「ペヤング 中華あんかけ風やきそば」を食べてみました。(2023年10月2日発売・まるか食品)
この商品は、味の染み込んだ具材入りの“あんかけ風ソース”を使用し、“あんかけ焼そば”をペヤング流に再現したもので、ホタテやチキン、野菜の旨味などを利かせた“とろみ”のある“あんかけ風ソース”に調理感のある“ごま油”が香り立ち、具材に使用したエビや“カニ風味かまぼこ”からも良い旨味が滲み出し、そこに麺から香るラードの旨味や香ばしさが相性良くマッチしたクセになる一杯、“ペヤング 中華あんかけ風やきそば”となっております。(値段:税別230円)
ご覧の通り、パッケージには見るからに中華風のテイストを思わせるデザインがあしらわれ、“中華あんかけ風”といった今回の商品名を大きく記載し、“あんかけ風ソース”には味を染み込ませた具材として粒状大豆たん白や野菜(たけのこ・にんにく)、豚肉加工品や“乾しいたけ”などが使用され、中華風の“あんかけ焼そば”特有の雰囲気ある味わいを表現、本格的でトロッとしたソースが楽しめそうです!(“中華あんかけ焼そば”と“あんかけ焼そば”ではちょっとニュアンスも異なりますので、この辺にも注目したいですね。)
また、今回のパッケージには特に仕上がりイメージが掲載されていないんですが、原材料を見る限り具材には…キャベツ・エビ・“カニ風味かまぼこ”が使用されていて、価格もレギュラー商品の税別193円以外に最近だと税別214円や税別220円といった商品が発売されている中、税別230円と若干高めな設定となっています!
…というかソースの構成を見てみると特にウスターソースや中華あんかけの素、鶏ガラスープなどは見当たらず、今回の“中華あんかけ風やきそば”は、様々な旨味エキスに“でん粉”を加えたことで“とろみ”を付けているようで、以前ご紹介した湯切りなしで仕上げる“ペヤング かきたまあんかけ風うどん(2023年3月27日発売)”ほどトロトロな餡ではありません!(恐らく中華風というのは…味の染み込んだ具材によって表現しているものと思われます。)
他にも特徴として…麺はシリーズお馴染みのラードを使用した油で揚げたフライ麺が採用されており、ホタテやチキン、野菜の旨味などを利かせ、味の染み込んだ具材入りの“あんかけ風ソース”の雰囲気ある味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
動物系や魚介系、野菜など実に様々な旨味を利かせた“あんかけ風ソース”は…思ったほど味が濃いわけではありませんが、素材本来の旨味が伴ったことで申し分のない味わいに仕上がり、麺全体に馴染むことで餡が見当たらなくなってしまう点が気になるところ。
そして具材に使用されたキャベツ・エビ・“カニ風味かまぼこ”以外にも味の染み込んだ具材によって中華風の雰囲気ある美味しさが表現され、そこにシリーズらしいラードの旨味や香ばしい風味が滲み出すことによって調理感のある仕上がりとなっていました!
これは特に、トロッとした“あんかけ焼そば”が好みの方はもちろん、ホタテやチキン、野菜の旨味などをバランス良く利かせ、味が染み込んだ具材入りの“あんかけ風ソース”の味わいを“カップ焼そば”としてじっくりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
ペヤング 中華あんかけ風やきそば
今回ご紹介するカップ麺は、お馴染み“ペヤング”シリーズの新商品ということで、旨味溢れる“あんかけ焼そば”を“ペヤング”流にアレンジ、ホタテやチキン、野菜の旨味をバランス良く合わせ、味の染み込んだ具材入りの“あんかけ風ソース”によって雰囲気ある味わいを表現、具材にはキャベツ・エビ・“カニ風味かまぼこ”を使用し、そこにシリーズらしいフライ麺から滲み出すラードの旨味・風味が滲み出す一杯、“ペヤング 中華あんかけ風やきそば”となっています。
※売っている場所:今回はヨドバシの通販で購入
ちなみに“ペヤング”シリーズとしては、2023年4月24日に発売された“ペヤング 炎のネギ辛やきそば”から約2ヶ月半も新商品が発売されていませんでしたが…ここ最近になって“ペヤング 麻婆やきそば(2023年9月4日発売)”や“ペヤング 超大盛たこ焼き風やきそば どろソース付き(2023年9月11日発売)”、“ペヤング アッラ・ナポレターナやきそば(2023年9月18日発売)”や“ペヤング 通称ガリぺ風やきそば(2023年9月25日発売)”など頻繁に発売されるようになっています!
このように“ペヤング”シリーズにはレギュラーサイズとして激辛なテイストから突拍子もない企業・メーカーとのコラボだったりと様々なフレーバーが発売されており、他にもボリューム感のある“超大盛”シリーズや“GIGAMAX”・“ペタマックス”シリーズなど…その種類は非常に多岐に渡り、2022年も様々なフレーバーが登場したように発売48年を迎える2023年もまだまだ期待したいところ!
