「飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン」を食べてみました。(2024年1月22日発売・エースコック)
この商品は、トレンドの“まろやか濃厚系”の味噌ラーメンをカップ麺に表現したもので、ポークやチキンをベースにジンジャーやガーリックなど香味野菜の旨味を加え、ラードのコクが利いた濃厚でまろやかな味わいに際立ち、そこに独自製法の“多加水真空仕立て麺”が食欲をしっかりと満たす本格感を追求したワンランク上の一杯、“飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン”となっております。(値段:税別285円)
ご覧の通り今回の一杯はいつもの“飲み干す一杯”シリーズとは異なり、スープの上質感をさらに追求した1食当たり106gのビッグサイズ(タテロング)となっており、丸鶏と豚骨の旨味に拘ったコク深く濃厚な味噌スープに仕上げ、ラードを加えることで深みのあるまろやかさをプラスしたクオリティの高い味わいが楽しめるようですね!(“鶏とん”とは鶏と豚の旨味を意味します。)
※通常は1食当たり70g前後・麺量55g
また、こちらには2020年1月20日に発売された“博多 背脂とんこつ”を機に刷新されたエースコックの人気シリーズ“飲み干す一杯”のロゴも表示されていて、このシリーズはその名の通り素材の旨味をうまく活かしたスープが特徴的でついつい飲み干してしまうんですよね!ただ、今回は以前ご紹介した“飲み干す一杯 脂だく背脂味噌ラーメン(2022年11月7日発売)”や“飲み干す一杯 地鶏と鴨だしの芳醇中華そば(2023年6月12日発売)”と同じく縦型ビッグサイズで、特に本格感を追求したワンランク上の商品というほどですから…どれほどクオリティの高い仕上がりとなっているのか?気になるところ!
一方こちらには、“丸鶏だし×熟成味噌”、“多加水真空仕立て麺”と記載され、その背景には丸鶏・豚骨をベースに熟成味噌を加えたコク深い味噌スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…鶏・豚味付肉そぼろ、ねぎ、唐辛子が使用されているようです!
さらに、そもそも“飲み干す一杯”シリーズは1食当たりの量が若干少なめということもあって、シンプルながらも申し分のない美味しさによって小腹を満たしたい時なんかにちょうど良いサイズ感となっているんですが、今回は特別感のある縦型ビッグサイズとして別添されている液体スープと調味油を加えることによる上質・本格感のある味わいがボリューム感たっぷりと楽しむことができ、仕上がりそのものに定評のある商品となっています!(だた、ここ最近タテ型ビッグサイズのフレーバーに関しては若干味がブレている感じは否めません…)
他にも特徴として…麺は密度感のあるもっちりとした食感が印象的な独自製法“多加水真空仕立て麺”を採用し、跳ね返りの強い弾力があり、そこに臭みのないポークやチキンをベースに食欲そそる香味野菜やラードのコクをバランス良く合わせた濃厚でまろやかな味噌スープがしっかりと絡み、まさについついスープが止まらなくなるシリーズらしい味わいがボリューム感たっぷりと楽しめるというわけです!
別添されている液体スープと調味油を加えることによって丸鶏と豚骨の旨味を凝縮した濃厚でまろやかな味噌スープに仕上がり、香味野菜やラードなどがバランス良くマッチしたことで臨場感溢れる味わいに際立っているのものの、特筆する点がほとんどないほど落ち着いた印象で、豚骨ベースの濃厚な味噌ラーメンに鶏白湯を加えたかのようなテイストとなっており、美味しくないわけではないんですが…どこか物足りなさを感じさせ、そこにもっちりとした“多加水真空仕立て麺”が相性良く馴染み、より本格感を追求した味わいがボリューム感たっぷりと楽しめる一杯となっていました!
飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、お馴染みエースコックの人気シリーズのひとつ“飲み干す一杯”から贅沢仕様・縦型ビッグサイズとして登場したもので、ポークやチキンをベースに香味野菜やラードを合わせ、トレンドの“まろやか濃厚系”味噌スープに仕上げ、新たに使用された“多加水真空仕立て麺”を組み合わせたことによって食べ応えもあり最後まで飲み干したくなる…そんな旨味溢れる本格的な一杯、“飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン”となっています。
※売っている場所:今回はセイコーマートで購入
そして、このシリーズで“味噌ラーメン”と言えばレギュラー商品を除けば…“飲み干す一杯 脂だく背脂味噌ラーメン(2022年11月7日発売)”と意外にも少なく、今回はいつものレギュラーサイズとはひと味違った上質感をさらに追求した贅沢仕様の味わいで、ポークやチキンの旨味に香味野菜やラードを加えたことによって本格感のあるスープに引き立て、カップ麺ながらもボリューム感たっぷりと楽しめるフレーバーとなっています!
ちなみに今回の“鶏とん濃厚味噌ラーメン”を含め現在のラインアップとしては以下の10商品が発売されています!これによって以前ご紹介した“尾道 背脂醤油ラーメン(2020年1月20日リニューアル発売)”は外されているようです!
- 飲み干す一杯 函館 塩ラーメン(2023年8月28日再発売)
- 札幌 濃厚味噌ラーメン(2023年3月13日発売)
- 仙台 辛味噌ラーメン(2020年1月20日リニューアル発売)
- 横浜 豚骨醤油ラーメン(2020年1月20日リニューアル発売)
- 京都 背脂醤油ラーメン(2020年1月20日リニューアル発売)
- 博多 背脂とんこつラーメン(2020年1月20日発売)
- 担担麺(2022年3月7日リニューアル発売)
- 味噌バター味ラーメン(2022年3月7日リニューアル発売)
- 鴨だし中華そば(2022年3月7日発売)
それでは、今回の“飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン”がどれほどポークやチキンをベースに香味野菜やラードをバランス良く合わせた“まろやか濃厚系”の味噌スープに仕上がっているのか?別添されている調味油を加えることで際立つラードのコクとの兼ね合いはもちろん、なんと言っても新たに使用された“多加水真空仕立て麺”による丸刃の中太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り433kcal(めん・かやく327kcal / スープ106kcal)となっております。(塩分は6.9g)
カロリーは、若干少なめなシリーズとしては非常に珍しい縦型ビッグサイズ・丸鶏や豚骨の旨味などを凝縮したコク深い味噌スープでありながらも割と低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり106g、麺の量は80gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと106kcalとやはりポークやチキンの旨味に拘った濃厚でまろやかな味噌スープに仕上げ、コク深くもキリッとした“かえし(味噌ダレ)”によって深みのあるスープを表現、素材の旨味を存分に活かした風味豊かなワンランク上の仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”や“粉末みそ”をはじめ…
- 植物油脂
- ポーク調味料
- 食塩
- 豚脂
- 香辛料
- チキンエキス
- ポークエキス
- 魚介エキス
- オニオンパウダー
- 魚介調味料
といった、ポークやチキンをベースに香味野菜を合わせ、別添されている調味油を加えることによってラードのコクが際立ち、キリッとした“かえし(味噌ダレ)”や香辛料などをバランス良く合わせたことによってトレンドだという“まろやか濃厚系”といった味噌スープに仕立て上げ、具材に使用された“鶏・豚味付肉そぼろ”からも良い旨味が滲み出し、まろやかでありながらもキリッとした口当たりが最後まで飽きさせない贅沢仕様の味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:エースコック株式会社 関西滝野工場(兵庫県)
JANコード 4901071402808 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、植物性たん白、食塩、たん白加水分解物)、スープ(みそ、粉末みそ、植物油脂、ポーク調味料、食塩、豚脂、香辛料、おからパウダー、糖類、チキンエキス、酵母エキス、ポークエキス、魚介エキス、オニオンパウダー、でん粉、魚介調味料、全卵粉)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、ねぎ、唐辛子)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、増粘多糖類、酒精、重曹、かんすい、乳化剤、ソルビット、香料、微粒二酸化ケイ素、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(カンゾウ、スクラロース、アセスルファムK)、カラメル色素、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (106g) 当たり]
熱量 433kcal たん白質 11.6g 脂質 14.9g 炭水化物 63.0g 食塩相当量 6.9g
(めん・かやく2.3g/スープ4.6g)カルシウム 276mg
開封してみた
フタを開けてみると、粉末スープにまみれて液体スープが入っていて、フタの上には調味油と記載された調味料が別添されています!
