「凄麺 山形鳥中華」を食べてみました。(2024年4月1日発売・ヤマダイ)
この商品は、茹でたてのような旨さ、お店のような美味しさでお馴染み“凄麺(すごめん)”シリーズから発売されたもので、山形県のご当地ラーメン“鳥中華”をカップ麺に再現、鶏と和風出汁を利かせた蕎麦にも近しいスープに仕上げ、ペッパー系の香辛料でアクセントをプラス、そこに角刃の中細麺が絶妙にマッチした最後まで飽きの来ない一杯、“凄麺 山形鳥中華”となっております。(値段:税別255円)
ご覧の通り、パッケージにはお馴染み“ニュータッチ”シリーズの中でもノンフライ麺仕様である“凄麺”のロゴが掲載され、“ゆでたての旨さ再現!”と記載されているようにこのシリーズは非常に麺の仕上がりが良いんですよね!まさに生麺を思わせるもっちりとした弾力はもちろん、噛み応えのある強いコシが表現されているシリーズです!しかも今回はシリーズ初の温・冷2WAY設計!
一方こちらには“鳥中華”、“和風だしの中華そば”といった今回の商品名や特徴が記載され、その背景には…鶏の旨味に魚介出汁をバランス良く合わせた後味の良いスープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…揚げ玉・味付鶏肉・ねぎ・海苔・香辛料(ブラックペッパー)が使用されているようです!
また、こちらには“冷しも美味しい!”と記載されているように、今回のフレーバーは熱々のスープでもひんやりとした冷たいスープでも美味しくいただけるようで、湯戻しした麺を冷やすための湯切り口が搭載されており、その時の気分や気候によって楽しめる一杯となっています!これはお馴染み“凄麺”シリーズでも初の試みということでクオリティの高い味わいに期待したいところ!
一方こちらには“ラーメン県そば王国やまがた”と記載され、山形弁で“来てください”の意味のキャラクター“きてけろくん”が掲載されており、“鳥中華”とは元々“蕎麦つゆ”に中華麺を合わせ、鶏肉・天かす・海苔などをトッピングしたB級グルメとして親しまれているようで、シンプルながらも深みのある味わいが際立ち、温・冷のどちらでも楽しめるという…幅広い層に好まれるクセのない優しいスープが特徴的な一杯となっています!
他にも特徴として…麺は角刃の中細ノンフライ仕様となっていて、すすり心地の良い食感が印象的で、鶏と魚介出汁をうまく合わせた後味の良い和風出汁のスープとの絡みも良く、具材に使用された揚げ玉や海苔が食欲を掻き立てる飽きの来ない美味しさが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
山形のご当地麺“鳥中華”ということで、醤油ベースに鰹や昆布など和風出汁を利かせた“蕎麦つゆ”にも似た和風スープは、キリッとした“かえし(タレ)”と染み渡る出汁の旨味が絶妙にマッチし、具材に使用された揚げ玉や海苔による風味が食欲を掻き立て、もちろん脂っこさや“くどさ”とは無縁のフレーバーで、あっさりとした中にもしっかりと素材の旨味を活かした安定感のある仕上がりとなっていました!
