「八重山そば処 小松 肉そば」を食べてみました。(2021年2月2日発売・東洋水産/ファミリーマート限定・数量限定)
この商品は、沖縄県・石垣島の“八重山そば”が大変好評の人気店“八重山そば処 小松(こまつ)”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現したもので、鰹や昆布の和風出汁に豚や鶏の旨味を後味の良い醤油スープにバランス良く合わせたあっさりめなテイストの一杯、“八重山そば処 小松 肉そば”となっております。(税抜き200円)
ご覧の通り、パッケージには“八重山そば処 小松”で実際に使用されている暖簾が描かれ、“沖縄・石垣島の名店”と記載されているように…ここ“小松”は、“八重山そば選手権 八重山そば部門”の第1回と第2回(2015年・2016年開催)で連続グランプリを受賞したほどの人気・実力を兼ね備えた有名店とのこと!
そしてその特徴としては…こちら容器側面に“鰹・豚・鶏の旨味を利かせた、こだわりのスープ!”と記載されているように、“沖縄そば”の一種である“八重山そば”が人気の名店“小松”では魚介系×動物系の旨味をバランス良く合わせた後味の良い醤油スープが特徴的であり、割とあっさりとしたテイストだからこそ最後まで飽きることもなく、じんわりと染み渡る味わいをイメージさせますね!
一方こちらには、やや幅広な中太仕様のフライ麺に鰹や豚・鶏などの旨味を利かせた醤油味の八重山スープがしっかりと絡む麺リフト写真なんかも掲載されており、見るからにもっちりとした弾力やほどよいコシを兼ね備えた食べ応えのある食感に期待できそうです!
ちなみに“沖縄そば”と言えば…ポークをベースに割とあっさりとしたキレの良いスープに仕上げ、そこに鰹節や昆布など魚介系の旨味を利かせたシンプルながらもじんわりと染み渡るかのようなテイストが特徴的で、カップ麺としても度々登場していることからもある程度人気のジャンルと言えます!(個人的にもたまに食べたくなります。。)
また、先ほどの特徴が記載されていた背景には、淡麗系のような透明感もありつつ割と醤油感の強い濃いめの仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…味付豚肉・“ねぎ”が使用されているようで、シンプルながらも味付豚肉からも良い旨味が滲み出し、食べ進めていくに連れて旨味も増していく…そんな一杯に仕上がっていることと思われます!
他にも特徴として…麺は上記の通り厚みもあり若干幅広な中太仕様(油揚げ麺)となっていて、もっちりとした食感、そしてほどよい弾力があり、それによって鰹や昆布出汁の利いたじんわりと染み渡る“沖縄そば”の一種である“八重山そば”特有のあっさりとした中にもしっかりと素材の旨味が楽しめる風味豊かなスープとともに最後まで飽きることなく楽しめるというわけです!
出汁の利いた透明度の高い醤油味のスープには、じんわりと染み渡る鰹や昆布など魚介系の旨味が豚や鶏の旨味によって引き立てられていたものの…思ったよりもあっさりとした感じが強く、キレの良い口当りとバランス良くマッチしたことによって物足りなさを感じさせない味わいが最後までじっくりと堪能できる仕上がりとなっていました!
これは特に、“沖縄そば”が好みの方はもちろん、あっさりとした中にも魚介の旨味がしっかりと伝わる飲み飽きることのない味わいをじっくりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
八重山そば処 小松 肉そば
今回ご紹介するカップ麺は、沖縄県・石垣島の人気有名店“八重山そば処 小松”の味わいを同店監修によってカップ麺化したもので、鰹や昆布など魚介出汁に豚や鶏といった動物系の旨味がバランス良くマッチし、醤油感の強いキリッとしたシャープな飲み口と、じんわりと染み渡るコク深くもあっさりととしたスープに仕上がり、やや幅広な弾力のある中太麺とともに素材の旨味がストレートに楽しめる一杯、“八重山そば処 小松 肉そば”となっています。
ご覧の通りフタの上には特に別添調味料などは一切なく、こちらにも容器側面と同じく名店“小松”の暖簾をイメージしたイラストが描かれ、今回の商品名“肉そば”や、“鰹・豚・鶏の旨味を利かせた、こだわりのスープ!”といった特徴なんかも掲載されたいかにも沖縄らしさをイメージさせるデザインにあしらわれています!
また、こちらには“八重山そば処 小松”の実店舗写真や住所などが記載されており、昔ながらの赤瓦が印象的な民家に広々と落ち着いた雰囲気でいただく“八重山そば”が大変人気とのことで、“沖縄そば”でお馴染み“ソーキそば”や“てびちそば”なんかも楽しめる人気店のようですね!
