回は“極麺処 札幌 濃厚味噌”も同時発売されています!(ただ、こちらはセブン-イレブン限定商品となりますので、頻繁には登場しないものと思われます。。)
そして、パッケージ背景には…濃厚な豚骨醤油スープにもっちりとしたノンフライ太麺が馴染み、各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…味付豚肉・焼のり・ほうれん草・“ねぎ”が使用されているようです!
ちなみに製造は上記の通りヤマダイでセブン-イレブンとのコラボカップ麺ということもあって情報があまりないため、気になっている方も多いのではないでしょうか?そもそも横浜家系は個人的にも好みのジャンルで…白飯必須のしょっぱいくらいに濃いめな豚骨醤油スープに期待できそうです!(ただ、原材料を見ても鶏の旨味や鶏油といった文言が記載されていない点が心配なところ。。)
また、横浜家系ラーメンのほとんどが以下のようなお好みが選べるスタイルなんですが…今回の“極麺処 横浜 家系豚骨醤油”では麺は弾力もありつつコシがあり、鶏油は別として醤油も濃いめとなっており、家系は基本的に味が濃いので白飯との相性が非常に良く、ぜひ事前に用意して家系ならではの醍醐味をじっくりと味わってみると良いでしょう!(海苔をスープに浸して巻いていただくのは格別です。)
- 麺の硬さ
- 鶏油の量
- 醤油の濃さ
一方こちらには“醤油ダレに濃厚な豚骨スープを合わせた分厚いコク”と記載されているように、やはり鶏油といった文言が記載さていません。。この商品、実は税別358円とかなり強気の価格設定となっているため、クオリティの高い味わいに期待しつつも…なんとなく新シリーズということもあってなのか実食してみるかどうか迷ったんですよね。。そもそも家系とは醤油のキレが強く、そこに鶏油による独特な香りや口の周りがペタペタとくっつくような良い意味での脂っこさが特徴的なので、今回の商品がどれほど再現性の高い仕上がりなのか気になります。。
他にも特徴として…麺は実店舗さながらの厚みもあり若干幅広な太いノンフライ麺となっていて、もっちりとした弾力や噛み応え抜群な強いコシを兼ね備え、それによってじっくりと炊き出したかのような豚骨の旨味が溶け込んだ横浜家系ラーメンならではの塩気・パンチの強い豚骨醤油スープを再現した濃厚で風味豊かな味わいがボリューム感たっぷりと楽しめるというわけです!
“極麺処”シリーズといった拘りのシリーズとして登場した一杯は…拘りの味わいや商品単価が税別358円とのことでかなり期待していたんですが、まず豚骨に関しては全く臭みがなく非常にまろやかでコクがあり、この濃厚感のせいでしょうか?家系ならではのキレの良さ・塩気が損なわれ、さらに期待していた鶏油に関してもやはり風味やコクがなく、単純に濃い目の豚骨醤油スープに仕上がり、正直家系とは到底呼べない濃厚な味わいが印象的で、そもそも濃いめでしたので白飯との相性は良いものの…期待していた醤油感と鶏油ならではのクセが感じられない点が非常に残念なテイストとなっており…ある意味クセのない万人受けするかのような横浜家系ラーメンが楽しめる濃厚な一杯となっていました!
これは特に家系ならではの濃い目の豚骨醤油スープから鶏油のクセを抑えた味わいとお店さながらのもっちりとしたノンフライ太麺をじっくりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
極麺処 横浜 家系豚骨醤油
今回ご紹介するカップ麺は、神奈川県・横浜市のご当地ラーメン“横浜家系ラーメン”の味わいをヤマダイの新シリーズ“極麺処(きわみめんどころ)”によってカップ麺に再現したもので、じっくりと炊き出した豚骨から旨味を丁寧に抽出し、コク深く濃厚なテイストに醤油ダレを合わせ、さらにお店さながらのもっちりとした弾力と強いコシを兼ね備えた本格的なノンフライ太麺が絡む食べ応え抜群な一杯、“極麺処 横浜 家系豚骨醤油”となっています。
ご覧の通りフタには今回の商品名である“横浜”といった文言が大きく記載されており、最大の特徴としては…やはり家系らしい濃厚な豚骨醤油スープが気軽に楽しめるという点で、液体スープと粉末スープのWパック仕様によって本格感のある味わいを再現、コク深くまろやかで濃厚な味わいに各種具材や太麺が絡む拘りの一杯であり、パッケージの重厚感からして“吉村家”を起源とする横浜家系ラーメンらしい豚骨醤油スープに期待できそうです!