凄麺 山形鳥中華
今回ご紹介するカップ麺は、“茹でたての旨さ、再現!”でお馴染み“凄麺”シリーズから発売されたもので、山形で愛されているという“鳥中華”の味わいを再現、鶏をベースに鰹や昆布の旨味をバランス良く合わせた“和風蕎麦つゆ”のようなスープに仕上げ、具材に使用された味付鶏肉や揚げ玉からも良い旨味が滲み出し、そこに中華麺を組み合わせた風味豊かな一杯、“凄麺 山形鳥中華”となっています。
※売っている場所:今回はヨドバシの通販で購入
そしてこの“凄麺”シリーズとは、“ご当地シリーズ”や“逸品シリーズ”などいくつかのシリーズに細分化されていて、今回の“山形鳥中華”はこの“ご当地シリーズ”のラインアップとして発売されているもので、これまでも以下のように数多くの商品が発売されています!(他にも数多くのフレーバーが発売されています。)
- 凄麺 京都背脂醤油味(2017年8月7日リニューアル発売)
- 凄麺 札幌濃厚味噌ラーメン(2017年8月21日リニューアル発売)
- 凄麺 さいたま豆腐ラーメン(2017年10月16日リニューアル発売)
- 凄麺 佐野らーめん(2017年11月13日リニューアル発売)
- 凄麺 函館塩ラーメン(2018年2月19日リニューアル発売)
- 凄麺 千葉竹岡式らーめん(2018年6月11日発売)
- 凄麺 熟炊き博多とんこつ(2018年10月8日リニューアル発売)
- 凄麺 奈良天理スタミナラーメン(2019年3月18日発売)
- 凄麺 長崎ちゃんぽん(2019年8月26日リニューアル発売)
- 凄麺 横浜とんこつ家(2019年9月2日リニューアル発売)
- 凄麺 新潟背脂醤油ラーメン(2020年1月20日リニューアル発売)
- 凄麺 横浜発祥サンマー麺(2020年2月3日リニューアル発売)
- 凄麺 尾道中華そば(2020年6月8日リニューアル発売)
- 凄麺 青森煮干中華そば(2020年6月8日リニューアル発売)
- 凄麺 静岡焼津かつおラーメン(2020年7月6日リニューアル発売)
- 凄麺 信州味噌ラーメン(2020年8月24日発売)
- 凄麺 喜多方ラーメン(2020年9月21日リニューアル発売)
- 凄麺 徳島ラーメン醤油とんこつ味(2021年6月7日発売)
- 凄麺 ねぎみその逸品(2022年3月14日リニューアル発売)
- 凄麺 冷し中華海藻サラダ風(2022年4月25日再発売)
- 凄麺 飛騨高山中華そば(2022年9月5日発売)
- 凄麺 肉汁うどんの逸品(2022年9月12日発売)
- 凄麺 愛媛八幡浜ちゃんぽん(2022年10月31日発売)
- 凄麺 名古屋台湾ラーメン(2023年1月16日リニューアル発売)
- 凄麺 和歌山中華そば(2023年2月6日発売)
- 凄麺 旨だしうどんの逸品(2023年9月4日発売)
- 凄麺 兵庫播州ラーメン(2023年9月18日発売)
- 凄麺 冬の塩らーめん(2023年11月6日発売)
ちなみにこの“凄麺”シリーズとは…ヤマダイ株式会社が製造元となるシリーズなんですが、その中でもノンフライ麺を使用した商品がこの“凄麺”シリーズに当たります。(さらに“ご当地シリーズ”や“逸品シリーズ”など細分化されているため、ちょっとややこしい…笑)
※今では他の“ニュータッチ”シリーズ等でもノンフライ麺を使用した商品が発売されています。
他にも、“凄麺”シリーズと言えばお馴染みフタの裏に記載されている“フタの裏ばなし”が今回も同じく掲載されていて、こちらによると山形県には数多くのラーメンが存在するようです!
酒田のラーメン | 魚介系スープに自家製麺を合わせたラーメン |
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とりもつラーメン | あっさりとして食感が楽しい“とりもつ”をトッピングしたラーメン |
赤湯ラーメン | 味噌ベースのスープに中太縮れ麺で唐辛子の入った辛味噌がのったラーメン |
冷たいラーメン | 暑い夏場でもひんやり食べられるラーメン |
米沢ラーメン | 鶏ガラスープに細い手もみ縮れ麺が特徴のラーメン |
この中でも“鳥中華”は“蕎麦つゆ”と中華麺を合わせ、天かすや海苔をトッピングした独特の組み合わせとなっており、元々は“まかない料理”といった裏メニューだったようです!