ちなみにここ“八重山そば処 小松”の創業は2014年9月、大阪の料亭での修行経験の後、旧石垣空港内の“ゆうな”で25年もの間勤務し、その後店主“有田 直(なおし)”氏によってオープンさせたのがはじまり。
そして今では“八重山そば選手権 八重山そば部門”にてグランプリを受賞するほどの人気・実力を兼ね備えた名店として広く知られているようです!…これは実店舗でも食べてみたいものです。。(“八重山そば”とは…石垣諸島で愛されている“沖縄そば”の一種です。)
そして“沖縄そば”の味わいを再現したカップ麺と言えばこれまでにも…
- 沖縄そばの名店 楚辺(2019年2月19日発売)
- 沖縄そば専門店 浜屋監修 沖縄そば(2019年7月8日発売
- しむじょう三枚肉そば(2019年7月30日発売)
- 御殿山 監修 琉球古来そば(2019年10月14日発売)
- 沖縄の名店 そば処 根夢監修(2019年11月25日発売)
- 沖縄そばの名店 3丁目の島そば屋(2020年2月18日発売)
- ちゅるげーそば 沖縄そば大盛り(2020年7月28日発売)
などいくつもの名店が続々と商品化されているように、割と定期的に発売されていることからも、ある程度の人気・シェアがあることが予想されます!…というか、“沖縄そば”の美味しさに気付くとハマりますよね!笑
その“沖縄そば”のカップ麺については下記のページにもまとめてありますので、ぜひご覧ください。
それでは、今回の“八重山そば処 小松 肉そば”がどれほどポークをベースに鰹や昆布など魚介出汁を凝縮させた染み渡る味わいに仕上がっているのか?肉の旨味を際立たせる味付豚肉との兼ね合いはもちろん、なんと言っても幅広な弾力のあるもっちりとした食感に仕上がった中太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り373kcal(めん・かやく329kcal / スープ44kcal)となっております。(塩分は6.5g)
カロリーは、縦型ビッグサイズの割にあっさりとした“八重山そば”らしくかなり低めな数値のようですが、一方で塩分はかなり高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり87g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと44kcalとやはり動物系の旨味を利かせたとは言え非常にあっさりとした仕上がりであり、特に素材の旨味を存分に活かしたキレ・後味すっきりとしたテイストをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、食塩やチキンエキスをはじめ…
- 魚介エキス
- しょうゆ
- ポークエキス
- 植物油
- こんぶエキス
といった、鰹や昆布など魚介の旨味を豚や鶏の旨味によってコク深く引き立てられたじんわりと染み渡る深みのある醤油味のスープに仕上げ、あっさりとした中にもしっかりと旨味が感じられる“沖縄そば”ならではの味わいを想像させる材料が並びます。
JANコード | 4901990368476 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(食塩、チキンエキス、魚粉エキス、しょうゆ、砂糖、ポークエキス、植物油、酵母エキス、こんぶエキス)、かやく(味付豚肉、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、カラメル色素、乳化剤、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (87g) 当たり]
熱量 | 373kcal |
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たん白質 | 9.9g |
脂質 | 14.9g |
炭水化物 | 49.7g |
食塩相当量 | 6.5g めん・かやく: 2.0g スープ: 4.5g |
ビタミンB1 | 0.29mg |
ビタミンB2 | 0.37mg |
カルシウム | 157mg |
また、販売者は東洋水産株式会社と記載されていますが、製造所はグループ会社である株式会社酒悦が行っているようです。
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、具材には…
- 味付豚肉
- ねぎ
が入っています。
そして、風味としてはこの時点ですでに魚介系の染み渡るような食欲そそる香りが確認でき、シンプルながらも素材の旨味を活かしたことで三枚肉とまではいきませんが…実店舗でも提供している“三枚肉そば”辺りのテイストを再現しているようにも感じられますね!
また、麺はご覧の通り厚みもあり若干幅広な中太麺仕様となっていて、湯戻りする以前からすでにもっちりとした食感や歯切れの良いコシが表現されているように思われます!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:460ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりとお湯を吸ったことで、先ほどまでの中太麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはもっちりとした弾力や強いコシが加り、想像以上に食べ応えのある一杯…といった印象の出来上がりです。
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして、スープが全体に馴染むと…“八重山そば”らしくスープ自体は非常にサラッとしたあっさり系の醤油味のテイストに仕上がり、まさに鰹・豚・鶏といった素材の旨味をしっかりと活かしたじんわりと染み渡る味わいが表現されているように感じられます!
また、“沖縄そば”の多くは醤油味(または塩味)で割とあっさりめに仕上げたスープに魚介系の旨味を利かせ、さらにポークをはじめ動物系の旨味が厚み・深みを際立たせているんですが、今回の“八重山そば処 小松 肉そば”に関しても同じく安定感のある味わいが表現されていて、キリッとした口当たりが印象的な醤油味、さらに具材に使用された味付豚肉からも良い旨味が滲み出しているようにも見えますね!これはシンプルながらも飽きの来ない一杯といったところ!!
食べてみた感想
一口食べてみると…“沖縄そば”らしいあっさりとした中にもしっかりと魚介系・動物系の旨味を活かしたじんわりと染み渡る味わいがバランス良くマッチし、特に変な臭みなどもなく、非常にあっさりとしたシンプルながらも丁寧な味わいに感じられます!