※“ペヤング ソースやきそば”は1975年(昭和50年)3月に発売されました。
他にも、ここ数年の“ペヤング”シリーズ一覧は下記の記事にもまとめてありますので、ぜひご覧ください!やはり“ペヤング”は改めて見ると多種多様なフレーバーが数多く登場していて面白いです!
それでは、今回の“ペヤング 中華あんかけ風やきそば”がどれほどホタテやチキン、野菜の旨味を利かせた旨味溢れるテイストとなっているのか?各種具材の他にも“あんかけ風ソース”に含まれる味の染み込んだ具材との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもラードを使用した油で揚げた麺から滲み出るラードの旨味・香ばしさが印象的なすすり心地の良い麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り567kcalとなっております。(塩分は4.1g)
カロリーは、汁なしカップ麺(カップ焼そば)の割にそこまで高い数値というわけではなく、塩分も同じく低めの数値となっています。
ちなみに1食当たり136g、麺の量は90gとこちらは他のレギュラー商品と同じボリューム感のようです!(たっぷり使用された餡の分、1食当たりのg数が高めではあります。)
原材料について
では原材料も見てみます。
ソースには、ほたてエキスや食塩をはじめ…
- 植物油脂
- チキンエキス
- 香辛料
- しいたけパウダー
といった、ホタテやチキン、野菜の旨味などを利かせ、味の染み込んだ具材入り“あんかけ風ソース”を加えることによって本格感のある“あんかけ焼そば”を再現、具材として使用されたエビや“カニ風味かまぼこ”からも良い旨味が滲み出し、最後まで飽きの来ない雰囲気ある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:まるか食品 本社工場(群馬県)
JANコード 49 02885 01008 1 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(糖類、たん白加水分解物、粒状大豆たん白、ほたてエキス、野菜(たけのこ、にんにく)、食塩、植物油脂、チキンエキス、豚肉加工品、香辛料、しいたけパウダー、乾しいたけ)、かやく(キャベツ、エビ、カニ風味かまぼこ)/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、酒精、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、膨張剤、ソルビトール、香料、リン酸塩(Na)、炭酸水素Na、加工デンプン、ベニコウジ色素、ビタミンB₂、(一部にえび・かに・小麦・卵・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (136g) 当たり]
熱量 567kcal たんぱく質 11.6g 脂質 26.9g 炭水化物 69.6g 食塩相当量 4.1g
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り“かやく”、ソースといった2つの調味料などが入っています。
そしてこちらが今回使用されている調味料などの2パックとなっていて、特にソースにはホタテやチキン、野菜の旨味などを凝縮し、他にも味の染み込んだ具材入りによって雰囲気あるソースがたっぷりと使用されているようで、“あんかけ”らしく特に粘度のある状態ではありませんので、調理中はフタの上で軽く温めておく程度で十分かと思われます!
また、麺はご覧の通りシリーズお馴染みのやや細めのフライ仕様となっていて、すすり心地も非常に良く、ラードを使用した油で揚げたことによってラードの旨味や香ばしい風味が“あんかけ焼そば”をイメージしたソースにも相性良く馴染み、調理感のある香りに引き立った味わいがしっかりと楽しめそうです!
調理してみた
ではまず先ほどの“かやく”を入れてみます。
そして、“かやく”には…
- キャベツ
- エビ
- カニ風味かまぼこ
が入っています!
このように今回のフレーバーを美味しく引き立てる具材が取り揃えられ、決して豊富ではありませんが、特別物足りなさといった感じもありません!
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:480ml)
そして出来上がりにしっかりと湯切りをしたところがこちら!
先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺には細めながらも歯切れの良いコシが加わり、まだ別添されているソースを加える前の状態ではありますが…ホタテやチキン、野菜の旨味を利かせ、味の染み込んだ具材入りの“あんかけ風ソース”がたっぷりと使用され、そこに麺から滲み出すラードの旨味・香ばしい風味が加わった調理感のある一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどのソースを加えていきます!
すると…原材料を見る限り、粒状大豆たん白・野菜(たけのこ・にんにく)・豚肉加工品・“乾しいたけ”といった味の染み込んだ具材が豊富に使用されたソースがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!
そして量もやや多めでトロッとしたソースは、ご覧の通り表面に留まった状態となっており、餡よりも味の染み込んだ具材が豊富に使用されている点が印象的といったところ!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
すると…“あんかけ焼そば”らしくトロッとしたソースということもあって、すんなりと麺に馴染んでいきます!というかやはり餡よりも具材の方が多く感じられます。。
そしてソースが全体に馴染むと…先ほどまでの濃いソースが落ち着き、餡は麺にコーティングされたことでイメージしていたようなトロトロな“あんかけ”は見当たりません。。
また、具材に使用されたエビや“カニ風味かまぼこ”からも良い旨味が滲み出し、他にもソースに含まれていた各種具材によって全体の旨味が際立ち、塩ベースといった後味の良い“あんかけ焼そば”をイメージしているようにも感じられます!
