「マルちゃん正麺 カップ 濃厚もやし辛味噌」を食べてみました。(2023年12月18日発売・東洋水産)
この商品は、“「いま抜群においしく、そして10年後20年後も古びることなく愛され続ける即席麺」”をコンセプトとした本格感のある麺で定評のある“マルちゃん正麺”の新フレーバーということで、ポークをベースにコクのある味噌やラー油・唐辛子を利かせたことによって後引く辛さが心地良い辛味噌スープに仕上げ、低温殺菌製法の“バリシャキもやし”にピリ辛の味付けをプラス、そこにシリーズらしい生麺さながらの滑らかな中太麺が絡む濃厚な一杯、“マルちゃん正麺 カップ 濃厚もやし辛味噌”となっております。(値段:税別338円)
ご覧の通りパッケージには“ピリ辛もやし入り”と記載されているように、東洋水産の人気商品“でかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメン”にも使用されているシャキシャキ食感の具材にピリッとした味付けを施し、より一層スープに自然と馴染む仕上がりに期待できそうです!
一方こちらには、ポークをベースに“すりごま”や味噌、ラー油や唐辛子によってコク深くもピリッとした辛みを利かせた辛味噌スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…もやし・味付挽肉・人参・“ねぎ”が使用されているようです!
また、このフレーバーは2021年12月27日・2022年12月12日にも発売されており、割とトロッとした“とろみ”を付けた辛味噌スープに仕上がり、さらにラー油や唐辛子をバランス良く合わせたことで、こってり感をうまく調和させるかのようなキリッとしたアクセントをプラス、まさに濃厚ながらも最後まで飽きの来ないシリーズらしいラーメン店さながらの味わいで、寒いこの時期にぴったりな体温まるテイストと言えるでしょう!
他にも特徴として…麺は“マルちゃん正麺”だけでなく、東洋水産から発売されているカップ麺で数多く採用されている本格的な食感が特徴の“生麺ゆでてうまいまま製法”による若干幅広な中太麺が採用されており、旨味が凝縮された濃厚な辛味噌スープにも負けじとお店さながらの生麺のような食感が最後までじっくりと楽しめるというわけです!
※この“生麺ゆでてうまいまま製法”は2021年9月に改良を加えリニューアルされています。
この度のリニューアルでは、麺が進化し更に美味しくなりました。より生麺らしい自然な食感を追求し、なめらかさはキープしながら、弾力がアップしています。また、ほぐれの改善により、麺の箸どりがよくなりました。
引用元:「マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油」「同 まろ味噌」「同 うま辛担々麺」「同 辛ニボ」リニューアル発売のお知らせ | 東洋水産株式会社
ポークをベースにコク深い辛味噌スープに仕上がっていたものの、やはり原材料にも記載されていた通り“すりごま”が加わったことでトロリとしたテイストがプラスされ、せっかくの後味すっきりとしたメリハリのある辛味噌にねっとりとした濃厚感が際立ち、この“とろみ”に関しては若干好き嫌いが分かれそうなところではありますが…味噌ならではのコクがラー油・唐辛子によるキリッとしたシャープな口当たりと絶妙にマッチし、喉越し抜群なこってり感が表現されたことでシリーズらしいワンランク上を行く贅沢な一杯となっていました!