ただ、“沖縄そば”のひとつである“八重山そば”の味わいを再現した今回の一杯としては、思っていた以上にあっさりとしているため、若干物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが…その分かなり幅広い層に好まれる一杯とも言えるでしょう!(そのため、濃いめのテイストが好みの場合は調理時に少しお湯を少なめにしてみても良いかもしれません。)
とは言え、醤油感の強いキリッとしたシャープな飲み口は最後まで飲み飽きることもなく、素材の旨味がバランス良く融合されているせいか…ついついスープが止まらなくなってしまいますね。。
麺について
麺は、ご覧の通り厚みもあり若干幅広な太いフライ麺といった仕様で、見るからにもっちりとした弾力やほどよいコシを兼ね備えた食べ応え抜群な仕上がりとなっています!(本来の“八重山そば”に使用されている麺は“ちぢれ”がなくストレート麺が採用されているようです。)
そんな中太麺には、ポークをベースに鰹や昆布など魚介出汁をしっかりと利かせたあっさりとした中にも旨味が感じられる“八重山そば”ならではのじんわりと染み渡る醤油スープがよく絡み、一口ずつに魚介系×動物系による深みのある旨味が口いっぱいに広がっていき、鰹ならではの風味が後味良く抜けていきます!…やはり“沖縄そば”のテイストはたまに食べたくなりますね。。若干あっさりし過ぎているような気もしますが…この落ち着いた雰囲気がまた好印象といったところ!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付豚肉が入っていて、見た通り小さくカットされているものの…よく見かけるチープな仕上がりとは若干異なり、じっくりと味わってみると…しっかりとした肉質を感じる噛み応えもあり、さらに肉の旨味がじゅわっと滲み出てくる仕上がり具合となっていましたので食べはじめはスープ底に沈めておき、旨味を少しでも引き立ててもらった後に麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が引き立って楽しめるかと思われます!(湯戻りも若干完全ではありませんでしたので…)
また、こちらの“ねぎ”は、見た通りやや小さめにカットされたことでシャキシャキ感というよりも、ちょうど良い薬味にもなったことによって今回の“八重山そば処 小松”の味わいを美味しく引き立て、さらに後味すっきりとした具材として相性良く馴染んでいます!
スープについて
スープは、先ほどもお伝えした通り鰹や昆布など魚介の良い出汁が豚や鶏といった動物系の旨味によってコク深く引き立てられ、あっさりとした中にも素材の旨味を活かした味わいがじんわりと染み渡っていき、濃いめながらも透明感のある見た目通り醤油感の強いキレとあっさりとした後味が非常に心地良く、石垣島諸島で愛されているという“沖縄そば”の一種“八重山そば”ならではのテイストがじっくりと楽しめるのではないでしょうか?
そして、この魚介系・動物系の旨味に関しては、どちらかが突出しているわけでもなく、互いの旨味を引き立て合うかのようなあっさり感とコク深さが両立された仕上がりで、全く臭みのない豚など動物系の旨味が魚介出汁の美味しさを下支えし、それによってキレ・後味の良い醤油味のスープにも関わらず物足りなさを一切感じさせない深みのある味わいとなっているようですね!(容器底には粉末スープがダマになっているため、しっかりと混ぜながらいただくと良いでしょう。)
また、具材に使用されている味付豚肉からも良い旨味が滲み出し、食べ進めていくに連れてどんどん美味しさが引き立っていき、あっさりとした醤油味ということもあって、ついついスープが止まらなくなってしまいます。。これは飽きが来ませんね!!(全体を考慮するとこれくらいのあっさり感がちょうど良いのかもしれません。)
ちなみに、これまで発売されてきた数多くの“沖縄そば”の味わいを再現したカップ麺はほぼ同等のテイストが表現されていた一方、今回の一杯は特にあっさりとした印象が強く、じんわりと染み渡る素材の旨味を存分に活かしたことで食べはじめは若干薄く感じられるかもしれませんが…後半になるに連れて物足りなさを感じることもありません!
このように、今回の“八重山そば処 小松 肉そば”は、鰹や昆布など魚介出汁を豚や鶏といった動物系の旨味によってコク深く引き立てられ、キリッとしたシャープな飲み口が印象的なあっさりとした醤油ベースのスープに仕上がり、すっきりとした喉越しの後からは…じんわりと染み渡る美味しさがしっかりと感じられ、まさにシンプルながらも最後まで飽きの来ない仕上がりとなっていましたので、お好みによっては調理する際のお湯の量を若干少なめにしてみたり、魚粉をちょい足しして味を調整してみても良いでしょう!
まとめ
今回「八重山そば処 小松 肉そば」を食べてみて、石垣島諸島で愛されているという“八重山そば”の名店“小松”の味わいを再現した一杯には、魚介出汁と動物系の旨味をバランス良く合わせた醤油感の強いあっさりとしたテイストに仕上がり、このあっさりとしたスープにも関わらず風味豊かでじんわりと染み渡る美味しさがクセになるメリハリの付いた優しい味わいとなっていました!
やはり“沖縄そば”の味わいを再現したカップ麺は安定感がありますね!個人的にはもう少し全体的に魚介系・動物系の旨味を押し出した方が良かったような気もしましたが、後味すっきりとした“八重山そば”の味わいを再現した一杯はかなり幅広い層に好まれるテイストと言えるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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