また、こういった横浜家系ラーメンの味わいを再現したカップ麺と言うと…最近では以下の通りリニューアルや再発売された商品以来ですから、家系ラーメン好きにとっては見逃せない一杯とも言えるのではないでしょうか?
- 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン(2019年12月3日発売/2022年6月28日リニューアル発売)
- 吉祥寺 武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン(2020年5月18日発売/2021年9月6日再発売)
- 横浜家系 侍 濃厚豚骨醤油(2021年7月27日発売/2022年7月12日再発売)
- 寿々㐂家 横浜家系豚骨醤油ラーメン(2021年10月19日発売)
- 横浜家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン にんにくトッピング(2021年11月2日発売)
- 最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油(2022年7月26日発売)
他にも、横浜家系のカップ麺については下記の記事にもまとめてあるので、ぜひご覧ください!
それでは、今回の“極麺処 横浜 家系豚骨醤油”がどれほど豚骨の旨味を凝縮したコク深く濃厚な仕上がりとなっているのか?家系らしいキレ・塩気の強い醤油ダレによるコクやまろやかさ、そして風味豊かな香りとの兼ね合いはもちろん、もっちり感とした弾力と強いコシを併せ持ったノンフライ太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り505kcalとなっております。(塩分は7.4g)
カロリーは、一回り大きな“どんぶり型”・横浜家系ラーメンならではの濃厚な豚骨醤油スープにも関わらず割と低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもかなり高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり138g、麺の量は65gとのこと。
また、今回はカロリーの内訳などが記載されていないんですが、豚骨の旨味を凝縮させた濃厚な豚骨醤油スープですから…スープだけでも150kcal前後の数値を占めているものと思われ、素材の旨味を存分に活かした家系らしいテイストを再現し、白飯必須の濃い目でコク深い仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”や動物油脂をはじめ…
- ポークエキス
- 食塩
- ニンニクペースト
- 香辛料
といった、家系の割に肩すかしを食らうほどシンプルな構成となっており、家系には欠かせない鶏の旨味や鶏油の文字が記載されていないことから…やはり豚骨をじっくりと炊き出したかのようなコク深くまろやかな出汁スープに醤油ダレを合わせ濃厚な豚骨醤油スープに仕上げ、思わず白飯が欲しくなる…塩気の強い味わいを想像させる材料が並びます。…ただ、鶏の旨味や鶏油をはじめ使用されている材料がかなり少ない点が若干気になりますね。(多ければ良いというものではありませんが。)
JANコード | 4903088016078 |
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原材料名
スープ(しょうゆ、動物油脂、ポークエキス、糖類、食塩、ニンニクペースト、香辛料)、めん(小麦粉(国内製造)、食塩、大豆食物繊維)、かやく(味付豚肉、焼のり、ホウレンソウ、ねぎ、糖類、デキストリン、でん粉)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、像粘多糖類)、香料、酒精、乳化剤、カラメル色素、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、リン酸Ca、クチナシ色素、(一部に小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (138g) 当たり]
熱量 | 505kcal |
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たんぱく質 | 11.5g |
脂質 | 21.2g |
炭水化物 | 67.1g |
食塩相当量 | 7.4g めん・かやく 1.6g スープ 5.8g |
開封してみた
そして、フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、粉末スープ、かやく、“焼のり”といった4つの調味料などが入っています!
