セイコーマートのPB“セコマ”から発売されているカップ麺「スープカレーラーメン」を食べてみました。(2020年1月27日発売・セコマ)
この商品は、上記のように“セコマ”から発売されている非常にリーズナブルなカップ麺のひとつで、札幌発祥のご当地グルメのひとつ“スープカレー”の味わいをカップ麺に再現したスパイスが決め手の一杯、“スープカレーラーメン”となっております。(税抜き110円)
ご覧の通り、パッケージにはスープカレーらしく割とさらっとしたスープにスパイスを利かせ、具材にも相性の良い野菜がふんだんに使用された仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…キャベツ・ニンジン・ねぎが使用されているようです!
このようにスープカレーとは札幌発祥で、そのネーミングからしてカレーそのものをイメージされる方も多いかもしれませんが、実は全く別ものと言っても過言ではなく、シャバシャバとしたスープにしっかりと肉や野菜の旨味が凝縮され、なんと言ってもいくつもの本格スパイスを使用したことによる味わいが人気で、札幌でも名店と呼ばれている有名行列店も数多く存在します。
スープカレーは、日本のカレー料理のひとつ。札幌の発祥であり、そのヒントになったのは中国・朝鮮の薬膳スープ、南インド・スリランカ・インドネシア・タイなどの汁気の多いカレー等である。
引用元:スープカレー – Wikipedia
ご覧の通り、パッケージには“北海道名物”と記載されているように、札幌ではもはや定番とも言える人気メニューのひとつなんですが…道外の方ではどうなんでしょうね?その認知度や味の理解度なんかも気になるところではあります。。(個人的な好みで言うとチキンかな?)
そしてその気になる特徴としては、スープカレーらしいさらっとしたスープにたっぷりとスパイスを加え、辛さとはまた異なるスパイシーな風味や旨味をスープに溶け込ませ、白飯とはまたひと味違ったラードを使用した油で揚げた麺で楽しむアレンジメニューとなっています!(※他メーカーでも“和ラー 北海道 札幌スープカレー風(2019年10月7日発売)”といった商品も発売されていましたね。)
…というかセイコーマート自体、札幌発祥ということもあってなのかカップ麺のフレーバーも北海道ならではのものが多く、これまでも様々な商品が発売されていて、PB商品らしい低価格帯にもかかわらず意外と美味しい仕上がりは、ついついお昼のお供にしている方も多いのではないでしょうか?
また、他にも特徴として…麺は上記の通りラードを使用しており、この麺から滲み出る旨味や香ばしい風味が食べ進めていくに連れて満足度も増していく…そんなシャバシャバ系スープに利かせたスパイスが味の決め手となる一杯というわけです!
スパイスはしっかりと利いてはいるものの…思ったより動物系の良い意味での脂っこさが物足りなさを感じさせ、さらっとしたカレー風味のスープには肉類の具材も使用されていないため、意外とヘルシーにスープカレー風の味わいが楽しめる…そんなライトな仕上がりとなっていました!
これは特に、リーズナブルな価格であっさりとしたスープカレーの味わいを気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
スープカレーラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、セイコーマートが独自で商品展開を行うPB“セコマ”シリーズから発売されているフレーバーのひとつで、数多く存在する北海道のご当地グルメの中でも人気の高いスープカレーの味わいをカップ麺にアレンジ・再現し、さらっとしたスープにスパイスが味の決め手となる風味豊かな一杯、“スープカレーラーメン”となっています。
ちなみに、“セイコーマート”のPB(プライベートブランド)である“セコマ”として発売されているカップ麺には、縦型の“うどん”や“そば”、ヌードルはもちろん、どんぶり型の商品から焼そばなど多岐に渡り、これまでも様々な商品が発売されています!
そして、このブログでも“セコマ”の商品は以下のようにいくつかご紹介してきましたが、PB商品ということもあってリーズナブルなんですよね!(今回の商品も税抜き110円です!)
- とろみ生姜かきたまそば(2020年9月28日発売)
- えび風味みそラーメン(2020年8月31日発売)
- 突辛!激辛醤油ラーメン(2020年7月13日発売)
- なまら!胡椒タンメン(2020年6月15日発売)
- 柚子こしょう仕立ての鶏しおラーメン(2020年4月27日発売)
- ペペロンチーノ風ヌードル(2020年4月6日発売)
- 黒醤油ラーメン(2020年2月10日発売)
- カニだし塩ラーメン(2019年11月18日発売)
- 札幌生姜味噌ラーメン(2019年10月28日発売)
- ジンギスカン風焼そば(2019年5月27日発売)
- 山わさび塩ラーメン(2019年5月6日リニューアル発売)
- しょうゆヌードル(2018年4月リニューアル発売)
- シーフード風ヌードル(2018年4月リニューアル発売)
- カレーヌードル(2018年4月リニューアル発売)
- 辛味噌ラーメン(2017年11月18日発売)
- 小海老天そば(2016年リニューアル発売)
- 道産昆布だしうどん(2016年リニューアル発売)
しかも味は決してチープではなく意外と美味しく仕上がっているため、これからも少しずつご紹介していきます!