食べてみた感想
一口食べてみると…“あんかけ焼そば”らしく様々な旨味が凝縮され、特にホタテやチキン、野菜の旨味などがバランス良く馴染み、さらに具材として使用されたエビや“カニ風味かまぼこ”からも良い旨味が滲み出し、他にも味の染み込んだ具材が雰囲気ある味わいを際立たせているものの、やはりこの餡が全て麺にコーティングされてしまっている点が気になりますね!
やっぱり“あんかけ焼そば”と言えばトロトロの餡をたっぷりと絡めていただくといった醍醐味がありますから…“中華あんかけ風”といった商品名らしくあくまで「あんかけ風」な仕上がりといったところ!そして中華風の雰囲気に関しては恐らくソースに含まれていた味の染み込んだ具材(特に“たけのこ”と椎茸)で再現し、ちょっと賛否分かれるような気も否めません。。
とは言え、味付け自体は申し分ありませんから、お好みによっては相性の良いペッパー系の香辛料をちょい足ししてみても良いでしょう!ただし“あんかけ風ソース”が麺にコーティングされてしまっているため、早めに食べないと麺がボテッとした感じになってしまいます。。そのため、このボリュームでトロトロの餡を楽しむなら別添されているソースは倍の量でも良いくらいです!
麺について
麺は、ご覧の通りシリーズお馴染みのやや細めのフライ仕様で、ほどよい弾力と細めながらも歯切れの良いコシを兼ね備え、すすり心地も非常に良い風味豊かな仕上がりとなっています!
そんな麺には、ホタテやチキン、野菜の旨味を利かせ、味の染み込んだ具材入りの旨味溢れる“あんかけ風ソース”がよく絡み、一口ずつに雰囲気ある中華風の味わいや“あんかけ”ならではの様々な旨味などが口いっぱいに広がっていき、具材に使用したエビや“カニ風味かまぼこ”による海鮮系の風味やシリーズらしいラードの香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“カニ風味かまぼこ”が入っていて、やや小ぶりではありますが、じっくりと味わってみると…イメージしていたような魚介系・海鮮系ならではの旨味が滲み出す仕上がりでしたので、まずは全体をよく馴染ませながら食べ進め、後ほど麺と一緒に絡めていただくと、より一層海鮮の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのエビは若干少なめではありますが、歯応えのある食感でエビ特有の旨味や香ばしさが相性良くマッチした具材でしたので、やはりこちらも上記と同じく単品で味わうというよりも全体をよく混ぜ合わせた後、麺と一緒に絡めていただくと良いでしょう!
さらにこちらのキャベツは、シャキシャキとした食感というか…炒めた感じの若干柔らかめな仕上がりで、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!そしてもちろんこちらにもソースがしっかりと馴染んでいますから、他の具材や麺と一緒に絡めていただくとちょっとした食感の良さが際立ちます!
そして、味の染み込んだ具材として使用されている粒状大豆たん白は、かなり小ぶりながらもしっかりと味付けが施され、その他にも様々な具材が含まれていますから、雰囲気ある“あんかけ焼そば”が楽しめるのではないでしょうか?
他にもこちらの“たけのこ”が使用されていて、こちらも上記の具材と同じくしっかりと味付けされていて、じっくりと味わってみると…素材本来の味が感じられ、特にこれが中華風のテイストを際立たせているように感じられます!
ソースについて
ソースは、ホタテやチキン、野菜の旨味を利かせ、味の染み込んだ具材入りの“あんかけ風ソース”に仕上げたことによって“あんかけ焼そば”ならではの旨味が凝縮された味わいを再現、旨味に関しては申し分ないんですが…どうしても麺に“あんかけ風ソース”が全てコーティングされたことで餡が見当たらない点が残念ですね。。
ただ、別添されているソースに含まれている味付けされた各種具材が良い旨味や風味を際立たせ、ソースそのものに物足りなさといった感じはありませんが、一方で後味さっぱりし過ぎているような気もします。。恐らくこの辺で賛否分かれそうな感じで、ソースの量がもっと多ければ申し分ない一杯だったのかもしれません!やはり“中華あんかけ風”と聞くとトロトロの餡に期待しますので!
まとめ
今回「ペヤング 中華あんかけ風やきそば」を食べてみて、ホタテやチキン、野菜の旨味を利かせ、味の染み込んだ具材入りの“あんかけ風ソース”を加えることによって“あんかけ焼そば”を“ペヤング”流にアレンジした一杯には…コク深くも後味の良いテイストに際立ち、味付けされた各種具材が良い旨味や中華風の雰囲気を表現、他にも具材に使用されているエビや“カニ風味かまぼこ”からも良い旨味が滲み出し、そこにシリーズならではの香ばしいフライ麺が相性良くマッチした臨場感の高い一杯となっていました!
また、今回の商品名は“中華あんかけ風やきそば”ですから…この“中華”らしさは恐らく味の染み込んだ具材によって表現しているものと思われ、じっくりと風味なんかも確認してみると通常の“あんかけ焼そば”とはひと味違ったテイストであることに気付くかと思いますので、その辺りも考慮しつつ味わってみると面白いフレーバーと言えるのではないでしょうか?
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