それでは、今回の“凄麺 山形鳥中華”がどれほど鶏をベースに鰹や昆布など魚介出汁を利かせた“蕎麦つゆ”のようなスープに仕上がっているのか?具材に使用された味付鶏肉や揚げ玉から滲み出す旨味との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもほどよい弾力とコシを併せ持った角刃の中細麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り314kcalとなっております。(塩分は6.7g)
カロリーは、鶏をベースに魚介出汁を合わせた後味の良いスープで、ノンフライ麺を採用しているせいか…かなり低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮しても高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり108g、麺の量は60gとのこと。
また、この“凄麺”シリーズはカロリーの内訳が記載されていないんですが…今回の後味すっきりとした“鳥中華”を再現したテイストからして恐らくスープは40〜60kcal程度で、特にスープの塩分が高めということもあって“塩分が気になる方へ!”といった注意書きが記載されています!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”や食塩をはじめ…
- 植物油脂
- チキンエキス
- 鰹エキス
- 動物油脂
- 鰹節エキス
- 調味油
- 昆布エキス
- オニオンエキス
- 鰹節粉末
- 香辛料
といった、鶏をベースに鰹や昆布など魚介出汁を合わせ、香辛料で味を調えた“蕎麦つゆ”にも似た醤油スープに仕上げ、具材に使用された味付鶏肉や揚げ玉、海苔などが雰囲気ある味わいをプラス、まさに“鳥中華”らしい後味さっぱりとした味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:ヤマダイ株式会社 本社工場(茨城県)
JANコード 4903088017082 原材料名めん(小麦粉(国内製造)、食塩、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、糖類、食塩、たん白加水分解物、植物油脂、チキンエキス、鰹エキス、動物油脂、鰹節エキス、調味油、昆布エキス、オニオンエキス、鰹節粉末、香辛料)、かやく(揚げ玉、味付鶏肉、ねぎ、のり、香辛料)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、かんすい、カラメル色素、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、膨脹剤、クチナシ色素、(一部に小麦・大豆・鶏肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (108g) 当たり]
熱量 314kcal たん白質 10.2g 脂質 5.1g 炭水化物 56.7g 食塩相当量 6.7g(めん・かやく2.4g/スープ4.3g)
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り後入れかやく、かやく、液体スープといった3つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの3パックとなっていて、特に液体スープに関しては鶏をベースに魚介出汁を合わせたことで、非常にサラッとした状態となっていたため、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
※冷たくしていただく場合は温める必要はありません。
また、麺はご覧の通りノンフライ仕様の角刃・中細麺が採用されていて、シリーズらしい生麺を思わせるかのような茹でたてのもっちりとした弾力や歯切れの良いコシが表現され、“鳥中華”を再現したキレの良い醤油スープとよく馴染むことで、一口ずつに感じられる美味しさ・満足度も一際大きく楽しめそうです!
調理してみた
ではまず、先ほどの“かやく”を入れてみます。
そして、かやくには…
- 味付鶏肉
- ねぎ
が入っています。
続いて熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで先ほどまでの中細麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはシリーズらしい茹でたて・生麺さながらのもっちりとした弾力や歯切れの良いコシが加わり、まだ液体スープや“後入れかやく”を加える前の状態ではありますが…鶏をベースに鰹や昆布など魚介出汁を合わせたことで後味すっきり・キレの良い醤油スープに仕上がり、生麺さながらの中細麺が絶妙にマッチしたシリーズらしいワンランク上の一杯…といった印象の出来上がりです。(麺が良い意味でゴワゴワとしていますので、この時点で軽くほぐしておくと良いでしょう。)
ではここに先ほどの液体スープを加えていきます!
すると…鶏や魚介の旨味を利かせた醤油スープがサラッとした状態でたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!そして風味としてはそこまで特徴ありません!
では、よーくかき混ぜてみます。
そしてスープが全体に馴染んだら最後に“後入れかやく(揚げ玉と海苔)”を加えて完成となります!
ご覧の通り“蕎麦つゆ”を思わせるサラッとした醤油スープで、割と透明感もあることから鶏の旨味に関してはあくまで旨味・コクを引き立てる程度のもので、もちろん濃厚なテイストではありませんし、これなら冷たいラーメンでも合いそうです!(ただ…やっぱり“和風つゆ”と黄色みがかった中華麺との組み合わせは慣れるまで違和感を感じますね。)
ちなみに“冷しラーメン”としていただく場合は、熱湯を加えて5分後に麺をほぐしてから湯切り口からお湯を捨て、再度冷水を注いで湯切り口から水を捨てる(これを数回繰り返す)。その後内側の線まで冷水を加えて液体スープを入れてかき混ぜ、“後入れかやく”を加えて完成となります。
食べてみた感想
一口食べてみると…割と醤油感・塩気が強くて鶏の旨味が魚介出汁を引き立てているものの、思ったほど出汁は控えめで全体的に落ち着いた仕上がりとなっており、それによって魚介出汁の風味が若干弱く感じられるわけですが、個人的にはもう少し魚介出汁を利かせた方が良かったような気もします!とは言え、これはこれでコク深くもキリッとしたシャープな飲み口が絶妙にマッチしていて奥深い味わいがじっくりと楽しめるかと思われます!
