「名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル」を食べてみました。(2024年1月30日発売/2024年10月8日再発売・日清食品/セブンプレミアム)
この商品は、名店の味を敢えて“雑うま”にした“名店ジャンク”シリーズ第2弾として登場したもので、福岡に本店を置く名店“一風堂”監修によって看板メニューの“白丸”をヌードルタイプにアレンジ、背脂やポークオイル、焦がしラードオイルなどを合わせた豚骨スープに若干幅広な中細フライ麺が絶妙にマッチしたジャンク感溢れる一杯、“名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル”となっております。(値段:税別198円)
ご覧の通り、パッケージには名店“一風堂”のロゴが大きく記載され、他にも今回シリーズ第2弾となる“名店ジャンク”といった文言が印象的で、個人的には名店“一風堂”の味をジャンクにアレンジして良いものなのか?微妙なところではありますが、そもそも“一風堂”の“白丸”と言えば…割とあっさりとしたまろやかな豚骨スープ、博多ならではの細麺などが特徴なので、この時点では“名店ジャンク”や“雑うま”の文字通り割とチープな仕上がりをイメージさせますね!(第1弾は2023年12月5日に発売された“名店ジャンク すみれ味噌ヌードル”です。)
一方こちらパッケージ側面には、“背脂の旨み際立つ濃厚豚骨”といった今回の特徴が記載されているように、この背脂の旨味を活かしたことで名店“一風堂”らしさを再現しつつもジャンク感を際立たせ、“豚骨ラーメン”ではなく“豚骨ヌードル”というだけあって麺も若干幅広な仕様が印象的といったところ!
また、その背景には“白丸”のスープをベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルなどを加え、各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…味付肉そぼろ・背脂加工品・揚げねぎ・“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は上記の通り若干幅の広いヌードルタイプのフライ仕様で、“一風堂”ならではの細めの麺とは打って変わってジャンク感が強く、ポークをベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルなどを合わせた“雑うま”な味わいがレギュラーサイズで気軽に楽しめるというわけです!
“一風堂”ならではのまろやかな豚骨の旨味など…シルキーなテイストとは全く異なり(雰囲気すら皆無…)、単純にポークをベースに背脂やラードオイルなどを加えた濃くてジャンク感溢れる味わいが印象的で、店主“河原 成美”氏もよくこの味でOK出したな。。と思うほど名店の味をジャンクにアレンジするには無理があり、良い意味での“雑うま”かと思っていましたが、実際は本当の意味での雑な仕上がりとなっていました!
【追記】この商品は、2024年10月8日に再発売されています!
名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル
今回ご紹介するカップ麺は、有名店の味をジャンクにアレンジする新シリーズ“名店ジャンク”第2弾として登場したもので、福岡発祥の名店“一風堂”の原点である“白丸”をベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルなどで味を調えた豚骨スープに仕上げ、そこに食感滑らかで若干幅広な中細フライ麺がしっかりと絡み、香ばしくもジャンク感溢れる味わいがレギュラーサイズで楽しめる“雑うま”な一杯、“名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル”となっています。
※売っている場所:今回はセブン-イレブンで購入
ちなみに“一風堂”と言えば…セブンプレミアム ゴールドから発売されている“一風堂 赤丸新味博多とんこつ(2021年2月8日リニューアル発売)”や以前発売されていた“一風堂(IPPUDO from New York)クラムチャウダー(2023年1月24日発売)”といったひと味変わったフレーバーもあり、今回のような敢えて雑な豚骨ヌードルにアレンジした一杯は初かと思われ、個人的にはかなり賛否あるような気もします。。
それでは、今回の“名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル”がどれほど“白丸”をベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルを合わせた“雑うま”な仕上がりとなっているのか?具材に使用された“味付肉そぼろ”や背脂加工品から滲み出す旨味やコクとの兼ね合いはもちろん、なんと言ってもヌードルならではの香ばしく若干幅広な中細フライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り386kcal(めん・かやく300kcal / スープ86kcal)となっております。(塩分は4.5g)
カロリーは、“一風堂”の原点である“白丸”をベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルを利かせたテイストながらもちょっと少なめ・レギュラーサイズということもあって低めな数値のようで、塩分も同じく低めな数値となっているようです!