そしてこちらが今回使用されている調味料などの2パックとなっていていて、特に大きめの液体スープには味噌ダレなどが含まれているようで若干トロッとした状態でしたので、調理中は調味油とともにフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、具材には…
- 鶏・豚味付肉そぼろ
- ねぎ
- 唐辛子
が入っています。
さらに、麺はご覧の通り粉末で確認しにくいんですが…独自技術の“多加水真空仕立て麺”による丸刃の中太仕様で、もっちりとした弾力とほどよいコシを兼ね備え、いつもよりボリューム感のある麺量80gによって食感をガツンと満たしてくれそうです!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:450ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはもっちりとした弾力とほどよいコシが加わり、まだ液体スープと調味油を加える前の状態ではありますが…丸鶏や豚骨の旨味をベースに食欲そそる香味野菜やラードのコクを合わせた濃厚でまろやかな味噌スープに仕上がり、“かえし(味噌ダレ)”によるキリッとした口当たりによって全体がうまく調和され、最後まで飽きることなく楽しめるボリューム感抜群な一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに、先ほどの液体スープを加えていきます!
すると…若干トロッとした濃いめの味噌スープが出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、今回はポークとチキンの旨味に拘った濃厚なテイストということでしたが、思ったほど“とろみ”といった感じはなく、全体の馴染みは想像以上に良さそうです!
続いてもう一方の調味油も加えていきます!
こちらは無色透明のラードでしょうか?サラッとした油分となっていて、少量ながらもコク深さが際立つと思われますので、こちらも上記と同じくしっかりと絞り込んで入れていきましょう!
では、よーくかき混ぜてみます。
そして全体が馴染むと…特にスープはコク深くまろやかではありますが、厚みのある程度で脂っこさ・“くどさ”もなく比較的サラッとした状態で、丸鶏や豚骨の旨味を使用したことでコク深いテイストに際立ち、この辺りはさすがいつものシリーズとはひと味違った一杯であり、縦型ビッグサイズながらもついつい飲み干してしまいそうです!
そして、具材に使用されている“鶏肉そぼろ”からも良い旨味が滲み出しているようにも感じられ、食べ進めていくに連れて満足度も増していく…そんなメリハリの利いた贅沢仕様の一杯に仕上がり、そもそも動物系の旨味エキスを使用したトレンドの“まろやか濃厚系”の“鶏とん濃厚味噌ラーメン”ですから、コク深くまろやかなスープでありながらもキレの良さとバランス良く馴染み、上質な美味しさが最後までじっくりと堪能できることでしょう!
食べてみた感想
一口食べてみると…サラッとした味噌スープながらもポークやチキンをベースに香味野菜やラードを使用したことで深みのあるまろやかな味わいに仕上がり、“かえし(味噌ダレ)”によるキリッとした口当たりが絶妙にマッチしたことで安定感のある美味しさが表現されています!ただ、チキンのまろやかさが際立ったせいで若干キレの良さが損なわれているようなきはしますね!そしてなんと言ってもそこまで特徴がないという点が個人的な印象です!
濃厚でまろやかさもあり、素材の旨味を活かした味噌スープなんですが、変に落ち着いた雰囲気で、特にキレの良さや香辛料が控えめで全体的に味のメリハリや強弱が弱く、上質な味わいであることに間違いないものの、ちょっと品良くまとまり過ぎている感じは否めません!ただ、濃厚とは言ってもこってり脂っこい仕様ではないので、最後まで飽きることなく“まろやか濃厚系”の味わいが堪能できるのではないでしょうか?