マルちゃん正麺 カップ 濃厚もやし辛味噌
今回ご紹介するカップ麺は、まるで生麺のような食感で定評のある“マルちゃん正麺”シリーズの新商品ということで、臭みのないポークエキスや豚脂をベースにラー油や唐辛子を加えたことでコク深い辛味噌スープを表現、そこにピリ辛な味付けを施した低温殺菌製法による食感の良い“シャッキリもやし”を加え、“マルちゃん正麺”らしい生麺を彷彿とさせる本格的な中太麺が相性良く馴染み、クオリティの高い味わいが気軽に楽しめる臨場感の高い一杯、“マルちゃん正麺 カップ 濃厚もやし辛味噌”となっています。
※売っている場所:今回はセイコーマートで購入
ご覧の通りパッケージは、濃厚な辛味噌スープに滑らかさはそのままに…弾力をアップさせた本格感のある中太麺がしっかりと絡む仕上がりイメージが大きく掲載され、特に今回は具材の“バリシャキもやし”にピリ辛な味付けを施し、ドロッとした“とろみ”のあるコク深さを強調したフレーバーのようです!“すりごま”が若干微妙なところではありますが。。
ちなみに2023年12月現在、“マルちゃん正麺 カップ”のラインアップとしては、以下のように今回の“濃厚もやし辛味噌”を含め計5品となっています!(うち湯切りタイプは1商品)
中でも“マルちゃん正麺 カップ”シリーズは、2019年4月1日から湯切りタイプといった新たな商品展開を行うことで、さらに幅広いジャンルのテイストがスポット商品として登場し、最近で言うと…“マルちゃん正麺 カップ 汁なし芳醇こく醤油(2023年3月27日発売)”や“マルちゃん正麺 カップ ごま油香る鶏だれ冷し(2023年5月22日発売)”など汁なしタイプにも力を入れているようにも感じられますね!
そして個人的には“マルちゃん正麺 カップ 油そば”はレギュラー化すると思ったんですが…どうやら“マルちゃん正麺 カップ スタミナ中華そば”や“マルちゃん正麺 カップ 汁なし担々麺”、“マルちゃん正麺 カップ 汁なし芳醇こく醤油”とともにラインアップからは外されてしまっているようです。。
また、これまでも様々な“マルちゃん正麺”シリーズをご紹介してきましたので、ぜひ下記のページもご覧ください!
参考:「マルちゃん正麺」シリーズ一覧
さらにこちらには…東洋水産の特許製法である“生麺ゆでてうまいまま製法”についての簡単な説明が記載されており、こちらによると、生麺を一度茹でてから乾燥したことによって、乾燥麺でありながらも生麺らしい滑らかさや噛み応えのあるコシ・食感が表現されているとのこと。
それでは、今回の“マルちゃん正麺 カップ 濃厚もやし辛味噌”がどれほどポークの旨味を利かせたコク深く濃厚な仕上がりとなっているのか?ドロッとした濃厚感を調和させるかのようなラー油や唐辛子によるピリッとした辛さ、ピリ辛な味付けを施した“バリシャキもやし”との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもシリーズお馴染みの“生麺ゆでてうまいまま製法”による食感滑らかな中太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り461kcal(めん・かやく330kcal / スープ131kcal)となっております。(塩分は6.3g)
カロリーは、ポークをベースに“すりごま”を加えた濃厚な辛味噌スープの割にノンフライ麺を使用しているせいか…そこまで高い数値ではないようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり154g、麺の量は75gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけで131kcalもの数値を占めていますから…やはり濃厚な辛味噌スープというだけあってポークエキスや豚脂をしっかりと利かせたコク深く“とろみ”を付けた仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”や香味油脂をはじめ…
- ポークエキス
- しょうゆ
- 香辛料
- 植物油
- すりごま
- 豚脂
- 食塩
といった、ポークをベースに味噌や“すりごま”を合わせ、ラー油や唐辛子によるピリッとしたアクセントがバランス良く加わった贅沢仕様の辛味噌スープに仕上がり、ドロッとした“とろみ”が付いた喉越し抜群でありながらも最後まで飽きの来ない後味の良い味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東洋水産株式会社 関東工場(群馬県)
また、麺の項目を見てみると…でん粉や“こんにゃく”といった生麺さながらの食感を思わせる材料なんかも確認できます!この“生麺ゆでてうまいまま製法”による食感がまた良いんですよね!