そして、こちらが今回使用されている調味料などの4パックとなっていて、家系らしく濃厚なテイストを再現するに相応しい液体・粉末からなるWスープ仕様で、特に液体スープは醤油ベースでありながらも豚骨の旨味を含むトロッとした状態でしたので、調理中はフタの上でしっかりと温めておくと良いでしょう!
さらに、麺はご覧の通り厚みもあり若干幅広なノンフライ仕様ということで、湯戻りする以前からすでにもっちりとした弾力と硬めの食感を兼ね備えた家系ラーメンにぴったりな食べ応えのある太麺が採用されているようです!
調理してみた
ではまず“かやく”から入れてみます。
そして、この“かやく”には…
- 味付豚肉
- ほうれん草
- ねぎ
が入っています。
特に“ほうれん草”はFD(フリーズドライ)製法のようで、臨場感の高い食感に期待できそうです!ただ、全体的に少なめではありますが、家系ラーメンとしては必須の具材が取り揃えられているようです!(肝心の海苔も別添されており、そちらは最後に添えます。)
続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで先ほどまでの太麺がさらに太さを増し、もっちりとした弾力や強いコシが加わり、まだ別添されている液体スープや粉末スープを加える前の状態ではありますが、カップ麺ながらも家系ならではのコク深く濃厚な豚骨醤油スープと相性抜群な歯切れの良さやガシッとした食べ応えによって食欲をガツンと満たしてくれる本格的な一杯…といった印象の出来上がりです。
次に先ほどの粉末スープを加えていきます!
すると…こちらには粒子の細かい粉末スープが豊富に使用されており、特にクセのある風味もなく、もちろん粉末仕様ですから脂っこさといった印象もありません!
さらに液体スープを加えていきます!
こちらはまず、豚骨の旨味エキスと思われるサラッとした脂・油分がたっぷりと出てきます!ただ、こちらもまた変に豚骨臭が強いわけでもなく、丁寧な豚骨醤油スープであることに間違いなさそうです!
そしてその後からは…醤油感の強い濃いめのスープがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!この辺りに関してはやはり塩分が高いだけあって量も多く、見るからに塩気も強そうです!(スープだけで5.8gもあります。。)
ご覧の通り液体スープは量も多くフタの上で温めておいたせいか非常にサラッとした状態でしたので、すぐに容器底へと沈んでいき、上質な脂・油分が表面に広がっていき、粉末スープも粒子がかなり細かいのですんなりとスープへ馴染みだし、横浜家系ラーメンでも豚骨臭の強い・無臭なところなど様々ではありますが、今回のフレーバーは臭みが一切なく、濃厚ながらも万人受けするかのような一杯といった印象が強く、個人的には少しでも良い意味での豚骨臭さがあった方が好みですので若干物足りなくも感じられます。。
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして出来上がりに“焼のり”3枚を添えたところがこちら!
ちなみにスープは思ったよりも“とろみ”というか濃厚感はなく比較的サラッとした状態で、厚みのある旨味が凝縮されている…といった印象が強く、表面に浮かぶたっぷりの脂・油分が広がるものの…豚骨臭・鶏油ならではの風味はまるで皆無で、微乳化といったキレ・コク深さが際立っているようにも見え、出汁スープに醤油ダレがどれほど利いているのか?非常に気になりますね。。
ただ、どうしても鶏油ならではの風味がない点が残念ですね。。
鶏油と言えば家系では欠かせない仕上げの調味油で、これが家系らしさを象徴しているため、家系好きにとってはかなり物足りなさを感じるのではないでしょうか?
そのため、個人的には豚骨の旨味と醤油ダレがしっかりと利いた濃厚な豚骨醤油スープといったところで、家系らしい風味を引き立てるなら鶏油を自作して加えてみても良いかもしれませんね!見た目としてはかなり完成度の高い仕上がりでしたので、鶏油の風味がないのはかなりもったいないです。。(かなり濃厚なので醤油ダレの方も気になります…)
以前、個人的に家系ラーメンを自作したことがありますので、醤油ダレや鶏油の作り方について詳しくは下記の記事もぜひご覧ください。
やはり家系と言えば濃厚こってり…なのにキレの良いシャープな飲み口といったメリハリのある力強いスープで良い意味でクセのある鶏油の風味・コクが際立った深み・粘り気のある味わいであるべきなので、そもそも家系として賛否分かれそうな一杯ではありますね!…というか風味だけだと全く家系ではありません。(鶏油ってカップ麺に再現するのがそんなに難しいんですかね?)