この“セコマ”のカップ麺をまとめた記事は、ぜひこちらもご覧ください!
それでは、今回の“スープカレーラーメン”がどれほど“スープカレー”らしいスパイス感が凝縮された仕上がりとなっているのか?さらっとしたスープとの兼ね合いはもちろん、なんと言ってもラードを使用した油揚げ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り383kcalとなっております。(塩分は5.1g)
カロリーは、スープカレーらしくさらっとしたイメージなのか?かなり低めな数値のようですが、一方で塩分は平均的といったところ。
ちなみに1食当たり85g、麺の量は65gとのこと。
ちなみにスープカレーはさらっとした仕上がりの割にしっかりと旨味も凝縮されているわけですが、今回の一杯のカロリーを参考にしてみると…やはりライトな仕上がりをイメージさせますね!その分スパイスが決め手というのも納得のテイストなのかもしれません!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、糖類や食塩をはじめ…
- カレー粉
- オニオンパウダー
といった、実にシンプルな材料が並び、麺の項目を見てみると…ラードや“しょうゆ”、チキンエキスやポークエキス、野菜エキスなど様々な材料によって味付けが施されているようで、しっかりと混ぜながら味を滲み出して食べ進めていく必要がありそうです!
また、販売はセコマですが、製造はヤマダイとのこと。
このようにセコマのカップ麺はフレーバーによって製造が異なるようですね!
原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、たん白加水分解物、食塩、チキンエキス、ポークエキス、野菜エキス)、スープ(糖類、デキストリン、食塩、カレー粉、酵母エキス、オニオンパウダー)、かやく(キャベツ、ニンジン、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘多糖類、微粒二酸化ケイ素、かんすい、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香辛料抽出物、(一部に乳成分・小麦・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (85g) 当たり]
熱量 | 383kcal |
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たんぱく質 | 6.0g |
脂質 | 14.1g |
炭水化物 | 58.1g |
食塩相当量 | 5.1g めん・かやく: 1.9g スープ: 3.2g |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り後入れ粉末スープ、かやくといった2つの調味料などが入っています。(麺の裏側にも具材は入っておりません。)
そして、こちらが今回使用されている調味料など2パックとなっていて、特に左側の後入れ粉末スープはかなり量が多い様子です!
また、この粉末スープには“めんをほぐした後に入れ、よくかきまぜてください。”と記載されているように、まずはラードを使用した油揚げ麺をほぐしてからこの粉末スープを加えるとのこと。
また、麺はご覧の通り中太といったところでしょうか?ほんのり“ちぢれ”を付けた弾力のある食感を思わせる仕様となっています!
この見た感じだと原材料に記載されていたような味付けが施されている様子は見られませんが…これがどこまでスープに旨味・香ばしさを加えているのか?非常に気になるところ。。
調理してみた
ではまず、かやくを入れてみます。
かやくには、
- キャベツ
- ニンジン
- ねぎ
が入っています。
スープカレーというと…何かしら肉類が使用されているものが一般的なんですが、価格的な問題からなのか、見ての通り具材は野菜のみとなっています!
※もちろん野菜に特化したメニューが提供されている店舗も数多く存在します。
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:360ml)
そして出来上がりがこちら!
先ほどまでの麺や具材がふっくらとした仕上がりとなり、思っていたよりも野菜は多めに使用されているようで、麺量65gの割にしっかりとした食べ応えのある一杯…といった印象の出来上がりです。
では、先ほど粉末スープにも記載されていたように、まずは麺を軽くほぐしていきます!とは言っても特にゴワゴワしたような仕上がりではありませんので、やはり味付けされた麺から旨味などをスープに広げるためのものと思われます!
そして麺がほぐれたら、先ほどの粉末スープを加えていきます!
すると…見ての通りカレー粉を含むスープカレーならではの粉末となっていて、スパイシーな風味が一気に広がっていき、食欲もかき立てられていきます!!
ただ、麺にチキンエキスやポークエキスが使用されていたとは言え、粉末スープ仕様ということもあって動物系の脂に関してはちょっと気がかりではありますね。。
ちなみに、ご覧の通り使用されている粉末スープの量もかなり多めとなっているんですが、粉末仕様のスープということもあって油分がほとんどありません。。
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…スープカレーらしく非常にさらっとした仕上がりとなっていて、このシャバシャバ感といいスパイスの利いた点はスープカレーらしさをうまく再現しているように感じられますね!
後は、旨味やコクに関してどこまで麺に施された味付けが滲み出しているのか?この辺りがひとつのポイントとなりそうです!