ちなみに1食当たり82g、麺の量は60gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと86kcalとこのボリュームを考慮すると若干高めな数値ということで、ポークオイルや焦がしラードオイルなどを使用したジャンク感のある豚骨スープを表現、そこに背脂の旨味やコク加わった“雑うま”な仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、ポーク調味料や豚脂をはじめ…
- 小麦粉
- でん粉
- 植物油脂
- 粉末しょうゆ
- 香辛料
- チキン調味料
- 香味油
- 食塩
- しいたけ調味料
- クリーミングパウダー
といった、“一風堂”の“白丸”をベースにポークオイルや焦がしラードオイルなどを利かせ、背脂でコクをプラス、具材に使用された“味付肉そぼろ”や“揚げねぎ”からも良い旨味・風味が滲み出し、名店の味を“雑うま”・ジャンク感のあるテイストへアレンジした食欲そそる香ばしい味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:日清食品株式会社 関東工場(茨城県)
JANコード | 4902105280836 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、チキンエキス、香辛料、大豆食物繊維)、スープ(ポーク調味料、豚脂、小麦粉、でん粉、卵粉、糖類、植物油脂、粉末しょうゆ、香辛料、チキン調味油、香味油、食塩、しいたけ調味料、クリーミングパウダー、紅しょうが)、かやく(味付肉そぼろ、背脂加工品、揚げねぎ、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、かんすい、炭酸Ca、増粘多糖類、香辛料抽出物、カラメル色素、セルロース、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、乳化剤、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1、酸味料(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (82g) 当たり]
熱量 | 386kcal |
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たんぱく質 | 9.1g |
脂質 | 17.9g |
炭水化物 | 48.0g 糖質 46.1g 食物繊維 1.9g |
食塩相当量 | 4.5g めん・かやく 2.1g スープ 2.4g |
ビタミンB1 | 0.13mg |
ビタミンB2 | 0.21mg |
カルシウム | 413mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“焦がしラードオイル”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみると…オイルと記載されている通り非常にサラッとした状態のようでしたので、調理中はフタの上で軽く温めておく程度で十分かと思われます。
また、具材には…
- 味付肉そぼろ
- 背脂加工品
- 揚げねぎ
- ねぎ
が入っています!
さらに麺は、ご覧の通りヌードルということもあって若干幅広な中細フライ仕様となっており、この辺りがジャンク感を演出しているのでしょうか?原材料を見る限りチキンエキスや香辛料などで若干味付けされていて、滑らかな食感をイメージさせます!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:310ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで、先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、各種具材や溶けきっていない粉末で麺の様子が確認できない状態で、実際に麺はほどよい弾力とコシが加わり、まだ別添されている“焦がしラードオイル”を加える前の状態なんですが、“白丸”をベースに背脂や各種オイルが加わったことで、福岡発祥の名店“一風堂”の味をジャンクにアレンジした“雑うま”な一杯…といった印象の出来上がりです!
続いてここに先ほどの“焦がしラードオイル”を加えていきます!
すると…無色透明のオイルがサラッとした状態で出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、文字通りのような焦がし風味は控えめのようで、ラードのこってり感も気にするほどのものではありません!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして、スープが全体に馴染むと…やはり“名店ジャンク”・“雑うま”な一杯なだけあって名店“一風堂”の面影はなく、原点の“白丸”をベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルなどを加えたジャンク感溢れるテイストとなっており、正直“一風堂”の味をジャンクにアレンジするのは無理な気がします。。まるで別物ですね!
また、“一風堂”の“白丸”といえばまろやかで後味すっきり・軽やかなテイストなんですが、今回の“名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル”に関しては背脂や各種オイルが加わったことで割と濃厚感が際立っていて、ちょっと小腹が空いた時にちょうど良く、そもそも税別198円といったリーズナブルな価格設定も納得です!
食べてみた感想
一口食べてみると…やはり“一風堂”の味をジャンクにアレンジするのは無理ですね。。“一風堂”らしさは皆無で、単純にポークベースの濃厚な豚骨スープ、そして背脂や焦がしラードオイルを加えたことで確かにジャンク感はありますが、“一風堂”の名前を出すほどではありません!そのため、“一風堂”を一旦忘れて味わった方が良いんじゃないでしょうか?決して美味しくないわけではありませんので、若干チープなコク旨豚骨スープといった味わいが楽しめるかと思われます!
そして気になる背脂や焦がしラードオイルは、ほんの脂っこさといった“くどさ”ではなくコクを引き立てる程度で、“かえし”がちょうど良いメリハリを付けているようです!ただ、この辺りに関してはお好みで調整してみてください!個人的には“おろしにんにく”辺りで味を調えた方が美味しくいただけるような気がします!どちらにしても“一風堂”をジャンクにしたら“一風堂”じゃないと思いますので、この“名店ジャンク”といった企画自体微妙な気が否めません!