ただ、“後入れかやく”にはたっぷりの揚げ玉と海苔が使用されていますから、すすり心地の良い麺と一緒にいただくと、磯の風味や香ばしさなんかも際立って感じられ、風味豊かな“蕎麦つゆ”風のスープを存分に味わうことができるでしょう!…というかこの鶏と魚介出汁に“かえし(醤油ダレ)”をバランス良く合わせているので安定感もあって申し分ありません!現在でも山形県内の蕎麦屋などで提供されているのも納得です!
また、“山形鳥”には欠かせない味付鶏肉からも良い旨味が滲み出し、食べ進めていくに連れて旨味も際立っていき、後味すっきりとしていながらも物足りなさを感じさせない味わいがじんわりと染み渡り、特に変なクセもなく鶏をベースに魚介出汁を合わせた“和風つゆ”のようなテイストですから…かなり幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?
麺について
麺は、ご覧の通り角刃のノンフライ中細麺が採用されており、つるっと滑らかな食感や噛み応えのある強いコシを併せ持ったシリーズらしい本格感があり、お店さながらの生麺のような強いハリがあり、密度感のあるずしっとした重みがあって食べ応えに関しても抜群です!
そんな麺には、鶏をベースに魚介出汁を合わせたキレの良い醤油味のスープがよく絡み、動物系のコクや染み渡る出汁などが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る醤油ならではの芳醇な風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付鶏肉が入っていて、若干小ぶりではありますが…しっかりとした肉質を感じられる仕上がりで、ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出しているようでしたので、まずはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどコシの強い中細麺と一緒に味わってみると、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの豊富に使用された揚げ玉は後入れですが…すぐにスープと馴染んでしまうことでサクサク感はなく、揚げ玉特有の香ばしさやほどよい油分が滲み出し、一方の海苔も風味豊かな磯の香りを引き立て、この具材が加わることによってまるで“蕎麦つゆ”を味わっているかのような気分にさせます!
他にも、こちらの“ねぎ”が使用されていて、大きめにカットされたことでシャキシャキとした食感が心地良く、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の“蕎麦つゆ”のようなスープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、鶏をベースに鰹や昆布など魚介出汁をバランス良く利かせたことで“蕎麦つゆ”を彷彿とさせる醤油味の味わいに仕上がり、そこに別添されている“後入れかやく”を加えることで“鳥中華”には欠かせない揚げ玉や海苔による香ばしさや磯の風味が際立ち、まさに山形のご当地麺らしくメリハリの付いたテイストが最後まで飽きさせることもなく、特別変なクセもありませんから、万人受けするかのような一杯といったところ!
さらに、食べ進めていくに連れて具材に使用された味付鶏肉や揚げ玉からも良い旨味が滲み出すことで肉の旨味・香ばしさなどが際立っていき、食べはじめは割と軽やかな醤油味のスープですが、後半にもなると味に深みがプラスされ、山形県発祥の“鳥中華”ならではの味わいがカップ麺で気軽に楽しめることに間違いありません!(容器底には黒胡椒が溜まっているので、しっかりと混ぜながらいただいた方が良さそうです。)
まとめ
今回「凄麺 山形鳥中華」を食べてみて、山形県のご当地麺のひとつ“鳥中華”の味わいをカップ麺に再現した一杯には…鶏をベースに魚介出汁を合わせたことで“和風つゆ”をイメージさせる醤油味のスープに仕上げ、具材に使用されている味付鶏肉をはじめ、揚げ玉や海苔が旨味・風味を引き立て、後味すっきりとした味わいということもあって、ついついスープが止まらなくなるような安定感のある美味しさが心地良く、なんと言ってもシリーズらしい生麺さながらの食感を再現したノンフライ中細麺が絶妙にマッチした本格感のある一杯となっていました!
やはり“凄麺”シリーズは麺の仕上がりだけでなくスープの方も侮れませんね!しかも今回は別添されていた大量の揚げ玉と海苔によって“鳥中華”には欠かせない味わいを再現していましたから、思ったより本格的な美味しさがじっくりと楽しめるのではないでしょうか?
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