また、スープのさらっとした感じは、恐らく麺から滲み出るラードをはじめ様々な旨味によって美味しく変化していくものと思われますので、しっかりと混ぜながら食べ進めていくと良いでしょう!
食べてみた感想
一口食べてみると…原材料にもあったように、やはり動物系の旨味が足りないせいか、さらっとした舌触りに際立ち、旨味や深み・コクに物足りなさを感じますね。。
特に札幌のスープカレーの定番としては、チキンがベースとなっているため、できることなら別で鶏肉を炒めてそこから出た脂ごと追加するとちょうど良いくらいでしょう!このように…今回の“スープカレーラーメン”は、良い意味での脂っこさが欲しいところ!
恐らくカレー風味のスパイスが利いたテイストをスープカレーとして定義しているんでしょうけど、先ほどもお伝えした通りスープカレーってさらっとしたスープにもかかわらずしっかりとした旨味が凝縮されていて、カレーとも全くの別物なんですよね…
なので、強いて言うなら…お好みのアレンジ次第では美味しく楽しめる一杯なのかもしれませんね!またはライトなスープカレーを楽しむならちょうど良いとも言えるでしょう!
麺について
麺は、すすり心地の良い中太麺といったところなんですが、ヤマダイらしくない張りのない柔らかめな食感に仕上がっています!
というのもなぜか今回の一杯は、油揚げ麺に味付けが施されていて、それが原因か定かではありませんが…もっちり感に際立ち、歯切れの良いコシがなく、最初から若干伸びているような印象ですね。。
そのため、ノンフライ仕様というわけではありませんので、麺が伸びてしまう前に素早く混ぜて素早く食べる必要があるかもしれません。。
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらのキャベツが入っていて、見るからに大きくカットされ、シャキシャキとした食感が非常に良く、実際のスープカレーにもこういった野菜が大きくゴロゴロと使用されていますから、そういった意味では食べ応えのある具材のひとつと言えるでしょう!
また、こちらの人参は、やや小さめにカットされてはいるものの…非常に食感の良い仕上がりとなっていて、野菜の旨味を引き立て、さらに彩りの良い見た目としてちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、特に色の濃い葉の部分ということもあって、ちょうど良い薬味としてさりげなく添えられています!
スープについて
スープは、先ほどもお伝えした通り動物系の旨味に関して物足りなさがあるものの…カレーベースにスパイスをしっかりと利かせたことによって、あくまでスープカレー風といった仕上がりとなっています!
そして、麺の方に味付けが施されているため、しっかりと混ぜてスープに旨味を滲み出しながら食べ進めていく必要があるんですが…その麺から滲み出る旨味というのも期待していたほどのものではないようでしたので、お好みによってアレンジして楽しむと良いかもしれません!
そのため、まさにヘルシーなスープカレーをラーメンにアレンジした一杯のようで、リーズナブルな価格帯ならではの仕上がりといったところでしょうか?個人的にはもう一工夫欲しかったですね。。
ただ、動物系の脂っこさがありませんから、非常に軽やかな一杯であることに間違いなく、栄養成分表示に記載されていたカロリーが低かったのはこういった仕上がりが理由なのかもしれませんね!
そのため、意外と食べる時間を選ばずにいただけるという点では、夜食なんかにもちょうど良く、もちろん白飯との相性は文句なしでしょう!
このように、今回の“スープカレーラーメン”は、スパイスが味の決め手となる動物系の脂っこさがなく、割とヘルシー志向の一杯となっていたため、お好みによってはラードや鶏肉を炒めて追加トッピングするなどしてアレンジして楽しんでみると良いでしょう!スパイス感はしっかりと利いていたので、調理する際にお湯の量をかなり減らして濃いめに作ってみるのもありですね!
まとめ
今回「スープカレーラーメン」を食べてみて、札幌発祥のスープカレーをカップ麺にアレンジ・再現した一杯は、若干動物系の旨味に関して物足りなさを感じる仕上がりではありましたが、ヘルシーさに際立った非常に食べやすいテイストであり、カロリーも低く、なによりリーズナブルに楽しめる一杯となっていました!
そのため、お好みによって動物系の脂を加えてアレンジするのも良いでしょうし、ヘルシーだからこそ夜食にぴったりな一杯とも言えるのではないでしょうか?
一方で本格的なスープカレーを気軽に楽しみたい時は、こちらの商品なんかもおすすめです!お好みの具材を追加するだけの簡単調理で満足度の高い味わいが楽しめちゃいますよ!
また、このセイコーマートの商品は通販サイトもあり、カップ麺なんかも取り扱っているんですが、全ての商品が対象となっているわけではなく、今回ご紹介した“スープカレーラーメン”も取り扱いがありません。
他にもPB商品ということもあって様々な通販サイトにも取り扱いがなく、実店舗の方で購入する他方法はないようですね。。
※参考:「インスタント麺 – セイコーマートオンライン」
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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