JANコード 4901990376464 原材料名めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、大豆食物繊維、植物油脂、乳糖)、添付調味料(みそ、香味油脂、ポークエキス、しょうゆ、香辛料、植物油、乳糖、すりごま、豚脂、砂糖、食塩、たん白加水分解物、発酵調味料)、かやく(もやし、味付挽肉、砂糖、香味油脂、にんじん、食塩、ねぎ、香辛料)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、酒精、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE、ローズマリー抽出物)、酸味料、香辛料抽出物、甘味料(ソーマチン)、クチナシ色素、pH調整剤、パプリカ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (154g) 当たり]
熱量 461kcal
めん・かやく:330kcal
スープ:131kcalたん白質 12.6g 脂質 15.7g 炭水化物 67.2g 食塩相当量 6.3g
めん・かやく: 3.0g
スープ: 3.3gビタミンB1 0.37mg ビタミンB2 0.38mg カルシウム 200mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、後入れ粉末スープ、“かやく”、低温殺菌調理品といった4つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの4パックとなっていて、特に液体スープには、ポークエキスや豚脂、味噌などが凝縮されたドロッとした状態でしたので、調理中は低温殺菌調理品と一緒にフタの上でしっかりと温めておくと良いでしょう!しかもスープは濃厚な仕様ということもあって粉末・液体のWスープ仕様!
また、この低温殺菌調理は文字通り低温調理によって殺菌しているそうなんですが、保存するための調味液で若干味付けしている(これが若干酸っぱい)のでパック中に含まれる水分は一旦絞ってから盛り付けた方が良さそうです!
さらに麺は、ご覧の通りお馴染み“マルちゃん正麺”シリーズに使用されている独自製法“生麺ゆでてうまいまま製法”によるつるっと滑らかな食感と歯切れの良い強いコシが心地良い中太麺が採用され、旨味溢れる辛味噌スープとともに満足度の高い味わいがたっぷりと楽しめそうです!
調理してみた
ではまず、“かやく”を入れてみます。
この“かやく”には…
- 味付挽肉
- ねぎ
が入っています。
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:410ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで、先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺には生麺らしいもっちりとした弾力と強いコシが加わり、まだ各種スープを加える前の状態ですが、コク深く濃厚感が際立つ辛味噌スープらしく“とろみ”が付いた本格感のある一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの粉末スープを加えていきます!
すると…こちらには“すりごま”や香辛料などがたっぷりと含まれており、極濃なスープということもあって使用されている量も非常に多く、容器側面に記載されていた調理方法によると、まずは粉末スープを加えてよくかき混ぜるとのこと!
そして粉末スープが馴染んだら続いて液体スープも加えていきます!
こちらはラー油や唐辛子などを含む赤みを帯びた油分に加え、ポークエキスや豚脂をベースにコク深い味噌などがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!
では、さらにかき混ぜていきます!
そして最後に低温殺菌調理品を加えて完成です!(よく水分を絞ってから加えます。)ちなみにスープが全体に馴染むと…トロッとした“とろみ”の付いた状態に仕上がり、ポークをベースにコクのある味噌や“すりごま”を合わせたことで厚みのある旨味が凝縮され、見るからに後引く辛さがクセになる濃厚な辛味噌スープが印象的で、最後まで飽きの来ない旨辛なテイストといったところ!
また、低温殺菌調理品に含まれる“もやし”と人参はたっぷりと使用されており、今回の一杯に対してちょうど良い食感としてのアクセントをプラスし、味付けされたことによって濃厚な辛味噌スープの美味しさを引き立てているようにも感じられます!そしてなんと言ってもスープはシリーズらしくクオリティ高いですね!
食べてみた感想
一口食べてみると…ポークをベースに合わせ味噌のような繊細な味わいが絶妙にマッチしているものの…やはり“すりごま”が加わったことでねっとりとしたコクがプラスされ、正直なところ無理矢理こってり感を引き立てているように感じられます。。そのため、想像していたようなメリハリのある辛味噌スープとは若干異なり、“とろみ”の付いた濃厚感が際立っているようです!