また、上記の通りベースは一応“一風堂”の“白丸”ベースの豚骨スープとなっており、そこに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルを合わせたことでジャンク感はあるんですが、どうしたも“一風堂”らしさが一切感じられませんでしたので、恐らく3弾に“山頭火”辺りが登場してシリーズ自体フェードアウトするような気がします。。個人的にはかなり不評のような気がしますね!“まずい…”と思う方も多いのではないでしょうか?
麺について
麺は、ご覧の通り“一風堂豚骨ヌードル”ということもあって若干幅広な中細フライ仕様で、ほどよい弾力とコシを併せ持つ食感滑らかな仕上がりとなっていて、こちらもやはり“一風堂”らしい細ストレート麺とは異なり、まさに“名店ジャンク”シリーズらしく香ばしさが際立っているようです!
そんな麺には、“一風堂”の原点である“白丸”をベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルなどを合わせたジャンク感溢れる豚骨スープがよく絡み、コク深く濃いめの旨味をはじめ豚骨ならではのまろやかさなどが口いっぱいに広がっていき、“名店ジャンク”シリーズらしくスナック感のような香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“味付肉そぼろ”が入っていて、若干小ぶりながらも使用されている数に関しては申し分なく、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープと混ぜ合わせながら食べ進め、後ほどジャンク感のある香ばしいフライ麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの背脂は、特別脂っこさこそないものの、今回の豚骨スープをコク深く引き立て、まさにジャンク感溢れるテイストをプラスしていたため、全体をよく馴染ませながら味わってみると良いでしょう!
さらにこちらの“揚げねぎ”は非常に細かくカットされていて、じっくりと味わってみると…文字通り香ばしい“ねぎ”の風味や素材本来の味わいなんかも感じられ、今回の“名店ジャンク”シリーズにぴったりなジャンク感を引き立てる相性抜群な具材となっています!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、小さめにカットされたことでシャキシャキ感こそありませんが、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の“一風堂豚骨ヌードル”を美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、“一風堂”の原点“白丸”をベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルなどを合わせたことでコク深くジャンク感のあるテイストに仕上げ、従来のシルキーでまろやかな味わいとは全く異なり、そもそも“一風堂”っぽさがなく若干チープにも感じられ、濃厚な豚骨ヌードルとして味わうならリーズナブルで良いんでしょうけど、“一風堂”の名前が載ることによってイメージとかけ離れてしまうのが残念で、麺から滲み出す旨味や香ばしさがジャンク感を際立たせているものの…何度味を確かめてみても微妙です!
とは言え、容器底からしっかりと混ぜながら食べ進めていくと…具材に使用された“味付肉そぼろ”や背脂加工品からも旨味が滲み出し、ジャンク感のある豚骨スープがコク深く引き立っていき、“揚げねぎ”の香ばしさも後押ししたことで、これはこれで“一風堂”とは別物として味わってみると良いかな?といったリーズナブルかつジャンク感のある一杯と言えるでしょう!(“一風堂”の名前を出さないと商品として成り立たないんでしょうね…)
まとめ
今回「名店ジャンク 一風堂豚骨ヌードル」を食べてみて、新たに登場したシリーズ“名店ジャンク”第2弾として福岡発祥の名店“一風堂”の原点である“白丸”を敢えてジャンクにアレンジした一杯には…その“白丸”をベースに背脂やポークオイル、焦がしラードオイルなどを合わせたことでジャンク感のあるテイストを表現、“一風堂”らしい後味すっきりとしたまろやかさは感じられませんでしたが、割とコク深く濃厚で香ばしさなどを活かした“雑うま”な感じが印象的で、そこにヌードルタイプの若干幅広な中細フライ麺が相性良くマッチした“雑うま”な一杯となっていました!
ただ、名店“一風堂”の味わいをジャンクにアレンジしたとは言え、どうしても“一風堂”らしさが霞んでしまい、全くの別物となっていたのでシリーズとしてはどうなんでしょう。。ただただ“一風堂”の評価を落としているようにも感じられますし、どうせやるなら“一風堂”の味をちゃんと残した上でジャンク感を出してほしかったですね!そのため、好き嫌いがはっきりと分かれるフレーバーと言えるのではないでしょうか?
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