食べてみた感想
一口食べてみると…味も濃く豚骨の旨味がしっかりと利いたことでこってり感もそれなりにありますが、やはり豚骨のこってり感が際立ったせいで醤油感の強いキリッとしたシャープな飲み口が損なわれていますね!とにかくまろやか…そして鶏油ならではの風味もなく、栄養成分表示に記載されていた塩分にも関わらず全くしょっぱさがありません。。なんと言うか…豚骨の主張が強すぎるのでしょうか?正直言って濃厚な豚骨醤油スープといった印象が強く、家系ラーメンではありません!パッケージと価格設定から購入を迷っていましたが、実際食べてみて肩透かしを食らいます。。
というのも…本来鶏油がしっかりと使用されていると食べ進めていくに連れて徐々に口の周りがペタペタとくっつくような脂感があるんですが、今回の一杯に関しては鶏油そのものの存在が確認できませんし、原材料にも“鶏”の文字がありません。。そのため、家系ならではの風味・良い意味でのクセは全くなく、何も知らずに味わってみると家系であることに気付かないのではないでしょうか?とは言え…方向性は違えども本格感のある味わいであることに間違いありません!“家系”の文字がなければ納得です!
そして、塩気も豚骨のコク深さ・まろやかさによってキレの良さはないものの…スープ自体は油の層が表面に浮かぶことで濃厚な仕上がりですから白飯も合いますね!今回は少量ではありますが残ったスープと楽しむ用に用意しておきましたので後ほどスープに浸して味わってみたいと思います!しかし、上記の通り豚骨の旨味に関しても脂っこさは一切ありませんから最後まで“くどさ”を感じさせることなく濃厚な味わいが楽しめるのではないでしょうか?ただ、家系としては塩気・鶏油の風味がないのは致命的なので、あくまで濃厚な豚骨醤油として味わってみると良いでしょう!
麺について
麺は、ご覧の通り厚みもあり若干幅広な太いノンフライ仕様ということで、もっちりとした弾力とコシの強い硬めの食感を兼ね備え、お店さながらの仕上がりとなっています!
そんな太麺には、豚骨をじっくりと炊き出したかのようなコク深くまろやかな出汁スープに醤油ダレをバランス良く合わせた濃いめの豚骨醤油スープがよく絡み、一口ずつに“くどさ”のないまろやかな豚骨の旨味やコクなどが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る芳醇な醤油の風味が後味良く抜けていきます!…というかやはり塩気が弱く鶏油の風味が皆無な点を考慮すると濃厚にも関わらずかなり物足りないですね。。
また、家系と言えばやはり添えられた海苔を濃いめのスープにしっかりと浸して麺に巻いて磯の風味が香るひと味違った味わいを楽しむといった醍醐味もありますから…今回は3枚使用されていましたが、別途追加してみても良いかもしれません!
他にも白飯にスープを浸した海苔を巻いてみても美味しいのでぜひお試しください!