なぜここに“すりごま”を加えたのか定かではありませんが、レギュラー商品である“マルちゃん正麺 カップ 香味まろ味噌”と原材料を比較してみるとほぼ同等の仕様となっていたため、もしかしたらこちらをベースに辛みを加えたフレーバーなのかもしれません!…これはこれで旨味としては非常に強く、贅沢な味わいであることに間違いありません!(そのため、この“すりごま”は好みが分かれるので別添仕様にしてほしかったところ。。)
また、ポークエキスや豚脂をベースにしたコク深く濃厚な味噌スープにラー油や唐辛子が心地良いアクセントとして相性良く馴染み、麺に定評のあるシリーズなんですが、スープも美味いですね!こういった王道とも言える辛味噌スープはかなりハマる方も多いのではないでしょうか?ただ…“すりごま”など不自然な“とろみ”が気になりましたので、お好みによっては唐辛子辺りの香辛料をちょい足ししてピリッとしたアクセントをさらに際立たせてみても良いかもしれません。
麺について
麺は、ご覧の通り東洋水産の独自技術“生麺ゆでてうまいまま製法”による滑らかな食感とほどよい弾力、そして歯切れの良い強いコシが表現され、麺リフトすることでズシッとした重み・密度感のある実店舗さながらの生麺を思わせるクオリティの高い仕上がりでボリューム感もばっちりです!
そんな麺には、ポークをベースにコクのある味噌や“すりごま”、ラー油や唐辛子をバランス良く合わせたコク深く濃厚な辛味噌スープがよく絡み、重層的に旨味を重ねた深みのある味わいやピリッとしたアクセントとなるラー油や唐辛子の辛みが口いっぱいに広がっていき、“すりごま”のほんのり香ばしい風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付挽肉が入っていて、挽肉という割にやや大きめで、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けが施された肉の旨味がじゅわっと滲み出す非常に美味しい具材となっていたため、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの低温殺菌調理品に含まれる“もやし”と人参は、レトルトならではのシャキシャキとした食感が心地良く、使用されている量も非常に多いため、今回のような本格感のある辛味噌スープとの相性も抜群です!(使用されている人参は“もやし”5に対して1割程度)
他にもこちらの“ねぎ”が入っていて、やや大きめにカットされたことでシャキシャキとした食感が心地良く、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の濃厚な辛味噌スープの美味しさを引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせるぴったりな具材となっています!
スープについて
スープは、ポークをベースにコクのある味噌や“すりごま”、さらにラー油や唐辛子を加えたことで濃厚でありながらも後引く辛みがクセになる辛味噌スープに仕立て上げ、そもそもの旨味が非常に強く、“とろみ”を付けた濃厚なテイストによって本格感のある中太麺もよく絡み、繊細にも感じられるメリハリの付いた美味しさが印象的といったところ!
ただ、どうしても“すりごま”などによる不自然な“とろみ”が気になるものの…カップ麺としては申し分のない味わいがたっぷりと楽しめるフレーバーで、少し味が濃すぎると思われる方もいらっしゃるのでは?というほど濃いめの辛味噌スープでしたので、残ったスープに追い飯しても抜群に合うかと思われます!
また、食べ進めていくうちに濃厚感やまろやかさが増していくことで旨味も際立っていき、同時に満足度も増していく…そんなカップ麺とは思えないほどの美味しさが詰まった味わい深い仕上がりとなっているため、税別338円といったいつもよりも高めの価格設定も納得です!しかも濃厚・こってりとしているんですが、キリッとした口当たりやラー油や唐辛子による香辛料が加わった後引く辛さによって最後まで全く飽きが来ません!
まとめ
今回「マルちゃん正麺 カップ 濃厚もやし辛味噌」を食べてみて、昨年も好評だったフレーバーがパワーアップして再登場した一杯は…臭みのないポークをベースにコクのある味噌やラー油・唐辛子を加えたことで濃厚な辛味噌スープに仕上がり、ピリ辛な味付けを施した低温殺菌調理品による“もやし”や人参が相性良くマッチし、そこに“生麺ゆでてうまいまま製法”によるシリーズらしい本格的な中太麺がガツンと食欲を満たしてくれるクオリティの高い一杯となっていました!
やはりこのシリーズは間違いありませんね!今回は特に“すりごま”などの“とろみ”が若干不自然に感じられましたが、これはこれで他にはないひと味違ったフレーバーであり、拘りの麺だけでなくスープまでもがたっぷりと楽しめる価格帯以上に満足の行く仕上がりと言えるのではないでしょうか?
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