そのため、どうも中途半端な印象が強く、素材をうまく活かしたことによってコク深くもまろやかで上品な味噌スープがじっくりと堪能できるんですが、今までにない新しい味というわけでもなく、むしろ若干単調になりがちなスープに仕上がり、別途“おろしにんにく”や“おろし生姜”、各種香辛料で味を調整するべきで、やはり“飲み干す一杯”シリーズはレギュラーサイズでちょうど良いような気がします!
麺について
麺は、ご覧の通り丸刃の中太仕様で、新たな独自技術“多加水真空仕立て麺”によってもっちりとした弾力と跳ね返りの強いコシを兼ね備え、すすり心地も非常に良く、密度感の高い仕様・麺量80gといつもよりボリューム感のある仕上がりによって食べ応えも抜群です!
そんな麺には…ポークやチキンの旨味をベースに香味野菜やラードを使用したコク深くまろやかな味噌スープがよく絡み、熟成味噌の旨味やラードのコクなどが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る香味野菜の風味やフライ麺特有の香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“鶏・豚味付肉そぼろ”が入っていて、“肉そぼろ”というだけあって若干小ぶりではありますが、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けが施された肉の旨味がじゅわっと滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはしっかりとスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした中太麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味も際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの唐辛子は、かなり細かくカットされたことで辛みとしては若干弱めではありますが、さり気なく後引く辛さを引き立て、ちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
他にも、こちらの“ねぎ”が使用されていて、やや小さめにカットされたことでシャキシャキとした食感とまではいきませんが、ちょうど良い薬味にもなったことで今回のコク深い味噌スープの美味しさを引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、ポークやチキンをベースにジンジャーやガーリックなど香味野菜を利かせ、別添されている調味油を加えることによってラードのコクが際立ち、トレンドの“まろやか濃厚系”な味噌スープに仕立て上げ、さり気なく利かせた魚介エキスによって複雑な味わいを表現するも、思っていたほど素材の旨味を活かし切れていない印象が強く、濃厚とは言え…特に脂っこさや“くどさ”もないので最後まで飽きることもありませんが、今ひとつ工夫が欲しかったところ!
そのため、見た目以上に後味の良い味わいとなっており、鶏のまろやかさが平坦に感じさせているようなイメージで、これなら“かえし(味噌ダレ)”や唐辛子などのキレをもっと利かせた方が素材の旨味も引き立っていたような気がします!なので、ちょっとこれは期待外れかな?といった印象が強く、丁寧で品のある味噌スープではありますが、レギュラーサイズで十分だったのかもしれません!
また、上記の通りコク深くも思ったよりサラッとしたスープに仕上がっているわけですが、調味油に含まれるラードが加わったことで深みのある美味しさへと引き立てられ、具材に使用された“鶏・豚味付肉そぼろ”からも良い旨味が滲み出していくことによって食べ進めていくに連れて美味しさそのものも増していき、地鶏や豚骨の旨味を合わせたことで“まろやか濃厚系”の味噌スープが表現され、安定感があるのは確かです!
まとめ
今回「飲み干す一杯 鶏とん濃厚味噌ラーメン」を食べてみて、より本格感を追求したワンランク上の新商品を開発した一杯には…ポークやチキンの旨味をベースに香味野菜やラードを合わせたことで、上品かつ深みのある“まろやか濃厚系”の味噌スープに仕上げ、“鶏とん濃厚味噌ラーメン”といった商品名通り丁寧な作り込みが伝わり、そこに新たに使用された“多加水真空仕立て麺”によるもっちりとした丸刃の中太麺が食欲をしっかりと満たす食べ応えのあるフレーバーとなっていました!
やはり丸鶏と豚骨の旨味を合わせた“鶏とん”によって濃厚感が際立ち、さらにラードを加えたことによるコクが深みをプラス、それによってまろやかで熟成味噌の旨味も引き立って感じられ、可もなく不可もなくといった安定感のあるテイストが個人的には気になりましたが…特に脂っこさもないので最後まで飽きることもなく、まさに本格感を追求した贅沢仕様となっていたため、今後の商品展開に期待したいところではないでしょうか?
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