味の濃いスープがちょうど良く調和されてこれはこれで合いますので少量でもぜひ試しておきたいところ!…というか実店舗だとライスにテーブル調味料・香辛料や各種トッピングを加え、そこに海苔やスープを加えるといったサイドメニュー的な食べ方をしている方も多いので茶碗の方で味付けをして楽しんでみても良いでしょう!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付豚肉が入っていて、薄くカットされているものの…サイズとしては申し分なく、じっくりと味わってみると、それなりに肉質を感じさせ、ほどよく味付けが施された肉の旨味がじゅわっと滲み出す仕上がり具合となっていたため、単品で味わうというよりも、スープとしっかりと馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした太麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの“ほうれん草”は、FD仕様ということもあって食感の良さに期待していたんですが…湯通しし過ぎたかのようなふにゃっとした仕上がり具合で、家系にぴったりな口直しやちょっとしたアクセントとしても弱い印象です。。
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、大きくカットされたことでシャキシャキとした食感が心地良く、ちょうど良い薬味にもなったことで、今回の豚骨醤油スープの美味しさを引き立て、さらに後味すっきりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは先ほどもお伝えした通り、豚骨臭のないコク深くまろやかな旨味がこってりとしたテイストを引き立てているものの…醤油感の強いキリッとした口当たりを損なってしまい、さらに家系には欠かせない鶏油によるコクや風味も皆無、それによって濃厚感だけが際立った豚骨醤油スープといったところで、コク深いスープで非常に濃厚なんですが、塩気や鶏ガラなどの旨味、そして肝心の鶏油などを考慮すると、とても家系ラーメンとは呼べません!
そしてそもそも旨味が凝縮された厚みのあるスープとなっており、脂っこさや“くどさ”といった感じもありませんので決して重たい印象もなく、豚骨をじっくりと炊き出したことで深みのある味わいに仕上がり、“かえし”となる醤油ダレのキレとのバランスが気になりますね。。これで税別358円は高すぎるのではないでしょうか?
そのため、商品名としては完全に名前負けしたテイストとなっており、デフォルトの状態で十分濃厚な味わいがたっぷりと楽しめるわけですが、家系ラーメンとなると気になる点がいくつもあり、単純に“豚骨醤油ラーメン”だったら納得の味わいだったようにも感じられます!(個人的に“ニュータッチ”だったので若干期待していたんですが…)
また、何度もスープを馴染ませながら味を確かめても…やはりスープはしっかりと全体に馴染んでいるようで、豚骨のコク深さ・まろやかさだけが際立っていることに間違いなく、どうしても塩気と鶏油の風味が物足りなく感じられましたので、もしかすると万人受けするクセのない家系を目指したのかもしれません。。それにしても個人的に家系は好みのジャンルですので残念でしたね!(家系のカップ麺は通年扱いされているものが少ないので…)
ただし、濃厚な豚骨醤油スープであることに間違いありませんから、残ったスープに追い飯してみると非常に相性抜群です!塩気が物足りないんですが、味が濃いのでこういったご飯と合うんでしょうね!
このように、今回の“極麺処 横浜 家系豚骨醤油”は、じっくりと炊き出したかのような臭みのない豚骨の旨味を丁寧に利かせたスープに醤油ダレを合わせたコク深い豚骨醤油スープに仕上げるも…豚骨の主張が強く、良く言えば濃厚ながらもクセのない万人受けするかのような仕上がりで、横浜家系ラーメンならではの醤油ダレの塩気が損なわれ、さらに肝心の鶏油も風味として皆無だったため、お好みによっては家系にぴったりな“おろしにんにく”や豆板醤などを加えてみても良いでしょう!もちろん濃厚なので白飯は必須です!
まとめ
今回「極麺処 横浜 家系豚骨醤油」を食べてみて、神奈川県横浜市のご当地ラーメン“横浜家系ラーメン”の味わいをカップ麺に再現した一杯には…コク深く濃厚ながらも塩気や鶏油特有の風味が物足りなく感じられ、臭みのない豚骨の旨味が凝縮された濃厚な豚骨醤油スープに仕上がり、クセのない横浜家系ラーメンといった家系とは完全に異なるものの…幅広い層に好まれそうなコク深い一杯となっていました!
やはり家系はハマりますね!今回の一杯は鶏の旨味や鶏油、醤油の強さなど家系を再現しようとしているのかさえ微妙でしたが…豚骨の旨味を凝縮させた濃厚なテイストで、個人的には家系と呼べるものではなく、特にクセもありませんのでコク深い豚骨醤油スープをお店さながらの太麺と一緒に味わいたい方におすすめの一杯と言えるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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